2010年11月02日(火)
落選者の弁 [雑感]
えー、わたくし、ペンネーム・ミズスマシヒーローは、このたびの「P社小説大賞」に見事に落選してしまいました。これは、すべて私の不徳の致すところであります。文学賞最高賞金額2000万円に目がくらみ、「ひょっとしたら・・・」と思い応募させていただきましたが、残念な結果に終わりました。
さて、大賞を受賞されました「さいとうなにがし」さん、おめでとうございます。あなたは、わたくしのペンネームとそっくりな芸名で俳優をされていたそうですね。今回のこの小説大賞には本名で応募されたとか。そして、大賞の賞金2000万円も受け取りを辞退されるそうですね。ああ、意味分からん!
2000万円なんてほしくないっていう意味?
それとも、なんか後ろめたいことでも・・・。
まあ、私のようにお金目当てで応募した者から言わせてもらえば、賞金の2000万円はしっかり受け取ってほしいです。そんな大金を受け取らないなんて、どうかしてるぜ!
確かに、応募の1285作品をP社社員13人で審査したというのですから、ちょっとどうかなあとも思います。また、ここ何年も大賞該当者なしというのもどうかなあという感じです。
審査した人すべてが、「さいとうなにがし」さんが有名イケメン俳優であったということは知らなかったと報道されています。でもねえ・・・。
賞のほとんどが、その会社のPRまたは利潤のために行われていることを考えると、ふむふむ。どこのだれだかわからない人に受賞してもらうより、話題性のある人のほうがいいに決まっていますよね。これは、ある意味、インサイダー取引と言ってもいいような・・・。
賞レースに美談は似合わないような気がします。
どこかのワイドショーのコメンテイターが言っていたように、「本当に実力を評価してほしかったと言うのなら、この時点で顔を出すのはどうなんでしょう」。
あっ、2000万円がいらないのなら、この小説大賞応募の第2位の人に譲るというのはどうでしよう。「Good idea」でしょう。
わたくし、第2位に入っているような気がしてしょうがないのですが・・・。
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【参考資料】
「真実は小説より…?感動“ヒロ”イン水嶋、秘密だらけ」 夕刊フジ 11月2日(火)16時57分
ポプラ社小説大賞を処女作「KAGEROU」で受賞した俳優の水嶋ヒロ(26)。日本一高い賞金2000万円を「多くの作品が生まれるために使ってほしい」と辞退したが、肝心の作品は、いったいいつ読めるのか−。
水嶋は芸名を伏せて、齋藤智(さとし)のペンネームで応募。1285作品から選ばれ、本名の齋藤智裕(ともひろ)として賞を受けた。
「報道を受けて書店、取り次ぎから『いつ発売されるんだ』と問い合わせが相次いでいる」
1日の発表会見で同社の坂井宏先代表取締役は、手応えを明かした。イケメン俳優の小説家転身第1作。文学賞としては歴史が浅く、認知度は低いとはいえ、話題性は十分で、今後のドラマ化、映画化など期待がふくらむところだ。
いったいどんなストーリーなのか。さっそく読みたいものだが、刊行予定については、「全く未定。急げば年内に間に合わないこともないが、担当編集者がじっくり手を入れることも考えると、いつ刊行されるか見通しが立たない」と同社。
それどころか、本の内容についても、なぜかトップシークレット扱い。 坂井代表は「自殺しようとした人を止めたが、それが人助けにつながらず…。SFとファンタジー、社会派が交じったような作品」とさわりを紹介しただけで、作品の一部抜粋はおろか、あらすじも“封印”とは、何とも不可思議。
さすがに、会見終了後には、文芸担当記者らが主催者に詰め寄り、「きちんと納得のいく説明をしてほしい」と迫った。明かされたのは、小説は「400字詰め原稿用紙338枚分」で、応募書類の職業欄は「空白だった」ということぐらい。
ベテラン文芸記者は「発表時点で受賞作を公表しない例は珍しくないし、新人を対象にした太宰治賞も公開されるまで期間がある。ただ、小説の内容まで箝口令が敷かれる理由が分からない。よほど外部に見せられない事情があるのか」と話す。
水嶋は、「小説のメインテーマでもある『命』をメッセージの軸にすえ、ひとりでも多くの方に大切なメッセージを届けたい」とコメント。
突然の発表→賞金辞退→発売日未定、というミステリーの結末は、どんでん返しが待っている?!
さて、じょうだんはさておき、本題へ。(小説大賞に応募などしておりません。)
私、本名(?)パオパオは、「丹後100kmウルトラマラソン」のブログコンテストに応募させていただきました。主催者様から「応募されたらどうでしょう」というメールをいただいたときは、あまり乗り気ではなかったのです。でも、応募されているブログを見せていただくと、「おっ、これならいける」と思ってしまいました。
31人の一番最後に応募。受賞は5名ですから、6倍の競争率。それでも、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と思っていました。それは、私の妻が「このレベルならだいじょうぶ。こんなことくらいで家族に貢献してもらわな、アンタは何の値打ちもないぞー」と言っていたからです。私の妻は、旅行券20000円分にお金を足して、家族旅行に行く計画を立てていました。
しかし、見事に落選。あーあ。
私の妻の分析によると、私の応募したブログには主催者様へのヨイショが入っていない。これは致命的らしい。でも、私はスポーツドリンク系は苦手だし、ウソは書けんわなあ。
でも、私の分析はちょっとちがう。「P社小説大賞」受賞者じゃないが、こちらのブログコンテストにも有名人が応募されており見事受賞。その方はこの大会にお仕事で来られていた方。それって、インサイダー取引のようなものではないのでしょうか。その人を落選させるのは、主催者としてもしにくかったのではとかんぐってしまいます。
ほとんどこの方の受賞が約束されていたとすると、30人で4個の席を争うことになります。競争率7.5倍です。これではねえ。
「P社小説大賞」のニュースを聞き、くやしかったブログコンテストの結果を思い出してしまったパオパオでした。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 3 )
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コメント
ゼファー750さん、智さん、あたたかいコメントありがとうございます。実は記事を書きながら、「パオパオさんらしくない。がっかりしました」というコメントが入らないかとビビっていました。私らしくないひがみっぽい記事でしたもんねえ。
この「落選者の弁」は、前から書きたいとは思っていたのですが、負け犬の遠吠えのような気がして書けませんでした。今回好都合なネタがあり、それに便乗させてもらいました。
「丹後ウルトラ」のブログコンテストも、運営責任者である坂本雄次さんやゲストの増田明美さんが応募されていたらどうされたのでしょう。とてもじゃないけど落とせませんよね。でも、ギャラが発生する人と15000円の参加費を払っている私らとを同じ土俵にのせること自体がおかしい。プロアマ交流会でもあるまいし。
コンテスト、コンクールなどは、何のためにやっているのか。私も今後はよく考えたいです。
智さん、長い長い名前の大賞、ありがとうございます。本気でうれしかったです。
パオパオ氏には・・・一読者がえらぶ・・・
『ありのままの家族の日常・感情を受け入れられるさらりしなやかさ大賞』
いかがでしょうかv(^o^)v賞金は…
はあーーー
このような裏が有ったのでしょうか?
なんか・・・
「夢の薬」と騒ぎ立てる人たちだけの対談だけ載せる、
どっかの国の専門誌ととてもよく似ていますね。
その結果が使わなくとも良い薬の使いすぎで、
薬害が・・・。
国民医療費高騰が・・・。
ビジネスチャンスなのでは有るのでしょうけど。
まあ薬とは違って死者が出たり、健康保険料が
上がったりと言う実害は無いようなので
ははははっ!