2009年03月16日(月)
第31回京都ロードレース・続き [ランニング・出張販売]
12時50分、いよいよハーフのスタート。
「アンタ、また走んの?」 スタート横で大会役員さんの仕事をしておられた法貴和美さん。
「なんぼでも走りまっせ―。まあ、ゆっくりね。」
「ゆっくり? そのわりには、えらい前に並んでるやん。」
「えへへー。そや、法貴さんの写真、撮っとこー。『大会役員一の美人』って、ブログに書いときますわー。」
「あかんて、そんなウソ書いたら・・・。」
この写真を撮ったのがスタート1分前。
スタートの瞬間を緊張して待ち構えていたランナーは、この会話にずっこけたかも。
私と法貴さんの関係は・・・。
5年前まで滋賀県に、「飯道山バイアスロン」という一風変わったレースがあった。スタート前にパチンコをしペナルティ分を走った後、飯道山という山を越え(15km)、ゴール前に吹き矢をしてまたペナルティ分を走る。
このレースで、私は何回も法貴さんと名勝負をくりひろげた。山の上りは法貴さんが先行、しかし下りで私が抜く、ところが平地に入ったところで法貴さんに抜き返され、そのまま負け。この抜いたり抜かれたりする場所が、どういうわけか毎年ほとんど同じところ。
この大会は10年続いたのだが、ほとんどこのパターンだった。つまり、法貴和美さんも私の昔のライバルだったのである。ああ、なつかし。
ということで、知らん人が聞いたらちょっと変な私とのやりとりもごかんべんを・・・。
今年のハーフの申込者は、796名(そのうち女子153名)。
狭いサイクリングロードでの一斉スタートは危険ということで、目標2時間を目安にA・B2つのブロックに分けられた。Aはサイクリングロード、Bは車道に近いところからのスタートとなった。
私は2週連続フルマラソンの疲れがほとんど取れていたので、Aの前の方に並んだ。キロ5分、ゴール1時間45分くらいで走れそうな気がした。
京都走ろう会の岩田さんが、例会の後、わざわざこちらまで応援にかけつけてくださった。てっきりおうちが近くなのかと思っていたら、高槻に帰るのを遠まわりして寄ってくださったのだ。
岩田さんは、私のブログのありがたーいファン。これは写真に撮っておかねば。マスクありとなしの2枚も撮ってしまった。
スタートを2ブロックに分け、スタート時の諸注意も徹底されていたようで、トラブルなくスタートが切られた。
一番心配だったのは、速く走れない初心者ランナーが前列に並び、まわりの速いランナーに巻き込まれてしまうこと。昔はこれがすごく多かったが、今はどこの大会でも少なくなってきている。これをされるとまわりも迷惑だが、本人が一番危ない。
最初の1.5kmを折り返し南に戻った時は、あ然とした。この大会は、いったい何? ほんとに、京都ロードレース?
この大会で、これだけの人が行き交う景色を初めて見た。絶景!
