2010年04月26日(月)
「長距離走者の孤独」 [時事]
今日は、マラソン関係のニュースが目白押しだった。
?松野明美氏熊本市議に
熊本市と熊本県植木町の合併に伴う同市議増員選挙(定数2)が25日投開票され、元マラソンランナーでタレントの松野明美氏(41)が、立候補5人のうち2番目の得票で初当選を果たした。松野氏は同日午後10時半ごろ、事務所で当選の一報を聞き「スポーツマン精神で真っ向勝負をした。これから全力で頑張りたい」と抱負を述べた。
?土佐さん長女出産 「お産はマラソンより大変」
女子マラソンで2度の世界選手権メダリストとなり、昨年3月の東京マラソン3位を最後に第一戦から退いた土佐礼子さん(33)が25日、第1子となる3210gの長女を出産したことが分かった。チーム関係者によると、母子ともに健康という。
土佐さんは自信のブログで「お産の苦しみは想像以上でした。マラソンの苦しみを何度も乗り越えてきましたが、今回ばかりは心が折れそうになりました」と報告した。
?赤羽6位、自己ベストを大幅更新…ロンドン・マラソン
◆ロンドン・マラソン(25日、ロンドン市街コース) 小雨の中でレースが行われ、女子は日本の赤羽有紀子(30)=ホクレン=が2時間24分55秒の6位に入った。優勝は2時間22分0秒でゴールしたロシアのリリア・ショブホワ(32)。主婦ランナーの小崎まり(34)=ノーリツ=は9位、2009年ベルリン世界陸上銀メダルの尾崎好美(28)=第一生命=は20キロ手前から遅れ始め、2時間32分25秒の13位に終わった。男子はエチオピアのツェガエ・ケベデ(23)が2時間5分19秒で優勝した。
赤羽が復活の糸口をつかんだ。33キロ過ぎ。ショブホワらのスパートについて行くことはできなかったが、2時間24分55秒の6位と、自己ベストを1分近く上回るタイムでゴール。世界歴代4位のイリーナ・ミキテンコ(ドイツ、途中棄権)、ベルリン世界陸上女王の白雪(中国、8位)ら強力なライバルに先着した。
昨年のベルリン世界陸上ではレース途中に脱水症状を起こして31位と惨敗。再出発を誓った今年1月の大阪国際では直前に左ひざを故障したことが響き、39キロ付近で途中棄権となった。それでも「2010年はマラソンと向き合う年」と、実家にまな娘・優苗ちゃん(3)を預けて、2月の日本代表のニュージーランド合宿から、徳之島、奄美大島と合宿を精力的に組んで強化に励んでレースにつなげた。
「自己ベストを出せて恩返しができた」と夫の周平コーチ(30)に感謝したママさんランナー。2年後のロンドン五輪へ二人三脚を続けていく。
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人生いろいろ、ランナーもいろいろ。ニュースもいろいろやなあと思っていたら、私にとっての大きな訃報が・・・。
■アラン・シリトー氏(英国の作家)
AP通信によると、25日、ロンドンの病院で死去。82歳。家族が明らかにした。死因は明らかになっていない。
28年3月、英ノッティンガム生まれ。14歳で学業を離れ、工場で働いた後、英空軍で勤務。50年代の「怒れる若者たち」の一人と称され、若者たちのやり場のない怒りや反抗などを描いた「土曜の夜と日曜の朝」(58年)と「長距離走者の孤独」(59年)はいずれも映画化された。
私がこの本を読んだのは20歳くらいのころかな。もう35年ほど前のこと。当時、まだよい子ちゃんだった(?)私には衝撃的な内容だった。
「この小説は、よい子ちゃんをあざ笑っている」と思ったもんです。ぜひ読んでみてください。
今日思ったのは、松野さん、土佐さん、赤羽さんは、「長距離走者の孤独」を読んだかな」ということ。専門バカではなく、幅広い教養を身につけたランナーであってほしいなあ。
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2010年03月02日(火)
私が選んだバンクーバーMVP [時事]
◎「石田正子5位!日本距離界の歴史塗り替えた」 (スポーツニッポン 2010年3月1日)
