パオパオだより

2011年06月15日(水)

「星守る犬」 -夫婦50割引- [映画]

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星守る犬 ミニタオル 600円

◎goo映画より

作品解説・紹介 - 星守る犬

 「大人が泣ける」と評判になった村上たかし原作の人気コミックを映画化。幼い頃に両親を亡くし、心を閉ざして生きてきた青年が、見知らぬ男の孤独死を目撃したことから、生き方を見つめ直す物語。これから少年らしい夢を見ようと言う年頃に両親を亡くした京介は、生きる目標を持てずに大人になった。そんな京介に、何もしないでただやり過ごすだけの人生よりも、高望みをして生きる「星守る犬」の方がいいと、祖父は教えるのだった。
 成熟しきった日本社会が抱える問題の間にジョーカーとなる犬を置き、人間の絆の脆さと対比させる手法が泣かせる。出演は、西田敏行、玉山鉄二、川島海荷ほか。監督は、『イキガミ』でも死について描いた瀧本智行。

■解説 - 星守る犬
 村上たかしの同名コミックを「スープ・オペラ」の瀧本智行監督が映画化。市役所職員が身元不明の男性と飼い犬の遺体の足跡を訪ね歩く中、自身の孤独な人生と重ね合わせていく。
 出演は「SPACE BATTLESHIPヤマト」の西田敏行、「ノルウェイの森」の玉山鉄二、「私の優しくない先輩」の川島海荷、「スープ・オペラ」の余貴美子、「高校デビュー」の温水洋一。

■あらすじ - 星守る犬

 夏。とある山中に放置されたワゴン車から、身元不明の中年男性と犬の遺体が発見された。だが、男性の遺体は死後半年を経過していたが、犬の遺体は死後1ヶ月しか経っていないことが判明。犬はなぜ、男のそばに寄り添って死んだのか……。
 市役所の福祉課に勤める奥津京介(玉山鉄二)は、偶然出会った少女・有希(川島海荷)と共に、死んだ男と犬の足取りを追う旅を始める。旅を進めるにつれ、その男・お父さん(西田敏行)が病気を患い、失業、離婚、一家離散、そして家を失い、唯一傍にいた愛犬・ハッピーと共に車で旅に出たことが明らかになっていく。奥津と有希の旅は、東京から北海道へ。お父さんとハッピーは、時に可笑しく、時に哀しく、旅の途中で出会った人びとに、忘れられない思い出を残していた。やがて、旅の終着点で、奥津と有希が見たものとは。そして、「星守る犬」という言葉にこめられた願いとは……。
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 「5年半もかかったわ。」
 「はあ?」
 「今な、ボク、55歳と半年やろ。夫婦50割引の対象者になってからずっと誘い続けて、5年半でやっと実現や。」
 「なにゆうてんねな。アンタひとりで好き勝手なことしてただけやん。誘われた覚えなんかない!」
 「そんなことないって、なんぼ誘ったか。ああ、長かった5年半。」
 「離婚するには、その倍の10年はかかるんかなあ・・・。」
 「やったー! それはあと10年は何とかだいじょうぶってゆうこと?」
 「あー、うっとし。65で放り出されたらみじめやでー。生きていけるんかいな。きくかてついてきーひんで。」

 初の夫婦50割引を使って見た映画のあとの、うちの夫婦の会話。なにやら、あやしい方向に・・・。
 よく考えてみると、10年後のきくは16歳。ほんとうについてきてくれないかもしれない。生きてくれているとは思うけど、もう動けなくなっているかもしれないし・・・。

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 ついこないだ真樹が見に行った映画「星守る犬」。これならヨメさんもいっしょに見てくれるかもしれないと思い誘ってみた。
 「泣く映画はかなん」と言っていたが、何とか承諾。
 新京極のシネラリーベで10時から。それに間に合うように、御池地下駐車場へ。駐車場に入ったのが9時43分。そこからかなり歩かなければならなかったので、けっきょくぎりぎりだった。

 真樹も言っていたが、この映画館は高齢者が多い。私ら、この中では若手の部類。
 こじんまりした映画館だったが、後ろ半分はうまっていたので入りはまあまあ。

 私は、犬が演技をしていているのを見るだけでうれしくなってしまう。もうそれだけでいい映画だと思ってしまう。
 「ハラスのいた日々」の中野孝次さんはその著書の中に書いておられた。「ほんとうの犬好きは、子犬ではなく成犬を愛する。」
 私もそう思う。人生で初めて飼うワンちゃんは、子犬ではなく事情がある成犬がいいと思う。それならよく聞く(この映画の中にもあった)「大きくなってかわいくなくなった」ということはありえない。世話をしなくなるということもない。
 そういう意味でも、この映画は犬をかわいく思えなくなった子に見てもらいたい。 

 真樹が号泣と聞いていたので、私も泣く用意はしていた。でも、泣くことはなかった。それは、主人公もワンちゃんも幸せだと思ったから。
 私の理想は、雑種犬に看取られて死ぬこと。ハッピーは秋田犬なのでそこがちょっとと思うが、死の瞬間にワンちゃんがいてくれるのがすごくうらやましく思った。

 「アンタは身につまされて、泣くどころとちごたんやろ」とはヨメさんの言葉。
 家族に見捨てられ無縁仏として処理されてしまう主人公を見て、他人事ではないやろうという意味。でも、家族に見捨てられても、愛犬に見捨てられへんかったらええんちゃうん。ただし、私の場合、愛犬にも見捨てられる可能性大。トホホー・・・。
 「めざせ、愛犬にだけは見捨てられない無縁仏!」

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 映画のあと、御池地下のゼストで昼食。
 茹で上げパスタの「五右衛門」さん。
 パスタ・サラダ・飲み物・デザートのCセット、1200円。細いパスタがおいしかった。

 お隣の本屋さんで本を買い合計3000円以上にして、3時間無料駐車券をゲット。4時間駐車で500円の支払い。
 二人で行くと、映画代も安いし交通費も安くつく。なっ、そやしまた二人で行こな。

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Posted by パオパオ   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

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コメント

 アスナロさん、コメントありがとうございます。
 夫婦だけで映画を見に行ったのは、子どもが生まれてから初めてかもしれません。ということは、20年ぶりと言うことになりますね。
 でも、ヨメさんは「そのことをあんまり書かんといてやー、仲がええと思われたらかなんし」とのこと。おー、見事な毒嫁ぶりじゃー。
 また誘ってはみるけれど、次はあるのかなあ・・・。

パオパオ 2011年06月16日 22時08分 [削除]

映画見るなど仲が良くて羨ましいです。アスナロはアスナロ日記でも、書いて居ますが、この三月まで一五年かかって、やっと話の出来る夫婦にまで来ました。でも今は園部社宅で、夜勤の準備中です。今度19日午後京都自宅に帰ります。玄関まで送って呉れた妻の作ってくれる夕食を食べに、、、パオ先生少しでも、仲の良い夫婦で居られる様にお互い頑張りましょう!!!

アスナロ 2011年06月16日 17時08分 [削除]

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