かなり後ろの方ではあったが、山嵜さんも楽しそうに走っていた。
このあと、山嵜さんとはすれちがうごとに声をかけあった。何回もすれちがえるコースは、これがあるからいいねえ。
最初の5kmは、23分43秒。想定より、ちょっと速い。でも、体がまったくしんどくないのでいいのかなあ。
走路員として、たくさんの方が動員されていた。
私を見つけて、「藤井さん、がんばって!」と声をかけてくださった方も多かった。
私が確認できたのは、京都走ろう会の吉田出さん、田村さん、塚本さん、・・・すいません、そのほかにもいっぱい。
北の折り返しには、ヒゲの原田さん。
「ヒゲ、撮っとこうっと」と言ったら、「余裕やなあ」と笑っておられた。
10km、46分53秒。この5kmが、23分09秒。さらにはよなってますがな。しかし、これでも楽々ペース。2週連続フルマラソンは、いい方に働いていますね。
本部前あたりにかわいい人発見。
「写真撮らせてください。かわいいし・・・。うちのブログに載せますし、見てください。お名前は?」
「坂本です。」
お気楽オッサンランナーは、レース中でもこれくらいのこと平気で言います。またヨメさんに怒られるかも。
あとでプログラムで調べたら、彼女が応援していたのは奈良の「RUNPERS」所属のランナーのようだった。まあ、こっちはそれに関係なく、勝手に応援してもらっているつもりで本部前を通過するのを楽しみに。
15km、1時間10分03秒。この5kmは23分10秒。すばらしい。
石川の山本利枝さん。
古くからのうちのお客様です。時々大会でお会いする。
今日も、私のちょっと後ろを走っておられた。山本利枝さんも、すれちがうごとにごあいさつ。かなりのスピードだったので、写真はうまく撮れなかった。
20km、1時間33分05秒。この5kmは23分01秒。また、はよなっとる。でも、残り1.1kmを5分切らないと1時間38分は切れない。
て言うか・・・。
目標1時間45分のはずやったのに、知らんまにもっと上をめざしてしもてた。
最後は飛ばしに飛ばした(つもり)。
ゴール、1時間37分47秒。
これは、去年の日置川マラソンを1分上回る好タイム。たぶん、ここ10年では最高のタイムである。(ちなみに、ハーフの自己最高記録は1時間20分19秒です。)
ゴール後、真樹に、参加賞の記念Tシャツを着た写真を撮ってもらった。品質はあまりよくはないが、このTシャツを着てレースに出ている人がたくさんいてホッとした。(このTシャツの発注に、京都キャロットがかんでいます。)
うちのテントのすぐ横で、子どもたちの元気な声。
荷物預かりの仕事は、子どもたちで切り盛りしているようだ。よう役に立つ子どもらや。
あちこちで、適材適所。多くの人が一生懸命働いておられる。
自治体や企業からの援助を受けず、一つのランニングクラブだけで運営している大会。多くの人の支えがあってこその「京都ロードレース」。今年は申込者が激増し、いろいろ心配したが、大きなトラブルやアクシデントもなく終わったようだった。
大会に関わられたみなさん、どうもありがとうございました。
親子3人でドリンク渡し係をされていた外峯さんとの会話。
「どうでした?」
「(1時間)37分。けっこう走れました。」
「足はだいじょうぶやったんですか。」
「うん。両足のつめが完全に取れてしもたからね。」
「えっ、それって走ってだいじょうぶ?」
「だいじょうぶたいじょうぶ。中途半端に残ってたら痛いけど、全部取れてしもたら普通に走れますよ。」
「へー。」
「大阪国際女子のハーフのクリア条件って、どれくらいでしたっけ。」
「あー、1時間半ですね。」
「そうか、あと7分かー。きついなー。」
「ぐるぐる回るコースじゃなかったらいけるんちゃいます?」
「そう? ほんなら、女装したら(大阪国際女子)出れるかなあ。」
「・・・。(心の中で、『ほんまにこのオッサンはアホですばい!』)」
チャンチャン! (これでおしまい)
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2009年03月15日(日)
