2008年06月24日(火)
赤羽有紀子選手を中心に [マラソン評論]
(2008年1月1日付京都新聞朝刊より)
「職業はママさんランナーです」と自ら誇りを込めて語り、レースが終われば至福の表情で1歳になった長女の優苗ちゃんを抱き上げる。海外では女子マラソンのラドクリフ(英国)ら出産後も第一線で活躍するランナーが増えているが、日本では赤羽が先駆者だ。昨年末には1万メートルで31分23秒27の自己ベストを出して、北京五輪の参加A標準を突破。五輪出場をはっきり視野にとらえた。
(略)
07年夏に世界選手権大阪大会が迫っていた。妊娠中は、出産後もすぐ走れるように、出産2日前までジョギングを継続した。「世界選手権の選考レースまでの日数を考え、出産後は1カ月で練習を再開しました」(夫・周平さん)。
選考レースで不振で世界選手権出場は逃したが、「世界」への思いは一層増した。
「子どもの存在は何事にも励みになる。走っている姿を見せたい」という思いから、レースには優苗ちゃんを連れてきてもらい、レース後に抱きしめる。「走ることが仕事で、これで生活している。子どもの将来も考えれば頑張るのは当然」とプロ意識にも拍車がかかった。
(略)
◎6月27日午後8時05分、日本選手権女子10000mがスタート。このレースで、北京オリンピック日本代表が決まる。出場予定選手は、以下のとおり。
(女子 10000m】
RNK・ナンバ-・競技者名・競技者名カナ・都道府県名・所属名・資格記録・自己ベスト (私の考えたオッズ)
1 52 渋井 陽子シブイ ヨウコ・東 京三井住友海上 31:19.73 30:48.89 4倍
2 21 赤羽 有紀子アカバ ユキコ・東 京ホクレン 31:23.27 31:23.27 4倍
3 236 福士 加代子フクシ カヨコ・京 都ワコール 31:30:94 30:51.81 3倍
4 36 脇田 茜ワキタ アカネ・千 葉豊田自動織機 31:39.32 31:39.32 5倍
5 184 宮内 宏子ミヤウチ ヒロコ・宮 崎OKI 31:42.86 31:42.86 6倍
6 183 宮内 洋子ミヤウチ ヨウコ・宮 崎OKI 31:50.45 31:50.45 6倍
7 83 杉原 加代スギハラ カヨ・三 重デンソー 31:54.59 31:47.60 7倍
8 84 清家 愛セイケ メグミ・京 都シスメックス 31:57.50 31:57.50 6倍
9 218 馬目 綾マノメ アヤ・埼 玉(株)しまむら 31:59.90 31:59.90 7倍
10 288 小ざき まりオザキ マリ・兵 庫ノーリツ 32:07.94 31:34.15 7倍
11 198 木さき良子キサキ リョウコ・大 阪ダイハツ 32:12.14 32:12.14 8倍
12 75 尾崎 好美オザキ ヨシミ・東 京第一生命 32:13.95 31:48.92 8倍
13 105 大南 博美オオミナミ ヒロミ・愛 知トヨタ車体 32:14.92 31:35.18 10倍
14 41 堀江 知佳ホリエ チカ千 葉・アルゼアスリ-トクラブ 32:17.31 32:17.31 20倍
15 81 平良 茜タイラ アカネ神奈川・パナソニック 32:18.28 32:12.67 20倍
16 171 松岡 範子マツオカ ノリコ・静 岡スズキ 32:21.26 31:49.89 7倍
17 53 扇 まどかオウギ マドカ・長 崎十八銀行 32:28.81 32:06.94 20倍
18 138 加納 由理カノウ ユリ・東 京SWAC 32:41.38 31:53.07 20倍
19 295 弘山 晴美ヒロヤマ ハルミ・東 京資生堂 32:45.76 31:22.72 10倍
20 257 堀越 愛未ホリコシ アイミ・群 馬ヤマダ電機 33:47.55 33:47.55 100倍
21 117 原 美紀子ハラ ミキコ・宮 城日本ケミコン 33:55.33 32:49.45 100倍
◎このレースの注目の的は、赤羽有紀子選手である。
先日、日テレの北京オリンピック前特別番組で紹介されてから、「ブログ炎上」状態らしい。
今回の出場予定メンバーを見ても、マラソン代表を目指して夢破れ「落ちてきた」イメージの選手が多い。その点、赤羽選手は初めから10000m一本ねらいであったと思われる。
私が赤羽選手を応援するわけ。
まず一番に、普通ぽいところ。渋井や福士の派手さとは正反対。地味である。顔に親しみが持てる。どこかでお見かけしたような・・・。
次に、娘の優苗(ゆうな)ちゃんが、うちの真樹の小さい時によう似とる。もう、それだけで好きになる。(8月で2歳だそうです。)
そして、よさげなだんなさん。あの献身的なサポート、とてもまねできない。
A標準記録を突破しているので、3位以内に入れば選ばれると思うのだが・・・。
さて、代表3人の予想は・・・。
「迷った時は、のぼり馬を買え。」 これが競馬の鉄則です。競馬と陸上競技を一緒くたにしたら怒られるかもしれませんが、案外この説は正しいかも。
思い起こせば、1978年6月の「高松宮杯」。その時4連勝中の「ヤマニンゴロー」。いくらのぼり馬とは言え、格下だと思われていた。ところが、ふたを開けてみれば、あれよあれよのぶっちぎりの圧勝。30年前のこのレース、おぼえている人はいるかなあ。
今回のメンバーで「のぼり馬」一番手は、松岡範子(スズキ)。6月1日に、男女混合レースとは言え、A標準を突破。31分31秒をたたき出した。さらに大化けする可能性あり。
シスメックスの清家愛も不気味だ。野口みずきといっしょに練習し、めきめき力をつけてきている。藤田監督との相性が合っておれば、こちらも大化けの可能性あり。
後は、脇田茜(豊田自動織機)。こちらも、小出監督の野望が残っておれば、一泡吹かせてくれるかも。
いいかげんな情報しか持たない私の、オリンピック選出オッズはどうでしょう。
10000点あれば、
赤羽有紀子さんに5000点(4倍で20000点)、
脇田茜さんに1000点(5倍で5000点)、
清家愛さんに1000点(6倍で6000点)、
松岡範子さんに1000点(7倍で7000点)、
京都の立命館大学出身の加納由理さんに1000点(20倍で20000点)、
沖縄石垣島・大浜中の入波平先生の元チームメイト平良茜さんに1000点(20倍で20000点)。
(加納さんと平良さんについては、3月9日名古屋女子マラソンの私のブログを見てください。)
この6人中1人でも2人でも選ばれれば、うれしい。
とりあえず、赤羽優苗ちゃん、お母さんをしっかり応援。赤羽周平さん、奥様をしっかりサポート、お願いします。(このお2人の顔を見たい方は、赤羽さんのブログへGO! )
赤羽有紀子選手のママさんランナー奮闘記
6月27日当日は、NHK総合テレビで生中継があるらしい。みなさん! 手に汗握って、しっかり見ましょう。(一応私の予想は、福士・赤羽・清家にしておきます。)
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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