2017年01月29日(日)
第27回くみやまマラソン [ランニング・出張販売]
「藤井さん、絶対に5番に行くと思ってました。」
「えっ?」
10kmゴール後、記録証を出してもらって出てくると、私より1分ほど先にゴールしたそうへいさんが待ち構えていた。
「うーん、たしかに5人の中では5番のひとが一番べっぴんさんやったけど・・・。いやいやいや、チップ取ってくれはった係の人が『5番に行ってください』って言わはったから・・・。」
「またまた、キョロキョロ探してはったじゃないですか。」
10kmで死闘(?)を繰り広げてゴールした後の会話がこれですわ。記録証発行所のどの人が美人かとか。もうちょいレースの反省ぽいこと語れよー、お互い。
この大会は、「京都キャロット」の商売としてはマイナス。しかし、私が保持する唯一の戦力と言っていいそうへいさんに会え、こんなしょーもない会話も交わせる。
「そうへいさんは抗がん剤やね。」
家を6時15分に出て7時着。
受付が8時半からなので、出店の準備時間はたっぷり。
雨の心配もなくなったので、見やすくきれいに出すことができた。
受付に行くと、プログラムの印刷ミスか、私のナンバーカードのところに別の方の名前が。だいぶ待たされたが、このままで出場はだいじょうぶとのこと。
先週の「名護ハーフ」の失敗の理由が分からない。
強いて言えば、ウォーミングアップ不足?
今日はちょっと多めに。全部で4kmくらい。
会場近くのなじみのワンちゃんはほぼ全滅だが、このワンちゃんは元気だった。
たぶん2年前に写真を撮らせてもらった「ゆう」ちゃん。あの時「飼い始めて14年」とおっしゃっていた。ということは、もう16歳以上か。
来年まで元気でいてねー。
長いアップから帰ってくると、「最高齢参加者は、95歳の永田光司さん」のアナウンスが聞こえてきた。前に写真を撮らせてもらった、父と同い年のランナー。
よくお話をお聞きすると、大正10年2月生まれなので、学年でいうと1年先輩になる。「うちの父は、もう歩くのも大変になってしまいました。これからもずっと、元気に走られる姿を見せてくださいね」とエールを送っておいた。
さて、私の10kmは11時スタート。
今日は42分を基準に、「43分台に落ちたらいろんなことを考え直す必要がある」との思いでチャレンジ。
真剣モードだったので、カメラなしで走ろうと思っていた。ところが、朝ごあいさつに来てくださった中村智明さんが「ガチャピン」で走りますと言う。「そら写真とらんなんなー」ちゅうことで、急きょカメラ持ちランになってしまった。
10kmは1104人のエントリー。
私の「一般男子・60歳以上」の部だけでも148人。
すぐに緑の中村智明さん発見。
「ともあきさん、レース中にうまいこと撮れへんかもしれんし、今撮っときますわ。」
そうそう、この中村智明さんも私が保持する戦力と言ってもいいかも知れない。「マラソン界の錦戸亮」といつも言っているのだが、うちが出店している大会に出られるときは必ず会いに来てくださっている。今日も最初ごあいさつに来られた時、私はトイレに行って留守。すると、しばらく後でもう一度来てくださった。
「アンタのどこがええんか知らん、ようわざわざしゃべりに来てくれはるな。理解できんわー」とはヨメさんの言葉。
もっとヨメさんが理解できないのが、このそうへいさん。
「ヘンタイ仲間としか言いようがない。アンタのヘンタイグループに、絶対わたしを入れんといてや」とヨメさんはいつも言っている。
そうへいさんといっしょに30分台の最後尾からスタート。去年のそうへいさんのタイムが41分ちょっとだったので、せめて2kmくらいまではついて行きたいなあと思っていた。4分一桁で2kmまでで8分15秒くらいを目安に。
スタートから700mほどは私が先行。しかしそのあたりで追いつかれ、すぐに抜かれてしまった。1km地点で4分03秒。だいたい思い通り。先週感じた「スタートした時点で体が重い」ということもなかった。
2kmの手前に堤防に上がる坂があり、次の1kmは4分16秒。まあギリギリ合格。あとはこれ以上スピードを落とさないように、しっかり走ること。
折り返してきたランナーの中に、朝しゃべりに来てくださった「シゲちゃんパパ」発見。「京都キャロット」の上得意様なのだが、私は今日初めてお話しさせていただいた。足を痛めておられるのに「10km36分台が目標」とおっしゃっていた。ヨメさんからよく話は聞いていたのだが、そんな速い人やったんや。
