2008年11月24日(月)
第18回福知山マラソン・続き [ランニング]
大混雑のスタートから1kmも行かないところで、「藤井さん!」の声。
このぐちゃぐちゃの中で私を見つけ出してくれるってすごい人やなと思って振り返ると、おー、京美人・伊藤千尋さん。それからしばらく、しゃべりながら走った。
「伊藤さん、今日はいつもの紺のTシャツじゃないんですね。」
伊藤さんとは今まで3回お会いしている(岐阜根尾、たたらぎ、大阪城公園)が、いつも紺のTシャツ。それが、今日は赤のTシャツ。それって、ひょっとして私とおそろい?
私もスタート直前まで、黄色ランシャツにするか赤Tシャツにするか迷ったが、赤にしといてよかった。集団に埋没していても見つけやすい。
それから何回も先行して写真を撮ろうとしたが、大混雑のためことごとく失敗。けっきょく、撮れたのは12kmあたりだったと思う。
つまり、伊藤さんとはつかずはなれず10km以上走ったことになる。先行したつもりがいつの間にか追いつかれ、だいぶ離されたんかなあと思っていたらいつの間にか追いついていた。こんなことめずらしいね。
「藤井さんの走る姿を後ろから見ていたら、すごく軽く走ってられるように見えます。」
「なんかね、最近、私のおしり大きくなったんですって。そやから、安定した走りに見えるんちゃいます?」
こうして前半は気持ちよく走れていたのだが、困ったこともあった。
5kmたりからか、おなかがチャプンチャプン。トイレ行きたいなー。
沿道では、立ち○○○をしているランナーが。
ええなあ。私はできません。なんせ「京都キャロット」の看板背負って走ってますから。そんなことしたら、絶対、「キャロット、立ち○○○しとったぞー」と言う人が出てきますから。
15kmあたりにあった仮設トイレでやっと用が足せました。
「ホッ!」 よかった。
さて、かんじんの写真撮影は・・・。
最初に会ったのが、吉川さん。
「藤井さん!」と声をかけていただいたが、時すでに遅し。撮れなかった。それにしても、吉川さん、早すぎへん。
次は、外峯さん。
割と早く気がつき、しっかり止まってシャツターを押したつもりが・・・、大失敗。確認したら、道路しか写ってませんでした。
その次は、池田さん。
気がついた時、もうかなり近づいていたので、私はコースを逆走。何とか流し撮りをしたつもりだったが、結果はピンボケ。かんにんしてね。ほんまむずかしいんやから。
でもよく見ると、池田さんが手を上げてはるところがちゃんと分かる。ありがとね。初フルで必死やったやろうに。
私がトイレに行っている間に、伊藤さんははるかかなた。
折り返し地点近くで、もう1kmくらいの差。いろいろえらそうなこと言ってたのに、完璧に負けとるがなー。伊藤さんは、すごいいいペース。これなら、走りながら話してた4時間10分前後はだいじょうぶ。
それに引き換えこの私は、左アキレス腱がちぎれそうなくらい痛い。これは、収容バスで帰らんなんかも。
折り返し前の給水所で、秘密兵器「干し梅」の補給。その後折り返して、灰山由美さんのありがたいお言葉の補給(?)。これでちょっと盛り返した。
そうや、今日はタイムがどうのこうのとちゃう。
みなさんの写真をしっかり撮ること。
それともう一つ。ガンと長い付き合いをされている三宅誠孝さんにほめてもらえるような走りをすること。
それには、最後までしっかり走らんと。アキレス腱ブチ切れても、ゴールまで行くぞー。
ヒゲの原田さん。
収容車のちょっと前やったけど、だいじょうぶかなあ。6時間制限やから、行けると思うんやけど・・・。
藤井眞さん。
やっと追いつきました。憲法九条の会のユニフォーム、かっこいい。
あとで聞いたら、71歳やそうです。また、目標にさせていただく人が現れました。
「藤井先輩、よろしくお願いします。」
