2016年04月16日(土)
今日は文筆家 [雑用]
今日はバイトを休み、「ねっとわーく京都」の原稿書き。「書き」と言ってもパソコンパチパチですけど・・・。半額で53円になったパンをほおばりながら、パソコンパチパチ・・・。
しかしこのパソコンの調子が悪く、まず画面が開かない。何度もチャレンジしてやっと開く。と思ったら突然画面が真っ暗に。
「どうしたらええんじゃい!」とうなってもどうにもならず。パソコンの機嫌を伺いながらそうろっとパチパチしています。
一応原稿は雑誌2ページ分、2000から2200字程度。最近は2時間で書き上げるときもあったが、今日は3時間かかった。忙しくて、頭の中のコンピューターの蓄積がなかったからでしょうね。
ちなみに、「2016年5月号」(4月9日発売)掲載の連載第67回の記事は以下の通り。
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今年も、普通の車イスランナー・下山さんの伴走に東京へ行ってきました。3月13日、下山さんの地元で開催された「第2回かつしかふれあいランフェスタ」です。荒川河川敷を使うコースとはいえ、ハーフ3000名が一斉スタートなので車イスとの接触の危険性は大です。今年も去年と同じく、伴走するガードランナーを2名つけること、一般選手の最後尾からスタートすることを条件に「ハーフの部」に特別参加できることになりました。私は去年は一般の部に申し込み「勝手に伴走」させてもらったのですが、今年は2名確保が難しいようだったので初めから伴走者として参加すると下山さんに申し出ていました。
去年は長距離移動は必ず夜行バスを使われる下山さんをまねて夜行バスで東京入りし、伴走させてもらったあとは新幹線で帰りました。ところが新幹線往復とホテルをセットすると新幹線往復料金より安くなるツアーがあり、それで行くことにしました。なぜそんなに安くできるのか理解不能ですが、このおかげで体力を奪われることもなく、余裕で大会会場に着くことができました。
大会前ギリギリに2人目の伴走者が見つかり、結果として私を含めた3人で伴走することになりました。1人は去年も伴走してくださった方だったので、車イスの脇についてもらうことにしました。そして私と今回初めて伴走してくださる方の2名が、マラソン大会の先導バイクのよう に下山さ んの前を走ることにしました。今年は去年とちがい雨はだいじょうぶそうだったのですが、気温がかなり低く、去年の後半に苦しめられた強烈な向かい風も心配でした。
そういえば去年のスタート前、ゲストとして来られていた短距離の朝原選手とお話できたことを思い出しました。「普通の車イスランナーはシティフルマラソンから除外されていること、実績を作って大会に掛け合ってもまったく聞き入れてもらえないこと」などをお話しました。そして「ぜひ朝原さんにも下山さんの力になってもらいたい」と言いかけたとき、1キロの部に出られる車イスランナーが私の話の途中に横入り。「まだこっちがしゃべってる途中やろー」と言いたかったのですが、結局私の話は尻切れトンボになってしま いました。
ちょっと話がそれますが、ガードマンの仕事をしていると「駐車禁止除外指定車」の車への対応が頻繁にあります。そのほとんどがこちらの指示通りに動いてくださるのですが、中には「ガードマンの対応が悪い」とクレームをつけてこられる方もあります。「警察に通報する」と言ってこられた方もありました。あとでくわしく聞いてみると、自分の思い通りにならないといって若いガードマンに因縁をつけているとしか思えない状況でした。そんなとき、別のガードマン仲間が「その人は早くトイレに行きたくてイライラしてはっただけかもしれん。そう思っとこ」としょんぼりしていた若手ガードマンに声をかけていました。私もこんなふうに柔軟な対応ができるようにならないと。腹を 立てていても何もなりませんもの。
10時、「ハーフの部」3000人がスタート。意外とスムーズなスタートで、5分弱で全ランナーがスタートラインを通過。去年は10分待ったのですが、「もういいでしょう」と臨機応変にスタートさせてもらいました。そこから私ともう1人の方とで、「後ろから車イスランナーが来ます。すみませんが左端をあけてください。申し訳ありません。ありがとうございます」のくり返し。ほとんどの方が快く前をあけてくださったのですが、難敵はイヤホン付きランナー。すぐそばで大声でお願いしても知らんぷりでした。「マラソン大会はイヤホン禁止」にしてもらえんもんでしょうか。
また、お一人だけですがクレームがありました。「そん なに抜いて行くんだったら、もっと前からスタートすればいいのに」と。「いやいや、最後尾からスタートするというのが特別参加させていただく条件ですから・・・」と説明したかったのですが、もちろん走りながらは無理です。大会レポートを書いている私のブログでも見ていただければありがたいんですがね。
4日前にダウンして2日間静養していたという下山さんは、どういうわけか攻めに攻めて、川下に向かう10キロを去年より5分速い55分台で通過。今年は折り返し近辺でランナーが二重になるところがあり、ここは我らガードランナー3名の腕の見せどころ。ちょっとヒヤッととする場面もありましたが、事故なく無事通過。後半は川上に向かい、去年ほどではないにしてもゆるやかな向かい風。10から20ま での10キロは1時間3分ほどかかりました。そして、ハーフのゴールは2時間7分。去年より15分短縮。去年は強烈な向かい風にやられ青ざめた顔でゴールした下山さんでしたが、今年のゴールは元気いっぱいでした。
初めて伴走してくださった方は31歳のトライアスリート。「伴走がこんなに大変なものだとは知りませんでした。下山さんとの間があき過ぎるとそこにランナーが入ってしまうし、狭まりすぎると下山さんが走りにくくなるし、その加減が難しかったです。何度も振り返りながら走るって、かなり力がある者でないと無理ですね。」
ゴール後は、何人ものランナーが下山さんに声をかけに来てくださいました。「いっしょに走れてよかったです」と。
また、葛飾区役所の広報の方が取材にも来られました。今までのいきさつなどを下山さんが話されていたのですが、なんせお上品で控えめな下山さんですからまどろっこしくて。もちろん私が横から出しゃばって補足説明をさせていただきました。
下山さんの大目標は「普通の車イスで東京マラソン完走」です。今は大いなる助走ですが、目標実現に向けて協力し続けていこうと思っています。
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今月発売号は、字数オーバーで縮めることもむずかしく、けっきょく3ページ分取ってくださった。めんぼくない。
来月発売号(6月号)はその点を注意して、2100字くらいに収めたつもり。締め切りの18日になんとか間に合った。しっかり書いて、首にならないようにがんばらねば。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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