スキー距離は女子最終種目の30キロクラシカルを行い、石田正子(29=JR北海道)が五輪の距離で日本勢史上最高の5位入賞を果たした。悲願のメダルには届かなかったが、上位集団に食らいつき、1時間31分56秒5でゴール。02年ソルトレークシティー五輪男子50キロクラシカルの今井博幸の6位を上回った。夏見円(31=JR北海道)は31位だった。
ゴールの瞬間、両手を突き上げた。日本距離勢で最高の5位。岡本英男コーチ(39)も「やったね」と飛んできた。しかし、狙っていたのは日本距離史上初の五輪メダル。石田は「すみません。3番に届きませんでした」と真顔で答えた。
10キロコースを3周する雨中の消耗戦で、2度スキー板を交換した。1回目の5キロでは止めワックスが合っていないと判断。32位に後退も「焦ったら駄目だと言い聞かせて」先頭集団に食らいついた。2回目の20キロで集団から遅れたが、25キロを8位で通過すると徐々にペースアップ。「(筋肉に疲労物質の)乳酸がたまらない、一番速いスピードを確認しながら走った」。10キロフリー金メダルのカッラ(スウェーデン)らを抜き去って3つ順位を上げ、「絶対に追いつけると思っていた。やれることはやった。満足です」と振り返った。
ラストの瞬発力は夏見との練習の成果だった。トリノ五輪後、岡本コーチは中長距離に強い石田と短距離専門の夏見をあえて一緒に練習させた。「(最後の)仕掛けるタイミングや技術は、夏見と一緒にやってきたからこそ。練習は裏切らないですね」と笑った。
北海道・旭川大高時代から大器と期待されながら、世界の壁を破れなかった。転機は07年夏。海外勢と体幹の使い方に差があると気づき、腹筋の下部を意識するようにした。軸がぶれない効率的な滑りを身につけ、昨年3月のW杯30キロクラシカルでは中長距離種目で日本人初の3位に入った。
日本では注目度の低い距離をメジャーにしたかった。前日練習でわずか記者2人の状況に「本番はもっと来てくれますかね」と不安げだったが、5位入賞で見返した。「あとはメディアの皆さんの力で何とか…」。ちゃめっ気たっぷりのPRだった。(武田 政樹)
◆石田 正子(いしだ・まさこ)1980年(昭55)11月5日、北海道美幌町生まれの29歳。旭川大高―日大―JR北海道。09年世界選手権の団体スプリントで夏見円(JR北海道)と組み、五輪、世界選手権を通じて日本勢史上最高の4位。同年W杯トロンハイム大会30キロクラシカルで日本勢中長距離初の3位。1メートル61、54キロ。
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バンクーバーオリンピックが閉幕。
オリンピックマニアの私としましては、私なりの総括をしたいところ。それには、MVP選びがいいですかねえ。
一般的には、メダルを取った5組から選ぶところ。まあ、メディア受けするのはやっぱり浅田真央選手ですか。
個人種目より団体種目が好きな日本人なら、スピードスケート女子団体追い抜きチームかな。例の「0.02秒差、惜しい!」っていうやつ。
でも、私はやっぱり「クロカン」。
真夜中に3回も起きてライブ映像を見たが、前半戦はことごとく惨敗。もう体力が続かなくなって見られなかった終盤に、やってくれました。
「女子30kmクラシカル、石田正子選手5位入賞」
あー、起きて見ときゃよかった。残念無念。
私が選ぶ日本人MVPは、石田選手で決まり!
日本ではマイナーなクロカン選手にも、ちょっとはスポットが当たったかな。
京都でがんばってる高校生(男子は大谷、女子は光華と同女)にも大きな励みになったことだろう。
中学校(京都市立花背第一中)時代クロカンをがんばっていたうちの廉も、少しは日本の選手の結果を気にしていたようだし。
京都出身の選手が、冬季オリンピックで活躍するような日が来たらいいのになあ。
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【おまけ】 中3の藤井廉選手 (2007年・クロカン京都府代表)
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2010年02月26日(金)
当事者・中野さんに聞いてみよう [時事]
おとといの朝刊の1面トップ記事には、ビックリぎょうてん!