遠くから着ぐるみが。
ガチャピン・智明さん。さすがに34分台ランナーは頭を出して走っておられた。きっとゆっくりなんか走ってられんのでしょうね。
そして、余裕のそうへいさん。
折り返し地点で私との差を測ったら、ちょうど30秒。
後半の目標は、そうへいさんの姿を見失わないように追いかけること。
さすがに最後のクランク手前の直線では姿がとらえられなかったが、それまでは何度もそうへいさんの姿が確認できた。そのおかげで、最後まで大崩れせず走り切れた。
4分03
4分16
4分16
4分17
4分24 21分19秒
4分17
4分17
4分18
4分15
4分17 21分25秒 42分45秒
(5km手前で写真を撮っていて数秒ロス。9kmがちょっと速いのは、堤防からの下り坂のせいだと思われる。)
42分45秒は部門第7位。6位までが表彰なので惜しかった。
まあ、それよりも43分台に落ちなかったのがよかった。今までなら、10kmの後半は前半より20秒ほど落ちることもあった。今日はそれが6秒ですんだ。「そうへいさん追っかけ効果」です。これで何とか、「老化」の「ろ」くらいで踏みとどまったと言えるかも・・・。
記録証をもらって出て来ると、ニヤリとしたそうへいさんの笑顔。
「やっぱり5番に・・・。」
ランネットの大会評価は、23項目にわたって細かく評価する。しかし、「大会スタッフに美人が多い」という項目はない。ヘンタイな私は、この項目が大会全体の評価の3割くらいを占めてしまうかなあ。
「くみやまマラソン」は、この項目があれば星五つ。ちなみに、「南紀日置川リバーサイドマラソン」、「伊江島マラソン」、つい先日の「沖縄100Kウルトラマラソン」なども私的には星五つです。
「今日は雨も降らず、冷たい風も吹かんかったのに、売り上げはさっぱりやったなあ」とヨメさん。
「最近、支払いがでけへんからゆうて仕入れを抑えてるからなあ。これだけ売るもんが少ななったら、売れんやろう。」
「くみやまマラソン」名物の豚汁を食べながらしみじみ。
毎年この大会で買おうと決めてきてくださっているお客様には気の毒な事をしてしまった。来年はもう少ししっかり品揃えをしますので、これに懲りずにまたのぞきに来てくださいね。
帰りには毎年寄る「らーめん幸樹」さんへ。
私はおすすめの「ぽんから定食」(750円+税)、ヨメさんはラーメンミニ(550円+税)。
おいしかったが、汁がからかった。
「ちょっと甘いもんでも買いに行かんとね」と、遠回りして岩倉のシャトレーゼへ。
店に入ったとたん、「あっそうや、そうへいさんにシュークリームもうたんや」と思い出した。今さら店を出るわけにもいかず、ケーキを買ってしまった。ちょっと贅沢してしまった。
「今日はそうへいさんと、中村智明さんと、シゲちゃんパパが励ましに来てくれはった。みんなボクのブログを読んでくれてはるから、よう分かってくれてはってありがたいわ。
あんまり親しくもない人は、すぐに『がんになっても治った人の話』するやろ。あれを聞くのが苦痛でな。ボクを安心させようとして言ってくれてはるのは分かるんやけど、ひとの病気の話なんかまったく興味ないわ。ひとそれぞれまったくちがうんやから。」
「そらそうや。アンタにはそんなことより、ヘンタイ話のほうが体にええわなあ。」
いやいやいや、そうへいさんはドンピシャとしても、あとのお二人はまともな好人物。決してこちら側の人ではない。パオパオグループに入れたら気の毒です(そうへいさんはええやろ)。
大会史上最低売り上げを更新しても、めげずにこんな会話をしている私たちでした。
次は2月11日の「出雲くにびきマラソン」。しょーもないことをしゃべる相手もなく、一人出張販売になる。「抗がん剤」的人間が現れてくれんかなあ・・・。
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【今日のきく】
小雨の中、お散歩へ。
途中で外人さんの親子に遭遇。お父さんはすごく背の高い方。子どもさんは2歳くらいかなあ、すごくちっちゃかった。
きくを見て「ワンワン、ワンワン」とさわりたそうにしていた。背の高いお父さんも、「ワンワン、ワンワン」と言って近づいてこられた。
「こりゃいかん。」
「うちの犬かみますにゃわ」は英語でどうゆったらええん?