第31回京都ロードレース [ランニング・出張販売]
今日、一番うれしかったこと。
谷角慶之さんの笑顔。
去年の10月、「京都鴨川ゆっくりラン」を見にこられていた時、「今、走れへんにゃわ」と残念そうに言われいていた。そのときはゲッソリとやせておられ、顔色も悪かった。
ところが、今日、血色のいい笑顔でうちの出店テントに顔を見せてくださった。こんなうれしいことはない。
ヨメさんに写真を頼んだら2回失敗。真樹に頼んでやっと3回目に撮れた写真。すいません、ちょっと疲れてしまいましたね。
でも、今日のようないい顔色が続けば、必ずやまた走れる日が来ると思います。待ってますよ。
朝、北の山は雪景色。冷えるとは聞いていたがここまでは・・・。ただし、朝冷えれば日中は好天に恵まれるはずだ。
出店の準備中、かわいいワンちゃんが横を通っていく。追いかけて、「写真撮らせてください」とお願いした。トコちゃんはすごく人懐こく、知らん人でも全然こわがらなかった。
小ぶりなワンちゃんで、飼い主さんは「小型の犬の方が長生きするらしいですね」とうれしそうに言っておられた。本当に長生きして、また来年も会いましょうね。
今年は、1451名の申し込み。
大会要項では受付は9時半からだったが、参加者が多かったためか9時からの受付になった。
気がつけば、今まで見た事がないような長蛇の列。もう、この辺が限界ですかね。
うちの出店テントに、ひょっこりと・・・。
私のいなか、花背別所町のご近所・藤井ユキヱさんの長女裕美さんご一家が。ダンナさん、中学生の息子さん、小学生の娘さんを含め4人とも走られるらしい。すごい。
裕美さんは、うちのヨメさんと5kmで対決。走り始めた人に負けんなよー、ますみちゃん。
とりあえず、あっちこっち人だらけ。
2003年・2004年は、500人台の申し込み当日参加400人台だったんですよ。そこから思えば、およそ3倍。このマラソンブームは、ちょっとこわい気も・・・。
12時05分、いよいよヨメさんが走る5kmがスタート。
5kmはうちのテントの横を2回も通るので、写真が撮りやすい。
うちのヨメさん、今日もピンクです。でも、よく似合ってて、とても○歳には見えません。
300mトラックを2周してから河川敷へ。
この周回が砂利道で走りにくい。でも、今日はヨメさんもめずらしくニコニコして走っていた。きっとポカポカの陽気だったからでしょうね。
30分ほどして、そろそろ帰って来るころだと思いゴール前に急いだ。帰ってきました。けっこう、真剣な顔して走ってるやん。決して変なランニングフォームじゃないよ。
ただし、タイムは32分27秒。去年と比べてどうなんやろう。
何とか、走り始めたばかりの裕美さんには勝った。面目を保ったね。(ヨメさん、46人完走中34位。裕美さん、36位)
「来年は、真樹も、5km走ろっかなー」と言っている。かあちゃん、負けんなよー。
(注)私のハーフの様子は、明日書きます。
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2009年03月11日(水)
能登和倉マラソン2009・まとめ [ランニング・出張販売]
マラソン大会では、その中の関係者一人の印象が大会全体の印象になってしまうことがある。
すごく感じのいい方とめぐり会えるとまたその大会に出ててみたくなるし、残念ながらその正反対のこともある。
「能登和倉マラソン」では、100人力の女性にめぐり会えた。
私がゴールするときも、「ゴール前ですごい声援やなあ」と思っていた。その声援が、ゴールのだいぶ手前から聞こえていたからである。ところが、ゴールしてしばらくして気がついたのだが、その声援は一人の女性が休まずずっと続けておられるものだった。
うちの出店テントはゴールのすぐ近くだったので、その女性の声援は最終まで続いていることが分かった。ヨメさんに聞いてみると、最初のランナーのゴールからずっと聞こえているとのこと。フルマラソンだけでも、ざっと4時間半(スタートから7時間制限なので)。すごい!