「JR不採用 与党と公明が解決案 270億円支払い 230人雇用」
1987年の国鉄分割・民営化から丸23年が経ち、24年目に入ってしまった「JR不採用問題」。この日の新聞の記事を読む限りは、かなり国労側に配慮した解決案のように見えた。
ただし、これはあくまでも「案」の段階の話。
それと、「JRに法的責任なし」という点は以前とまったく同じのようだ。この点にこだわられる組合員さんがおられるのは、当然であると思う。もし私が国労組合員だったら、その点にこだわり続けそうな気がする。
現時点での国労の中で、この「解決案」の評価はどうなのだろう。せっかく国労の中野勇人さんとお知り合いになれたので、昨日の夜メールでお聞きした。
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「喜んでいいんですよね」
京都の藤井です。
先日はいろいろとありがとうございました。「東京ばな奈のレーズンサンド」、子どもたちが「うまいうまい」と言って食べていました。
ヨメさんも、同世代の中野さんと話ができてうれしかったようです。初対面の中野さんに、「そうやん、なあ」とかなれなれしく言っていたのにはまいりましたが・・・。調子のええヤツです。
昨日の朝刊のニュースにはビックリしました。これは素直によろこんでいいんでしょうか。
私にとって「JR不採用問題」は、実質去年の12月16日に始まったようなもんです。これから勉強していこうと思っていた矢先に急展開で、戸惑っています。
今日、映画「人らしく生きよう」がどこかで見られないものかとパソコンで検索してみました。3月6日に東京で上映会があるようですが、それ以外は見当たりませんでした。もし、関西近辺で再上映されることがありましたら教えてくださいね。
検索していて分かったのですが、「人らしく生きよう・パート2」には中野さんや中野さんの長男さんが出ておられるんですね。これも、ぜひ見たいです。
昨日、「第2回勝手に国労応援ラン」として山科駅まで往復しました。次回(3月24日)は自宅より北にあるJRの駅まで走ろうと思っているのですが、ちょっときついです。うちより北となると、亀岡よりもまだ北の殿田駅とかになるんですよねー。これ、片道で40km超えます。帰りは電車やね。さて、どうなることやら・・・。
◎中野さんからのお返事
(私信は公開しないのが原則ですが、今回は特別に掲載させていただきます。ご本人の了解を得ています。)
藤 井様
こちらこそ大変お世話になりました。「第2回勝手に国労応援ラン」もありがとうございました。
24日に報道された解決案のたたき台は、私たちがこれまで政府に要求していた「雇用・年金・解決金」の3本柱にほぼそったもので、入り口としては認められます。ただ、これが政府に提出され、出口のところでこの解決をよしとしない方々に、たとえばお金だけですとか、内容が後退させられる可能性が大いにあります。お金だけということになれば、政治解決をきっぱりとあきらめ、最高裁で勝負するしかありません。
いずれにしましても年度末が大きな山場となります。私たちも待っているだけでなく、支援の皆さんのお力を借りながら、あらゆる手段で政府に圧力をかけていきたいと考えています。
藤井さんの「勝手に応援ラン」もその力になっています。権力は、あらゆる情報、世論の動向を見ていますから、当然、藤井さんのブログも国交省のお役人が見ていることでしょう。
「人らしく生きようパート1」のビデオは、私が売れ残ったものを在庫で持っています。お恥ずかしながら、私が出演している「人らしくパート2」の在庫もあります。
また、これまで四国での財政作りのため販売した「人らしく生きよう」グッズの在庫も(在庫といっても売れ残り商品ですが…笑)いくらかありますので、「勝手に応援ラン」で走って頂いている宣伝のお礼としてプレゼント致します。楽しみに待っていて下さい。
では、素晴らしいガイドをして頂いた、幸運を呼ぶ奥様にもよろしく。
中野 勇人 拝
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「なにもしないよりはなんかしたほうがまし」、いつもそう思っています。
たとえそれが的外れな行動であったとしても、またそこから新しい展開があるはず。
