2014年06月12日(木)
花背出張所へ [雑用]
真樹が、夏休みに短期海外研修に行く事になった。真樹の出身高校の修学旅行は海外ではなく沖縄だった。沖縄が大好きな真樹が、その高校を選択した理由の一つがそれだった。私も、高校生が団体で海外に行って何の価値があるのかと思う。
ということで、真樹にとっては初の海外。もちろんパスポートも持っていない。パスポートをとるのに戸籍抄本が必要。うちの近所の静市出張所でとれると思ったらだめだった。うちのいなかの花背別所町からさらに5kmほど北の花背大布施町、花背出張所まで行かなくてはならなかった。
自宅からいなかの家が15kmちょっと。そしてそこから5kmほどなので、戸籍抄本を取りにけっこうなドライブ。小雨にぬれた景色はきれいだったけれど・・・。
帰りに父の家に寄った。
「おじいさん、元気か―。」
「あんまり元気なこともない。」
たびたび私の兄に、町の病院に連れて行ってもらっているらしい。
「もうじき沖縄に行って、那覇から名護まで70km、『平和・憲法九条』ののぼり背負って走るねん。去年もやったんやけど、風にあおられて疲れてしもうて55kmまでしか行けへんかってん。こののぼりはタスキでしっかりしばりつけんとあかんらしい。タスキがあったら貸してほしいにゃけど・・・。」
父はこうゆう話にはのってくる。年寄りばかりとの付き合いの中で、こんな話は刺激的だろう。父のいとこ、本家の勘六さんが69年前に戦死された沖縄だもの。特別な思いがあると思う。
タスキは見つからなかったが、父が戦時中(中国に出征中)身に着けていたあるものを預かっている。今回は、それを身に着けて沖縄を走ろうと思っている。
そうそう、写真じゃなくて、のぼりを背負って走るところを実際に父に見てもらったらいいかも。「あほー」て言うんかな。
「おじいさん、おじいさんの写真、ヨメさんに見せたら喜ぶし撮っていくわ。」
横顔なんか、昨日見た三國連太郎にそっくり。
兄もいて、3人で「ボケ」の話になった。
「ボクがボケたらな、お金を取られたとかはゆわんと思うけど、メシ食うてへんゆうてうなると思うわー。食い意地はっとるから。」
58歳の末っ子がボケる話を冷静に聞く92歳の父。
「へへへー」の世界です。
また、沖縄のみやげ話を楽しみに。
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【今日のきく】
1時半、ヨメさんが店に来て喜んでじゃれようと思ったらお客様が連続で。
欲求不満じゃー!
私もバイトで、もうかまってあげられへん。
明日の夕方から遊んだげるし・・・、かんにんな。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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