2020年07月23日(木)
カキツトレイルラン2020 [ランニング・出張販売]
10kmショートの部、44名完走中14位。
ロードレースなら上位3分の1に入るのは普通にあるのだが、トレイルランではいつも下位3分の1。
「今日はそんなにがんばったんかなあ」と思ったが、この「思わぬ上位」には理由があった。
さて、それは・・・。
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「一人出張販売+レース参加」シリーズ第3弾。
兵庫県たつの市の菖蒲谷森林公園でおこなわれる「カキツトレイルラン」に参加。
この大会も前の2回(芳賀、山の里)と同じく、ランニングハイの小野さんが主催。ただ、前の2回とちがってスタートが8時と早い。
朝4時半起きで4時45分出発。給油してコンビニに寄って食料調達。うちから158km、2時間10分。
私が到着したのは7時前だったのだが、もうほとんどの方が受付を済ましておられた。出遅れ感があったけど、もうこれ以上早くは起きられない。
ちょっと前の予報では雨だったが、直前の予報では曇り。
その通りになり、出店準備もすんなりとできた。
私たちを自転車で先導してくださる役の若林さんが、店をのぞきに来てくださった。
シューズの話になったのだが、初代ゲルフジがよかったとか、ホカオネオネは靴底の減りが早くて困るとか、話が合っておもしろかった。
「森林公園」というだけあって車がないと来れない。
前の2回はスタート地点近くに宿泊施設などがあったが、今回はトイレがあるだけ。
それでもレースを待っておられた方が多かったようで、8時スタートの28kmロングの部はにぎやかだった。
自転車で先導される方と打ち合わせをする小野さん。
曇り空で、そんなに気温も上がっていない。
雨が降り出す感じでもないので、この時期としてはいいコンディションと言える。
先ほどの若林さんの話によると、ロングの部は「よくこんなところを走らせるなあ」とあきれるようなコースらしい。28kmなのにゴール8時間制限ですから。1時間4kmペースで行っても7時間でゴールできるはずなのに。よっぽどすごいコースなんでしょう。
私が出る10kmの部のスタートは30分後。
その間に1kmだけアップジョグ。
今日のスタイルはこんな感じ。
シューズはいつものウェーブダイチ。
会場の下に池があり、そこにトイレがあった。
参加者数が少ないので、並ばずに使うことができた。
ロングに比べるとショートはその半分くらい。
でもその中に、4歳になったばかりのA君がお父さんとともに出場。
アナウンスによると、去年は3歳になるちょっと前に出場。ほとんどお父さんのおんぶと抱っこだっらしいが、しっかり二人でゴールされたそうだ。(お二人の写真アップは了承を得ています。)
スタート地点の上空にはドローン。
いったいどなたが・・・。
8時半、上り坂をスタート。
「京都キャロット」ののぼりが応援してくれている。
100mほど進んだところで後を振り返ると、私の後ろには10人ほど。
やはりわざわざここまで来られている方たちなので、速い方が多そう。
上り坂はすぐに終わり、下り坂になった。
得意の下りでちょっとだけ抜いた。
最初の1km、6分23秒。
アスファルトならこんなもん。
トレイルコースをどう走るかが問題。
しばらく走りやすい林道を進むと、大きな池に出た。
この池をぐるっと回ったところで自転車の先導は終わり。
その先はすごい上り坂。とても走れるようなコースではない。
前の人に離されないように、しっかり前を見て上って行った。(写真はブレブレ。)
上り区間はキロ12分超え。
その先は下りになったのだが、滑って滑って速く走るのは無理だった。「こけないように早歩き」という感じ。
4kmで最初のループが終わり。スタート地点の近くに戻ってきた。
ここで給水し、もう一つの大きいループに入る。
しばらく広い林道が続く。
ここでも何人か抜いた。
「こんなところに、役員さんが赤い服を着て応援してくださっている」と喜んだら、人形でした。
たぶん周りに群生しているのが菖蒲ですね。
走りやすいが、ちょっと飽きてしまう区間。
一番速く走った区間は、キロ5分半。
それでも前を行くランナーが捉えられなかった。参加者が少ないとこういうことになる。