私の「勝手に国労応援ラン」は、その程度のものです。
ただし、それをレポートした私のブログは、一応連日アクセス数が3000超え。その中に「国交省のお役人」がおられるかどうかは定かではありませんが、どこかでかすっているかも・・・。
人間、心の片隅にでもひっかかっておれば、また何かの機会に注目してしまうものです。そのへんが、私の狙いです。
しかし、ギネス申請はしていないとはいえ、「54日間連続フルマラソン」は実質世界新記録。それなのに、どうしてランニング関係のメディアからの取材がないんでしょう。
メディアが取り上げてくれたら、「この人どんな人なんやろう。なんで、ここまでできたんやろう」と関心を持つランナーは多いと思う。そして、その理由を知った人のうちの何パーセントかは応援してくれると思う。それを思うと、今現在のランニング界での中野さんの評価の低さが残念でたまりません。
今日(2月26日)、この「パオパオだより」の1日のアクセス数の新記録達成。3748アクセスでした。
「アンタのやってることは全部ムダ!」と言う者もいますが(私のすぐそばにも)、またまた中野さんから教えてもらったチェ・ゲバラの言葉を載せておきます。
「もし我々が空想家のようだと言われるならば、救いがたい理想主義者だと言われるならば、出来もしないことを考えていると言われるならば、何千回でも答えよう、そのとおりだ、と。」
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2010年02月24日(水)
JR不採用問題解決案 [時事]
◎今日の朝刊を見てビックリ!
とりあえず、速報ということで・・・。
「JR不採用:与党と公明が解決案 230人雇用要請へ」
87年の国鉄分割・民営化に反対した国鉄労働組合(国労)の組合員ら1047人がJRに採用されず、3年後に旧国鉄(国鉄清算事業団、現在は独立行政法人の鉄道建設・運輸施設整備支援機構)からも解雇された問題で、与党3党と公明党の各担当者は23日、会合を開き、政治解決に向けた素案をまとめた。戦後最大の労働問題とされる不採用問題を巡っては、組合員側が解雇撤回などを求める訴訟を争っているが、約23年ぶりに政治決着する方向で大きく動き出した。今後、政府の最終的な解決案が焦点となる。
関係者によると、担当者が各党に持ち帰って検討し、3月上旬に国土交通省など政府に要請する。素案は「人道的観点から救済する」とした上で、同機構が▽解決金として1世帯当たり約1600万円▽解雇で消滅した期間の年金相当分として約1300万円−−など計約270億円を組合員側に支払う。また、不採用者が設立した18の事業体に各1億円の支援金を提供することや、55歳以下の組合員約230人の雇用もJR各社に要請する。
組合員側によると、救済の対象となるのは現在、約910世帯。4党案を基本的に受け入れ、訴訟を取り下げる構えという。
これまで組合員側が旧国鉄を相手取った訴訟では、「所属組合による採用差別があった」と認め、賠償を命じる地・高裁判決が計3件ある一方、「時効(3年)が成立」として敗訴したケースもある。いずれも双方が控訴したり、最高裁に上告している。
鳩山由紀夫首相は2月4日の参院決算委員会で、「人道的立場から解決を急がなければならない」と前向きな姿勢を示している。【坂本高志、松谷譲二】
【ことば】JR不採用問題
国鉄分割・民営化では北海道、九州の国労組合員を中心に約7600人がJRに採用されなかった。中央労働委員会は最終的に国鉄清算事業団にも解雇された1047人の大半について選考見直しや採用を命じたが、JR側は行政訴訟を起こし、03年に最高裁で「JRに採用責任はない」とした判決が確定。現在は旧国鉄を相手取った6件の訴訟が係争中。
◇解決へ「ラストチャンス」
JR不採用問題について、与党と公明党が政治解決に向けたたたき台をまとめた背景には、国鉄分割・民営化から23年が経過した今も放置され、問題が長期化していることがある。国鉄改革の国会審議で当時の中曽根康弘首相は「一人も路頭に迷わせない」と述べたが、果たされないままで、国際労働機関(ILO)も政治的、人道的見地からの解決を促してきた。