30km手前、背中に20個くらいアンパンを詰めて走っているような背中を発見。
この背中、見覚えがある。追い越して振り返ると、やっぱり。アンパンマン1号・杉原さんじゃーあーりませんか。
いやー、もうちょっとで杉原さんに負けるとこやった。抜けてよかった。
この大会は、全日本盲人マラソン選手権も兼ねている。そういえば、たくさんの視覚障害ランナーに出合った。
中でも、畑の前のかかしをさわっておられたランナーには笑ってしまった。(すいません)
伴走者というのは、ただいっしょに走るだけではなく、コース沿道のガイドもせんとあかん。知らんかったなあ。伴走って、ほんまに奥深いですね。
もうちょい行くと、視覚障害者の女性と伴走者の女性の女女コンビが。これもめずらしい。
写真を撮らせてもらって、「ブログに載せてもいいですか。」と聞くとOKが出ました。ナンバーカード4008は、新野紀代美さん(JBMA・静岡)でした。
(注)まだ、続きます。
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2008年11月23日(日)
第18回福知山マラソン [ランニング]
24km過ぎの折り返しポストをまわり、ヘロヘロと走っていると、「藤井さん!」と呼ぶ声あり。
西賀茂のお米屋さんの看板娘(?)、灰山由美さんでした。
「ブログ見せてもらってるよ。藤井さんてどんな人かよう分からんかったから、今までようしゃべらんかったけど、ブログを見て安心したわ。ああ、こういう人やったんやて、よう分かったわ。この人となら、しゃべってもだいじょうぶ。」
「そら、ありがとうございます。それやったら、今しゃべりましょ。」
マラソン大会は、社交の場?
それからしばらくの間、並走しながらいろいろな話をした。
灰山由美さんは、古くからのうちのお客様。
走り始められてしばらくして、ご自分で大会も主催されるようになった。
「Run&Walk inかもがわ」
ランニングをみんなとともに楽しみたい、という気持ちで始められたようです。キャッチフレーズは、「楽しんだあなたが一等賞!」 (今年が第10回大会ですが、残念ながら今年を最後の大会にされるそうです。)
今年は12月7日に、西賀茂橋をスタートゴールとして行われる。8kmと3kmの2種目。マンモス大会では味わえない、あたたかい手作りの大会です。
事前申し込みは、11月25日までですが、当日参加も可です。
興味のある方は、主催・かもナス事務局(内田米穀店内)へ。(TEL 075-491−5828)
さて、話は朝に戻り・・・。
京都ランナーズ恒例「福知山マラソン大会バスツアー」。
私は、初めての参加です。
福知山マラソンは、第1回大会に出場して以来。そのころは、三段池公園ではなく市街地がスタートゴールだった。京都キャロットも、会場近くの自動車工場のガレージを借りて出店していた。それが会場が変わったため、長らくのこぶさただった。
6時20分、京都駅八条口集合。
松田さん、見っけ。
「松田さん、ガスター10、こうてきましたー。」
「えー、でも今日はウルトラじゃないよー。いるんかなー。」
そんなこと言われても・・・。ウルトラに効くんやったら、フルでも効くでしょう。でも、今日の私のコンディションは、胃がどうのこうのと言う以前の問題が・・・。左腰、右ヒザ、左アキレス腱・・・。
6時30分、予定通りバスは京都駅を出発。総勢23名中18名がここから、残り5名は途中でひろう。
五条通、ダイヤモンドシティ・ハナ前で外峯さんをひろう予定が、姿が見えない。携帯に連絡すると、「あと1分で着きます。」
しばらくして左手を見ると、大きなカバンをさげてかなりのスピードで走る女性あり。おお、これこそ国際マラソンにエントリーできるランナーの走りじゃわい。見とれてしまって写真が撮れなかった。残念!