途中でがけ崩れのようなところも通った。
こんな民家から離れた山の中に「棚田跡」。
それも相当古そう。年貢逃れの秘密の田だったんでしょうか。
走りやすい林道から険しい登山道へ。
その入口にエイド。甘いものなどがたくさん用意されていた。
エイドにおられたのは、たつの市の職員らしき方。大会に協力してくださっているようだ。
私のGPS腕時計で、8km、59分。
「ここから峠を越えるとゴールらしい。あと2kmということは、1時間20分くらいでゴールできるんちゃうん」とうれしくなった。もっとかかると思っていたので。
以前、このあたりに牧場があったらしい。
そのころは草原地帯やったんでしょうか。
ただ、またきつい上り坂でまったく走れず。
途中しんどくなって、自撮りタイムにした。
前も後も誰もおらんかったんで。
標高457m。
たいした山ではないのだが、ほぼまっすぐに登ってきたのでしんどかった。
この上り区間はキロ14分20秒かかった。
きれいな景色を見て、あとは下り。
木立の間から、ゴール前のテントが見えてきた。
アスファルトに出ると、ゴールは目の前。
「京都キャロット」のテント前を通過。
この大会では「山の里」に引き続き、女性MCさんが実況してくださっている。私のこともしっかり紹介してくださった。
ゴール、1時間19分53秒。
もっともっと時間がかかると思っていたので、早く戻ってこれてホッとした。どこも痛まなかったし、こけることもなかったし。
舌の池の回りをダウンジョグ。
「マムシに注意」がビビるけど。
しばらくして表彰式があった。
女子の1位の方には負けたが、私はその方の次にゴールしていた。
小野さんが来られたので、「私、男子34人中13位やったんですけど、どっか近道してしもたんかなあと思ったりして。」
「いえ、まったく問題ないと思います。実は先頭集団がまとめてコースアウトしてしまって・・・。」
「そうやったんですか!」
これで私の「思わぬ上位」の謎が解けた。
ただし、私も1回コースアウトしている。
得意の下りでスピードが出て、何人かを抜くことができた。ところがしばらくして気が付くと、オレンジのマーキングテープが見当たらない。いくら進んでも見つからないので、これはおかしいと思い引き返した。
この判断はよかった。「峨山道」で2km以上ちがうコースを走った経験もあるので。おかしいと思ったら、すぐ引き返すのがいい。
11時過ぎ、ロングの部のトップが帰ってきた。
なんと、最後の直線50mの争い。
3時間02分48秒と49秒で1位2位。
お二人とも、トレイル界では有名なランナーだそうだ。
女子トップは、3時間42分53秒でゴールの中島明日香選手。男子を入れても総合14位。
インドネシア在住で、世界中のレースに出場されているそうだ。日本に帰ってこられたのは久しぶりとのこと。すごい方が出ておられた。
あとでうちのテントにも顔を出してくださった。見てもらえそうなものがなくて残念だった。
12時過ぎてから、A君とお父さんが戻ってきた。
A君はしっかりとした足取り。
いいねえ、この後ろ姿。
インタビューに答えるお父さん。
「去年はずっとおんぶと抱っこでしたけど、今年は最初以外はずっと自分で進みました。」
えらいやんか。
恥ずかしがって何も言わんかったけど、A君がうれしそうな顔をしていてよかった。
このあと最終走者がゴールするまで、ずっと拍手で迎えていた。
4時までかかるかなと思っていたが、途中関門もあるので2時半ころが最終だった。
お客様は残念ながらお二人のみ。
まあ、これは仕方ない。
それよりも、10kmトレイルがしっかり走れたのがよかった。
手術前のいい励みになった。
8月9日の「グッドモーニングラン・万博」も出店させていただけることになった。8月3日が手術日なのでその6日後やけど、一応レースも申し込んどこう。
晩ごはんはにぎやか。
イサキの刺身がめっちゃおいしかった。スーパーで半額になっていて、200円ちょっとやったらしい。
まっちゃんトウガラシとまっちゃんお味噌もおいしかった。
今日はしっかり走ったので、なんぼ食べてもだいじょうぶ。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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