解雇された1047人は政治、行政、司法のはざまで翻弄(ほんろう)されてきた。全国の地方労働委員会はJRの「不当労働行為(採用差別)」を認めたが、最高裁は03年、「差別があった場合の責任は旧国鉄」と、JRを免責した。また、00年に自民、公明、保守の与党3党と社民党が「JRに法的責任なし」と認めた上で、雇用や和解金を検討するとの「4党合意」を示したことがあるが、国労が内部をまとめられず頓挫した。
現在、平均57歳と高齢化した組合員の多くは「今回がラストチャンス」と受け止める向きが大半だ。4党合意時と異なり、採用差別を認めた三つの司法判断があるという支えのほか、左派系労組への抵抗感が強かった自民党が下野した今しかないとの思いもある。
これまで裁判所が認めた賠償額は最大で1人550万円で、解雇無効とした判断はないが、4党案は「路頭に迷わない内容」を求める組合員側に一定の配慮をみせた。だが、鳩山内閣がたたき台を大きく後退させるようであれば、組合員側が裁判闘争にUターンし、自民党時代の「負の遺産」をいたずらに延ばす可能性も残る。【坂本高志】
毎日新聞 2010年2月24日 2時30分(最終更新 2月24日 2時30分)
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2010年02月17日(水)
クロスカントリースキー・女子スプリント [時事]

日本時間深夜3時すぎより、いよいよクロスカントリースキー・女子スプリント。
2日前は「女子10kmフリー」を見るため、深夜3時まで起きていた。しかし、私の好きな夏見円選手は不出場。日本の2選手(福田修子選手、柏原理子選手)は全然テレビに映らなかった。
4時すぎまで起きていたので、その日は睡眠3時間。夜中ねばった割には・・・。
今日は、夏見円選手も出場するし、1.4kmの短時間勝負なのでテレビにも映るはず。
これから寝て(今9時半)、夜中3時に起きようっと。
ということで、今日はこれでおやすみなさい。
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◎今、深夜3時半すぎ。
夏見円選手、予選22位で通過。(上位30位まで)
さあ、次は準々決勝。
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◎今、深夜4時すぎ。
恩田祐一選手、予選11位で通過。
こちらも、準々決勝進出。
次の放送は、早朝5時25分から。今寝たら、絶対起きられへん。
しゃーないし、NHKで「カーリング」を見て時間つぶし。
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◎朝6時前。
夏見円選手、準々決勝第4組6位敗退。残念!
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◎朝6時半。
恩田祐一選手、準々決勝第1組4位敗退。
ずっと先頭を引っぱっていたのになあ、残念!
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2010年02月16日(火)
1987年2月16日、JR不採用通知 [時事]

今日、やっと一冊の本を読み終えた。
国鉄運転士だった佐久間忠夫さんの書かれた「人らしく生きよう 〜国鉄運転士の戦後60年〜 (2005年)」。
先月古本屋さんで見つけ、ちょびちょび読んで、やっと最後まで。
去年の12月、国鉄労働者のJR不採用問題をアピールするため「国会前54日間連続フルマラソン」を決行された中野勇人さん。その中野さんの「中野レポート」に、中野さんを励ましに来られていた佐久間忠夫さんの写真が掲載されていた。その記憶が、私の頭にかすかに残っていた。
何ヶ月か前なら、古本屋さんでこの本を見ても何も感じなかっただろう。私もほかの人たちとほとんど同じ。
「国労って、まだねばってはったんや。」という程度。
難しい本だと読むのがたいへんだが、これなら読めそう。そう思って買ってきた。
私が思った通り、戦後の国鉄からJRへの流れがわかりやすく書かれていた。国労の組合員としての活動もくわしく書かれていた。(佐久間忠夫さんは、国労闘争団の最高齢らしい。現在79歳。)
中野勇人さんのことも書かれていた。