最終に近いころ、ゴールするランナーもまばらになったので、その女性を取材させてもらった。
「すいません、この横でスポーツ用品の出店させてもらってる者ですが・・・。」
「はい、ご苦労様です。」
「あのー、さっき写真撮らせてもらったんですが、うちのブログに載せさせてもらってもいいですか。」
「あらっ、ありがとうございます。」
「私も走らせてもらったんですけど、ゴール前で声援してもらってうれしかったです。うちのヨメさんに聞いたら、初めからずっと声をかけ続けておられるんですよね。すごくよく通るいい声で・・・。のどはだいじょうぶですか。」
「ええ、だいじょうぶです。」
「よろしかったら、お名前を・・・。」
「私? 体育指導員の大崎です。」
たぶん、ほとんどのランナーがこの方の声に迎えられゴールしたものと思う。できれば、来年もよろしくお願いします。そのよく通るさわやかな声を、また聞かせてください。
大会全体を通して見たら、どんな評価がされるだろう。
私も全体を見たわけではないが、十分合格点が出せるのではないだろうか。
昨年、この大会が実施されると知った時、一番心配したのが参加者数だった。一年前の私のブログで、「2000人をめざしてほしい」と書いたが、見事その通りの人数が集まった。これだけおれば、一人ポツンとなってしまうことがない。フルマラソンで大事なことは、「みんなでがんばって走っている」という感覚ではないだろうか。
実際、私自身も走っていて、とても篠山マラソンの5分の1の人数だとは思えなかった。
1kmごとの距離表示、上り坂の表示、5kmごとのラップタイム入りの記録証もよかった。エイドやトイレも十分とは言えないが、合格点はあげられると思う。
7時間の制限時間は長すぎるような気もしたが、役員さんやボランティアさんがそれでいいと言ってくださるのなら、いろいろな人に完走の可能性を残してあげたい。
この大会の「うり」、牡蠣フェスティバル。
今年から会場が変わったが、牡蠣フェスティバルは健在だった。
参加賞として牡蠣がついている。焼き牡蠣と生牡蠣が選べるのだが、ほとんどのランナーが焼き牡蠣の列に並んでいた。(もちろん私も)
牡蠣を焼いておられる役員さんの様子を見て、この大会で一番しんどいのはこの方たちかも、と思ってしまった。おいしい牡蠣、ありがとうございました。
7時間をだいぶ過ぎてから、最終ランナーが戻ってこられた。ここでも暖かい拍手。応援する側にとっても、願ってもないような好天だった。
今回の第1回大会の成功は、この好天の要素が大きい。
去年の「なかじま万葉の里マラソン」のブログにも書いたが、この時期は3回に2回は雪か雨。今年のような穏やかな天気は本当にまれであった。
今回は、午前中が曇り、午後からは晴れた。そして、ほとんど無風。これがありがたかった。これなら、7時間かかるランナーでも最後まで楽しく走れたと思う。
これが雪や雨、強風ではこうはいかん。役員さんボランティアさんもたいへんなことになる。本当に今年はラッキーだった。
さて、来年以降は・・・。
好天になる保障はなにもない。確率から言うと、悪天候になる可能性のほうが高い。そうなった時の大会運営がちょっと心配だ。
あのー、思い切ってもうちょっと開催時期を後ろにずらすという手もあるんですけど・・・。3月末なんかどうでしょうね。
【おまけ】親指だより
何回もむさくるしい足の指の写真を掲載して申し訳ありません。今までのいきさつ上、報告しておいたほうがいいかなー、と思って。
左の親指のつめは完璧に取れました。右はまだ根っこが残っていて引っかかると痛いです。下に新しいつめができつつあります。
これで、ミズノ・ウェーブLSDがコストパフォーマンスに優れたシューズであることが証明されたかな?
