パオパオだより

2008年06月11日(水)

「さよなら。いつかわかること」 [映画]

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 水曜は、うちの店の定休日。
 やりたいことがいっぱいある。
 
 まず、京都駅ビルの旅券事務所へパスポートの受け取り。証紙を買って5分ほど待ったら、もう番がまわってきた。そして、5分ほどのやり取りで渡してもらった。申請の時の待ち時間の長さに比べ、あまりにもあっけなかった。
 「えっ、これでほんとにいいんですか。」と思わず言ってしまった。

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京都駅前

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 その後、四条烏丸の京都シネマへ。
 「さよなら。いつかわかること」のチケットを買い(私は会員なので1000円)、お昼を食べに地下へ。「COCON烏丸」の地下で食べるのは初めてだ。

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 お昼の割りに高いところが多かった。ラーメン屋さんがあったので入ったら、有名な「天天有」さんだった。ここなら、1,000円以下ですむ。
 ラーメン並とライス小、デザート付きで850円。とんこつスープだったが、うすい感じがした。最近からい系のラーメンが多いので、ちょっと物足りなかった。
 10分ほどで食べられたので、時間がない時には便利。

 さて、いよいよ映画館へ。

 チラシの作品紹介は以下のとおり。
 「ホームセンターで働くスタンレー。家族はしっかりものの長女12歳のハイディと8歳のドーン。母親は陸軍軍曹としてイラクに赴任中だった。スタンレーは母親を恋しがる娘たちとうまく接することができず、ぎこちなく食卓を囲む日々を重ねている。ある日、戦場から妻の訃報が届く。その突然の死を幼い娘たちにどう伝えたらいいかわからないスタンレーは、衝動的にフロリダにある遊園地まで車で行くことにする。畑でロードレースごっこをし、ホテルのプールで遊び、ショッピングを楽しみながら、フロリダまでの距離と時間を共に過ごすことで、3人は徐々に絆を深めていく・・・。遊園地で至福の時を過ごした後、覚悟を決めたスタンレーは浜辺で娘たちと向き合ったー

 100席ほどの部屋には、10人足らず。
 あらすじは知っていたので、落ち着いて見ることができた。それでも、最後に父が子どもたちの母の死を告白する場面では、涙が止まらない。
 泣いたらすっきりして何も残らないので、泣いたらダメ。それは分かっていても、子どもがからむともうあかん。
 お父さん役のジョン・キューザック、うますぎる。

 とここまで思って、はたと気づいた。
 この作品は、きれいすぎる。戦争の悲惨さを訴えるというよりは、母の死を子どもたちに告げる父のつらさをえがいた作品と言った方がよい。
 この作品から、大義名分のないイラク戦争に思いがはせるだろうか。戦死したアメリカ人の何倍ものイラク人が亡くなっていることも、今はもう忘れ去られている。
 実際にイラク戦争で母親を亡くした家族は、この映画のようにその後結束できるのだろうか。そうであってほしいと思うが、現実はもっともっともっと厳しいのでは。

 子役の二人も、デビュー作とは思えないくらいうまかった。でも見ている人は、そこで終わらずもっと奥深いところまで考えてほしい。現実に残された子たちの、心の傷がどんなものかを。

 泣いてさっぱりしたらダメ! 今もイラクでたくさんの人々が戦争で亡くなっています。

 

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