映画『人らしく生きようー国労冬物語』百か所上映運動について書かれているところ。
初めて闘争団の子どもたちが表舞台に登場した時だ。やっぱり家族の話はいい。(略)いつも言うことだけど、子どもたちの話を聞いていて俺自身がジーンと来たよ。
2002年10月22日の東京の南部地域大集会でも全動労争議団の渡部さんの奥さんと北見闘争団中野の息子の話が良かった。(P.238)
俺が参加した50回目の上映会が山形映画祭。(略)
そこで初めて北見闘争団の中野勇人に会った。わざわざ四国からタオルをもって来て売っていた。映画祭で少し余ったので、「山形大学に行って売ろう」という話になって学生2人と俺と中野の4人で次の日に出かけた。(略)
その時、中野はえらいなあと思うことがあった。オルグが終わって「山形はソバがうまいから」ってソバ屋に入った時のこと。中野が学生らに「いつもお世話になっています」って4人分のソバ代を払ったんだ。当時は争議団というと、“ごちそうさん”が、俺も含めて当たり前と言われたこともあったから、こいつはなかなか細かいところに神経が回る奴だ、こんな闘争団員は珍しい。大したもんだという印象を持ったよ。これは四国に行って身に付けたのかな。それが『人らしく生きようパート2』につながり、今年の1047キロマラソンの画期的な運動に続いていると思う。(P.264)
今、中野さんは常駐先である徳島から上京されている。「2・16中央集会」参加のためだ。
だいたい、この「2・16」自体が何の日かさっぱりわからなかった。国鉄職員がJRに採用されるか否かの運命の日だったんですね。
※下に、要請文を掲載します。

(要請文)
JR不採用問題 解決へ!
2・16中央集会への参加のお願い
国鉄の分割・民営化からまもなく24年を迎えようとしています。JRに不採用となった国鉄労働者1047名とその家族は、あまりにも長く厳しい生活と闘いを強いられてきました。すでに国労闘争団員の平均年齢は56歳、全動労争議団の平均年齢は63歳になっています。また、解決を見ることなく他界した被解雇者は59名(2010・1・18現在)を数え、病床に臥せっている闘争団員・争議団員も多数います。文字通り家族共々塗炭の苦しみにあえいでおり、この問題の解決は一刻の猶予も許されない状況になっています。
この間、鉄建公団訴訟東京高裁控訴審で南裁判長は、解決に向けた当事者間の裁判外での話し合いを提案し、それを受けて当時の冬柴国土交通大臣は、この提案について「お受けしてその努力はすべきだ」と述べ、同様に金子国土交通大臣は、同控訴審結審日に「当事者それぞれがこの判決を真摯に受け止めて、誠心誠意、事に当たられることを期待いたします。」とコメントしました。
こうした中、2009年3月25日東京高裁第17民事部は「不当労働行為」があったことを明確に認める等の判決を言い渡すと共に、南裁判長は「この判決を機に1047名問題が早期に解決されることを望みます」との異例のコメントを付け加えました。2009年2月16日、星陵会館で開催した集会で当時の民主党鳩山幹事長(現総理大臣)は「23年が24年とならないうちに、解決になれるように私どもとしても全力を尽くして参りたいと思います。」と述べて頂き、苦闘の中にある原告や家族に改めて勇気と希望を与えていただきました。
また、2009年11月26日開催した「JR不採用問題の解決に向けた11・26集会」でも、民主党を始めとする政権与党の各代表者と、野党の出席を得て、「連立与党の一つの政党として、内閣・政権に対しても解決を図れるような状況を作り出すために尽力をして参りたい」「23年が24年にならないように各党力を合わせてやるべき」等との力強い決意を頂きました。
ILO(国際労働機関)も、日本政府に対して「政治的・人道的見地の精神に立った話し合いを全ての関係当事者との間で推進するよう勧める」との「勧告・報告」を出しています。
さらに、内閣総理大臣・国土交通大臣・厚生労働大臣等に対する「JR不採用事件の早期解決を求める地方議会の意見書」は北海道議会・東京都議会・福岡県議会をはじめ、全国で831自治体、1227本(2010・1・18現在)以上の地方議会で意見書が採択されています。
JR不採用問題は今、解決へ向けて大きな局面を迎えています。