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2009年03月10日(火)
能登和倉マラソン2009・後半 [ランニング・出張販売]
このマラソンコースで一番きつい坂を登り、小さな峠を越え、その急な下りを下りきると目の前に七尾西湾の景色が広がった。
その25km過ぎの給水所が、なにやらにぎやかだった。大柄なカメラスタッフが、給水所係(?)の小さな女性をねらっている。
「うん? これは聞き覚えのある声・・・。」
なんと、松野明美さんが給水所を手伝っておられた。
プログラムには、渡辺康幸早大監督やダンディ坂野さんの名前は載っていたが、松野明美さんのことはひと言も・・・。
「写真、撮らせてくださーい。」
「写真だってー、みんなで撮ってもらいましょ。」
1枚目がも一つだったので、2枚撮らせてもらった。思いがけないところで、元気を分けてもらえそうないい笑顔をいただきました。ありがとうございました。
「能登和倉マラソン」は、おおざっぱに言うと七尾西湾左回り一周コースである。
ただ、前半に能登島内の折り返しがおよそ10kmあるので、ちょうど「篠山マラソン」の裏返しのようなコースだ。
前半の和倉温泉から能登島は変化に富んでいたが、後半の湾沿いのコースは坂もなく景色も変化に乏しいことが予想された。
能登島の二つ目の橋、「ツインブリッジ」を渡る手前の給水所では、野球部の部員たちが声を張り上げて応援してくれていた。「野球部は声出してなんぼ」の世界やからね。この応援は値打ちがある(お互いにね)。
このマラソンコースには、大きな坂が10ケ所あるらしい。それぞれの坂の手前には、その坂の説明が分かりやすく表示されていた。
「登り坂 9/10 500m」
これは、10ヶ所ある坂の9番目、上りが500m続くという意味だ。
この坂を上って下りたところに、松野明美さんがおられたわけである。
25kmは、1時間51分55秒。
この間もトイレに行ったので1分ほどロス。その割には、28分29秒なので健闘している。
ただ、トイレに行っている間に、着ぐるみ4時間ペースランナーに置いていかれてしまった。ここはあせらず、じわじわと追いかけることを心がけよう。
すぐ前を走るランナーの背中に「犬」の文字。近づくと、「捨」と「な」。
これは、しゃべらしてもらわなあかん。
ちょっとがんばって先行して、話しかけた。
「捨て犬を救う活動されているんですか。」
「はい、そうです。」
「写真撮らせていただきました。ブログに載せるので、見てください。『京都キャロット』と言います。」
「ありがとうございます。」
もっといっぱいしゃべりたかったのだが、もうすでにかなり疲れておられるようだったので控えておいた。でも、必ずこの方とはまた会えそうな気がする。
後でプログラムで調べると・・・。
「石川ドッグレスキュー・犬を捨てるな」のウェアで走っておられたのは、能登谷季典さん。本業は、金沢で「Casa mia (カーザ・ミァ)」というイタリアレストランをされているようです。
今度必ずお店にいかせていだきます。その時は、いろいろお話きかせてくださいね。
30km、2時間48分49秒。
このちょっと手前で、今日初めての「ピリッ」(コブラ返りの前兆)がきた。しかし、大事には至らなかった。
ほぼ4kmごとにあるエイドでは、必ず塩を取った。先週の篠山で塩が効くことを実感したので、思い切って毎回。塩、水、スポーツドリンクという並べ方はよかった。
ここら辺からボーとしだしてきた頭で、残りの距離と時間の計算。残り12.2kmを1時間11分で行けば4時間切り。キロ6分ではオーバー。何とか5分50秒を切るペースで・・・。
32km付近に、距離合わせのためか短い折り返しがある。そこで、4時間ペースランナーさんのアップ写真を撮ることができた。
その先の給水所でやっと追いつくことができたので、すこしだけしゃべらせてもらった。
「一つだけお聞きしたいんですけど、4時間中トイレいかなくてだいじょうぶなんですか。」
「ええ、だいじょうぶですよ。」
お名前(平野さん)もお聞きし、ブログに写真を載せることも了承していただいた。
私もペース走にはかなり自信があるのだが、長時間トイレをしんぼうするのがダメ。4時間はちょっとね。フルマラソンのペース走ができる人は、いろいろな意味ですごいです。
マラソンの後半にワンちゃんが少ないのは、なんで?
と言うか、私の犬センサーの精度が落ちているだけなんかも知れん。
なんとか、1ぴきゲット!
「大吉・オス・もうすぐ4歳」
「ラッキー」で始まり、「大吉」でしめくくり。なんと縁起のええこと!
これは絶対4時間切れる。まちがいない!
35km、3時間18分12秒。
残り7.2kmを42分。きついことはきついが、がんばろう。
ここからあとは、歩いている人を見るたびに、「走ったら4時間切れますよ」と言いまくった。それは、歩いている人にではなく、自分自身に言っている言葉だった。
40km、3時間47分06秒。
残り2.2kmを12分ちょっとで。気をゆるめず、走れー。
ゴール!
