パオパオだより

2025年11月10日(月)

川内選手の目 [マラソン評論]

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 11月3日に「京都丹波ロードレース大会」があった。
 以前は「京都キャロット」の出張販売で行かせてもらい、必ずレースにも出場させてもらっていた。

 「京都キャロット」を店じまいしてからは行くこともなくなってしまった。
 Facebookを何気なく見ていると、「京都丹波ロードレース」にゲスト参加されていた川内優輝選手がくわしくレポートされていた。

     ◇     ◇     ◇

11月3日に京都府京丹波町で開催された京都丹波ロードレース振り返り

ハーフマラソンにゲストランナーとして出場し、1時間8分50秒で2位相当(表彰対象外)でした。
この大会にゲストランナーとして声をかけてくれた京丹波町役場の北村友也選手との新旧公務員ランナー対決は約1kmの大差で完敗でした。
地元の北村選手と同じくらい京丹波の方々に応援して頂いたにも関わらず、4分の1くらいしか競り合えず、気合いの入った走りをしてくれた北村選手にも申し訳ない結果でした。
しかし、現在の練習状況では、どう頑張っても北村選手の出した65分台では走れなかったので、「完治してからリベンジしよう」と思える清々しい結果でした。
また、起伏と風がある中で過去4ヶ月のハーフマラソンで一番速く走れたのは回復の兆しでもあり、次に繋がる結果でした。

また、起伏と風がある中で過去4ヶ月のハーフマラソンで一番速く走れたのは回復の兆しでもあり、次に繋がる結果でした。
京都府の中学駅伝や高校駅伝も開催される 丹波自然運動公園 が会場で、スタートとゴールの競技場は少し離れています。
しかし、公園管理棟と競技場の周辺に様々なブースが集約されているので、広大な公園の割にはメイン会場は比較的コンパクトでした。
種目によってスタート地点が違いますが大きな看板がいくつかあるので、注意すれば迷うこともありません。
参加者はハーフ・10km・5km・3kmなど全種目合わせても約2400人。
時差スタートで公園内のあちこちにトイレがあるため、メイン会場から少し離れれば、トイレの混雑もなく、ウォーミングアップもストレスなくできました。
私はメイン会場目の前の 京都トレーニングセンター に宿泊させてもらったので、部屋を行き来することもできました。
宿泊しているランナーは少なかったですが、1泊2食6000円〜で大浴場には水風呂もあります。
メイン会場やスタートのすぐそばに立地しているので、今年のスタート前のように土砂降りになっても自室に避難できます。
家族やグループで京都丹波ロードレースに参加するランナーの前後泊にオススメできます。
1人で泊まると通常料金の1.2倍〜1.4倍になりますが、インバウンド等で高騰中の京都市内に泊まるよりもはるかにリーズナブルです。
宿泊棟のHP↓
https://www.kyoto-tanbapark.or.jp/stay/page01.html...
宿泊しないランナーも11時〜15時まで大浴場を無料で利用でき、時間ギリギリの14時30分頃は適正人数で混雑もありませんでした。

レース前は土砂降りもありましたが、レース中は小雨が降ったり止んだりで気温は13度前後。
給水所も4ヶ所(3.5〜5.7kmに1回)あり、2回に1回は水だけでなくスポーツドリンクもありました。容器は紙コップです。
距離表示看板は5km毎で残り3km、2km、1kmもありました。
また、路面には1km毎にポイントが打ってありました。
コースはアップダウンが数回あるタフなコースです。
まず、スタートして一気に下ってから、一気に登り返します。
スタート直後からのキツい登り坂で一気に心拍が上がります。
坂を登り切って、公園の南門を左折して外に出ると、一気に下ります。
下りきってから右折して旧山陰道に入ると、緩やかに登っていきますが坂らしい坂はありません。
山陰道 ( 山陰街道 ) 須知宿の宿場町の雰囲気を感じながら、地域の方々の応援も受けられるので楽しい気持ちになります。
商店街のど真ん中で車を気にせずダッシュすることを楽しいと感じるランナーは楽しいと思います。
導観稲荷神社 の鮮やかな赤鳥居を右手に眺め、山陰道に別れを告げると宿場町から田園地帯の景色となります。
そして竹野小学校の先で折り返しです。
ここからは緩やかに下っていきますが、今回はこの折り返しからが向かい風でした。
私はここで北村選手に一気に離されてしまいました。
ここからは対面通行で走っていきます。
道幅はあまり広くありませんが、ランナーも多過ぎず、見通しの悪いカーブにのみ赤いカラーコーンを置くような工夫が見られました。
そのため、他の対面走行をする大会で時々あるような接触の危険性はほとんど感じませんでした。
直線もカラーコーンがあると圧迫感があるので、参加者が多過ぎない大会はカーブのみの設置が適切だと思えました。
須知宿を抜けると左折して、県道444号に入ります。
入ってすぐにキツい登り坂が出てきます。
長さと斜度及び出てくる地点などを総合するとコース上で一番キツく感じました。
ここから道幅は広くなりますが、5kmの部と合流するのと、坂の頂上付近で工事をしていて走路が狭まっていたので、少し混雑していました。
坂を登りきると緩やかに下っていきます。
ここからも向かい風は続きます。
左手に道の駅京丹波味夢の里兼丹波P.Aと塩谷古墳公園 を眺めた後、右手に延喜式内社 の 何鹿神社 を眺めると、5kmの部は右折して分かれていきます。
ハーフは県道444号を進んでいきますが、4回以上アップダウンを繰り返します。
給水所では学生を中心としたボランティアも応援してくれますが、宿場町と違って応援はまばらになります。
このあまり応援のない区間で太鼓でも有志バンドでもよいので「音楽の応援」や地元の小中学生の手書きの「応援の横断幕の掲示」等があるといいな、と思いました。
向かい風もあって、この区間はかなり失速しました。12-13kmは3'33もかかりました。
応援の多い瑞穂地区でぐるっとまわるような贅沢な折り返しをしてからは来た道を戻ります。
行きの逆のアップダウンの繰り返しですが、追い風のため3'13/kmペースまで戻すことができました。
途中からはハーフよりも手前で折り返した10kmの部を追い抜いていくことになり、少し道幅の狭さを感じましたが、追い抜きが重なった場面以外は問題なく走れました。
19km付近で左折してからは狭い道をクネクネと下り基調で進んでいき、公園に戻ってきてからは緩やかに登ります。
陸上競技場のゲートから入って、約300m走ってゴールという流れでした。
ゴール後はカラーコーンで仕切られた道をクネクネ進んでいき、水やスポーツドリンクを紙コップでもらえました。

※まだまだ続きますが、省略します。リンクの貼り方を忘れてしまって。ぜひ、川内優輝さんのFacebook(11月5日)を見てください。

     ◇     ◇     ◇

 マラソン大会のレポートはむずかしい。
 しかし、くわしくレポートするとすごく喜んでもらえる。
 この「パオパオだより」でも、多くのマラソン大会のレポートをさせてらった。初めてその大会に出ようと思っておられた方から、「大会の様子がよく分かってありがたい」と何度も言われたことがある。

 川内選手は、超一流の選手でありながら市民ランナーの目線を忘れていない。今回のレポートを見させてもらって、つくづくそう思った。
 いつまでもその目線を忘れないでください。

 私も、今まで出たことのない大会に出てくわしいレポートをしたくなった。
 いい大会、ないかなあ。

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