私たちはこれまでの到達点を踏まえ、この好機を逃さず、当事者の要求である「雇用・年金・解決金」を勝ち取り「路頭に迷わない解決」を実現するために、「JR不採用問題 解決へ! 2・16中央集会」を開催することにしました。貴団体をはじめ、多くの皆さんに呼び掛けて頂き、圧倒的な結集で集会を成功させるためにご協力をお願い申し上げます。
2010年1月
記
名 称 「JR不採用問題 解決へ! 2・16中央集会」
日 時 2010年2月16日(火) 18時開場 18時30分開会
場 所 日比谷野外音楽堂 (東京都千代田区日比谷公園1?3)
主 催 4者・4団体
国鉄労働組合、全日本建設交運一般労働組合、国鉄闘争支援中央共闘会議、国鉄闘争に勝利する共闘会議
国労闘争団全国連絡会議、鉄建公団訴訟原告団、鉄道運輸機構訴訟原告団、全動労争議団鉄道運輸機構訴訟原告団
(注)今晩、「人らしく生きようラン」をしようと思っています。そのことを、あとでちょっと付け足す予定です。
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「人らしく生きようラン」
気温2℃、雪がちらほら。そんな暗闇に向かって走り出すには何か理由が要る。
今日2月16日は、国鉄労働者に対してJR不採用が通知された日。東京では大集会が開かれている。東京に行くわけにはいかないが、遠く京都からでも何かエールを送りたい。
私は国鉄・JRとは特別な関わりもないが、今日は「人らしく生きよう」の著者・佐久間忠夫さんに敬意を表し、「人らしく生きようラン」と銘打って走ることにした。
行き先は、やはりゆかりのJRの駅。
カーナビで調べたら、「円町駅」まで9.8km、「二城駅」まで9.5km。これは、近い「二条駅」に決定。それでも往復19kmか。
雪がちらついていたせいか、人影なし。
せっかく付けてきた「国労応援」ゼッケンを見てくれる人も見当たらず。
ただ、バス停でバスを待つ人、交差点で信号待ちの人は、(ヒマなせいか)しげしげと見てくれていた。
陰陽師で有名な「清明神社」。
私自身は何の願い事もないので、一応、「真樹が楽しく受験できますように」とお願いしておいた。
二条城前で1時間弱。
まだ9時半ごろだというのに、走る人の姿なし。ほんとにマラソンブーム?
二条駅前(御池通)の「鈴木邦一商店」。
よかったー、ありました。
私が大学1回生のとき(36年前)、ストーブの煙突付けのバイトに行ったところ。あれはおもろかった。
芸大とか女子高の煙突付けがいい経験になった。なかなか入れへんところやから。
いっちゃんすごかったんは、命綱をつけて窓から乗り出して作業したことやね。
二条駅到着は、9時48分。スタートより1時間5分。
下りの9.5kmが1時間5分もかかったら、帰りが思いやられる。
こんな小さな駅だと、国労の方もおられないのかな。
妙にひっそりしている。
帰りは、堀川通の西側を通る。
出ました「門さん悦ちゃんポスター」。4月の京都府知事選前まで、もうしばらくこのポスターが見られるわけ。
「あれ、うちの姪ですねん!」
おっ! よく見たらポスター縦バージョン。これ新しいレイアウトですね。また、もらってこーっと。
堀川商店街には、私が教師を辞めた直後、配達の仕事で行っていた「堀萬」というお店があったはず。
写真に撮ろうと思って、一軒一軒じろじろ見ながら走ったのだが見つからず。なくなったんかなあ。
帰りは清明神社の境内まで入ってみた。
なかなか不気味。
これは、「一条戻り橋」を再現したものらしい。
背中の写真も撮っておきたかったので、上賀茂神社まで戻ったところでセルフタイマー撮影。
10時37分、ひと気のない神社の駐車場で、フラッシュをたくあやしいオッサン! それは、私です。
道路の電柱になにをしているのかと観察すると、電柱をチェンソーのような機械で切っていた。コンクリート製の電柱やのに、切れるんかなあ。
11時前、やっと自宅到着。2時間14分(往復19km)。
帰りの9.5kmが1時間9分やから、意外としっかり走りました。
国労闘争団のみなさん、私はこれからも京都で勝手に応援させてもらいます。
これからさきもずっと、「人らしく生きよう!」
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