3時間59分14秒。やりましたー。
ゴールからうちのテントに向かうとき、三角美どりさんにバッタリ。
「折り返しで元気な声きかせてもらって、力がわきました」と言うと、よろこんでくださった。なんたって、「あとで、お店行きますー」やもんね。今日は「京都キャロット」のユニフォームを着ていなかったので、この様子を見ていた人は「なんのこっちゃろ」という感じやったでしょうね。
三角さんといえば、あの人の「でぇーえー」は強烈。「こんなのはくとぉーおー、お尻がはみ出してぇーえー、・・・」
褐色の弾丸・三角さんは3時間4分で2位。安定してます。
「4時間切ったでー。」
うちのテントに帰ってすぐヨメさんに報告したが、「なんやね、このオッサン。」で終わり。
特に何のケアもしなかったが、足の親指も体もなんともなかった。
私は対策を立てたつもりが逆効果という結果が多い。それなら、自然にまかせましょう。今回は、たまたまそれが見事にはまった。
篠山マラソンのゴール後より、今日のほうがよっぽど楽。
2週連続フルマラソンで20分短縮できるのなら、3週連続で40分短縮?
超超超久しぶりの3時間半も夢ではない?
こんなことをマラソンゴール後に真剣に考えている私は、やっぱりアホですばい!
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2009年03月09日(月)
能登和倉マラソン2009・前半 [ランニング・出張販売]
トップの写真は悩みました。
?朝、声をかけてくださったお客様、?ホテルから着物姿で応援してくださった従業員さん、?能登島大橋を渡るランナー、?毎度おなじみのワンちゃん、?ペース走を務めておられた着ぐるみランナー、などなど。
これらの有力候補を抑えて見事選ばれたのが、上の写真の「報道船」。
これは、他の大会ではなかなか見られないのではないでしょうか。のんびり走っているときに、船がグングンこちらに近づいてきてビックリしました。
こういう海沿いのコースなんですから、海からの応援もあればうれしいです。ぜひ来年はお願いします。
朝、商品をすべて出し終わったころ、一人の女性ランナーが声をかけてくださった。
「いつもブログ見せてもらってます。これ、真樹ちゃんにあげてください。」
「あっ、ありがとうございます。今、真樹、車で寝てるんですわ。」
しばらくして、真樹が手伝いに来た。
「真樹。真樹にって、なんか持ってきてくれはったよ。」と、ヨメさん。
「オバちゃんやったから安心し。オッサンやったらちょっときーつけなあかんけどな。毒は入ってへんと思うで。」と、私。
真樹も、「なんやろう」という感じで、ていねいにていねいに紙包みをあけていった。中から出てきたのは・・・、チョコボールと梅干(真樹は梅干が好き)。そして、お手紙もそえてあった。
手紙の内容は聞いていないが、最後に書いてあった言葉だけは教えてくれた。「『毒は入っていません』やって。」
私が言った言葉がそのまま書かれていたのでおかしかったようだ。真樹は笑っていた。
石川福井は、真樹が生まれる前からずっと出張販売に来ているところ。小さいころの真樹を知ってくれてはるお客さんは、真樹のことを我が子のように心配してくれてはるんやろうね。ほんとうにありがとうございます。
実は、私のラン用のウェアを全部忘れてきてしまった。この時期は天候の変化が激しいため、ランシャツから長Tまでいろいろと用意していたのに・・・。
仕方ないので店の商品を試着させてもらったが、どれもしっくり来ない。けっきょく、真樹の、「いつもみたいなかっこにしといたら」というアドバイスに従うことにした。
やっぱり、下はランパン。タイツはどうもにが手です。上は、長Tか半そでか迷ったが、着慣れている半そでにした。ただ、ハーフジップシャツがあったのでそっちにした。前ジップで体温調節ができて便利。
シューズは先週に引き続き、ミズノ・ウェーブLSD。先週足の親指が腫れ上がったのなら、普通シューズを変えると思うでしょう。
おっとどっこい! 私は変えません。