「デデデンジャー・・・。」
その時はその言葉が思いつかんかった。でも、私が早足で通り過ぎたので大惨事にはならなかった。
「あー、あぶなかった。あせったー。」
これは、きくちゃんが草を食べて「ゲー」を上げているところ。
「あー、ちゅらい!」
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 4 )
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コメント
茂ちゃんパパさん、コメントありがとうございます。
「えらいボクのブログをくわしく読んでくれてはる人がいるわー」とヨメさんに言ったら、「あの人が茂ちゃんパパや」と教えてくれました。つまり、私はだれかも分からずしゃべらせてもらっていたわけです。
走りながら写真を撮るのは、慣れればどうってことありません。ただ止まってしまうと他のランナーの迷惑になるので、できるだけそのままのスピードでシャッターを押すのがむずかしいといえばむずかしい。時々何も写っていないこともあります。あとは、かわいいワンちゃんのハニートラップに要注意ってとこですか。
私の「くみやま10km」は、ほんとうにギリギリのところで踏みとどまったというところです。このコースは3年ぶりの出場だったんですが、3年前は41分07秒でした。だから、42分45秒を喜んでいるようではダメなんです。
5km20分切りは今も継続できているので、また10km40分切りに向けて少しずつ縮めて行こうと思います。
私の同年最強ランナーの北出さんは、今回40分切りでゴールされました。5kmくらいまでのレースならけっこういい勝負になるのに、10kmで3分近く差が開くとは・・・。
今年も1.5から100まで何でも走るつもりですが、どこに重点を置くか悩むところです。(がん治療のことをすっかり忘れています。)
こんにちは!
ほぼ毎日ブログを拝見させて頂いている茂ちゃんパパです!(^^)
久御山マラソンで初めてパオパオさんとお話できて嬉しかったです!(^^)
それにブログにも掲載して頂いて有り難うございました!
知らぬ間に撮られた盗撮写真(笑)の掲載もめっちゃ嬉しかったです!(^^)
足のトラブルがあったのですが、お陰様で何とか目標の36分台に入れて、40代の部で5位入賞もでき素晴らしい大会になったのも、キャロットさんで購入させて頂いたターサージール5が軽量で程良い反発に絶妙なクッションがあり故障あけの足にも抜群のパフォーマンスを発揮して感謝しております!※個人的なシューズの感想です。
それにしても、走りながら見つけて頂き写真を撮るのは大変ではないでしょうか?体力と言うか、見つける時の集中力の負担はかなり大きいと思うので、凄いな〜と感心しました!(^^;)
写真を撮りながら走らなかったら、入賞出来ると思われますが、パオパオさんらしいですね!(^^)
沖縄の大会では不調でしたが久御山では復活の兆しで、ブログ愛読者として安心しました!(^^)
老〇なんてまだまだですよ!
これからもブログも楽しみにしていますし、走りも応援してます!(^^)
そうへいさん、コメントとシュークリームありがとうございました。
宇治川マラソンの日は鍼灸の国家試験日のため、ヨメさんは来られません。その代わり、娘の真樹が沖縄から手伝いに帰ってきてくれます。「アグー豚」系のかわいい娘ですので、よろしくお願いします。
私は一人での出張販売になる可能性もあったので、レースには申し込んでいません。商売に専念。おもろなー。
そうへいさん自体が「抗がん剤」になっているので、それ以外にはなんにもいりませんよー。気使わんといてねー。それよりも、またヘンタイぽい話を期待しております。よろしくお願いしますねー。
いつも写真撮っていただき、ありがとうございます。
宇治川マラソンもお邪魔しにいきます。
「抗がん剤」持っていきますね。