先週はいきなりの42kmで足がビックリしただけのこと。こんなことくらいでシューズをコロコロ変えていたら、私のおすすめを信じてこのシューズばかり5、6足買ってくださった長野のYさんに申しわけない。今日のレースは、そういう意味でもだらしない走りができない。
10時、フルマラソンがスタート。
2000人の割にはスムーズなスタートだった。私は、あつかましくも3時間台のところに並んでいた。一応、3時間59分目標やからいいですよね。
左手のホテルを見上げると、5階あたりに着物姿の従業員さん。いいですねえ、これでこそ和倉温泉。
静かに一斉スタート。
スタートラインまでは、わずか26秒だった。
能登島大橋を渡り、もう少し行ったところが5km。27分29秒。
先週よりちょっと遅いが、今日は速い遅いではなく、この痛々しい親指で最後までしっかり走れるかどうか。それが問題だ。
「足の親指が心配心配」と思いながら走っていると、へっへっへっへっへー。かわいいワンちゃん、みっけー。
「ラッキー・オス・7歳」
ここで、私は今日の完走を確信した。なんちゅうたって、初めて会ったワンちゃんが、「ラッキー7」なんやから。
その先、小さな峠を越えたところの一軒家。
多くの家族に見守られている白くてかわいいワンちゃん発見。
「やすぺえ・オス・もうすぐ1歳」
能登島は篠山とちがって、オス犬が多いんかなあ。
このおうちは一軒家で分かりやすいし、ワンちゃんもまだ1歳やったら、来年以降も何べんも会えるかもね。
第1折返し地点から少しのところにトイレ。「小」の方にも2、3人並んでおり、ここで1分20秒ほどロス。もったいないけどしょうがない。
その少し先が10km。57分01秒。
先週よりだいぶ遅くなったが、しっかり走れているだけで十分。今のところ、どこかが痛くてたまらんというようなことはない。足のつめも、坂の下りは開いてビリビリするが、何とか走れんことはない。
走路員をしてくださっている役員さんの車の中に、かわいいワンちゃん発見。
「りゅう・オス・歳は分からん」
この「歳は分からん」というところがミソですね。そういうワンちゃんは捨て犬だった可能性が高い。もう少しくわしく聞けたらよかったんやけど・・・。お仕事中ですからね。
折返しの近くでワンちゃんに会うと、「帰りも会えるな」と期待する。
「やすべえ」も「ラッキー」も、ちゃんと待機してくれていました。
私が、「もう一回写真撮ります」というと、両方とも飼い主さんがワンちゃんをカメラの方に向けてくださった。すいません。ラッキーちゃんなんか、首がしまりかかってた。ごめんね。
能登島大橋に戻る手前の三叉路付近が15km。1時間23分26秒。この5kmは、26分25秒。これはちょっと速すぎるー。後半がもたんぞ。
前にちらちら見える着ぐるみランナーが気になっていた。背中になにやら文字も書いてある。
やっと追いついてよーく見てみると、「4h Pace」。そうか、ペースランナーやったんか。でも今日は風がないので、体感温度が高い。この着ぐるみで4時間のペース走ができるということは、相当の実力の持ち主。どこかでお話できればいいんやけど・・・。いや、お仕事中でしたね。
特養ホームのおじいちゃんおばあちゃんが大勢応援に出てくださっているあたりが20km。1時間51分55秒。
そのあとの中間点が、1時間57分50秒。先週といっしょのタイムまで挽回。でも、先週は後半ダダ崩れになってしもたんよねー。
ツインブリッジを渡る手前にかわいいワンちゃんがつながれていた。勝手に写真撮って、勝手にさわってと・・・。
ワンちゃんのほうも大歓迎。「うぉんうぉん」いってよろこんでくれた。(このワンちゃんもオスでした。)
前半は、上出来です。
さて、後半はどうでしょう。
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2009年03月08日(日)
能登和倉万葉の里マラソン2009・速報 [ランニング・出張販売]
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