日ごろのトレーニングが、こういう時に役立ってますね。
バスの中では、肥田さんが司会進行役。
今日のレースへの抱負を、順番に語ってもらった。
その中で一番よかったのは、池田一夫さん。
「今日、私は初マラソンです。朝早いので、昨日嫁さんが京都駅まで車で送ったげると言ってたんですが、ちょっと無理でした。でも、さっきメールが来ていて、『おはよう。・・・』と書いてあってよかったです。今日はいい走りが出来るようにがんばります。」
愛妻家・池田さんの言葉で、バスの中がすごくいいふんいきになりました。
私の抱負は・・・。
「私の目標は、みなさんの写真をたくさん撮ることです。人数が多くて見落とすことが多いと思いますので、すれちがう前に『しゃしーん!』と大声で言ってください。」
道の駅「わち」で休けいし、福知山の会場近くのHさん宅へ。
Hさん宅は、本当に会場のすぐ近く。バスを駐車させてもらい、荷物を置いたり着替えのできるお部屋も提供していただいた。
どういういきさつでここを貸していただけるようになったのかは知らないが、すごいと思った。マラソン大会では、けっこう会場やコースの近くの民家からクレームが出ると聞く。しっかりマナーを守れば、こういうふうに暖かくむかいいれてもらえるのだ。
この一点だけでも、福知山マラソンの印象が変わってくる。
受付は、9時を少し過ぎてしまった。
自分の番号のところでナンバカードを受け取っていると、「こうじさん!」と呼ぶ声あり。
「あら、ようへい君。」
私の姪のダンナさんです。
「写真撮っとこ。ブログに載せるし。あっ、そや、ようへい君てみよじなんやったっけ。」
「かわたです。」
ええ加減で頼りない叔父です。
少し走っているとは聞いていたけど、1万人の大会で会えるとはねえ。顔色もいいし、今日はけっこう行けそうなふんいき。「おっちゃんも、負けへんでー。」
10時15分、スタート地点に向かう。
「藤井さん!」
いつも必ず声をかけてくださる岩井さん。最後尾に並んでおられた。
「この前は、無理やり写真撮って、すいません。」
ニコニコしてはったので、おこってはらへんな。
それにしても、すし詰め状態。
確かこの大会は、申告タイム順に並んでるはずやけど・・・。
私は、5月に3時間48分で走ったので、3時間50分で申告したはず。それなのに、かなり後ろの方。6時間制限の大会やのに、おかしいんちゃうん?
慢性的に痛かった左腰の具合が最悪。バスにすわっているだけでも、痛くて痛くて。それに、前から痛めている左アキレス腱も、歩くだけでビリビリしている。
それでもアホなもんで、「ひょっとしたら急に痛みがなくなって5月なみのタイムで走れたりして・・・」とか思ってしまう。
でも、こんな後ろですし詰め状態では・・・。
やっぱり、スタート地点を越えるのに6分ほどかかってしまった。スタート地点を越えてもすし詰め状態は解消されへんし。これは、先が思いやられるなあ。
5km地点付近では、吹奏楽部の演奏。
写真を撮らせてもらった時、指揮をされていた男性(先生?)が会釈をしてくださった。
そのだいぶ先の給水所では、女子高校生(?)がスタンバイ。「写真撮らせてねー。」と言ったら、「えー」と言われたが、いい笑顔を返してくれました。
この大会も、いろいろな人たちに支えられています。
どのへんかは忘れたが、太田さんの姿が。
いつも、京都鴨川ゆっくりランでお世話になってます。今日は、どなたの応援に来られたのでしょう。
かなり進んだ所で、京都ランナーズ会長・冨田さんのジョギング姿。
冨田さんはまだ故障からのリハビリ中で、レースには出場できません。それでも、こうしてコースをスロージョグしながらみんなを見守ってくださっています。
(注)まだ、続きます。
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2008年11月17日(月)
京都走ろう会創立35周年記念式(11/16) [ランニング]
会場を出る時、思わず聞いてしまった。
「上坂(こうさか)さん、上坂さんて、いったい何者なんですか。」
なんて、失礼な質問。こんな失礼な質問に、どう答えれば・・・。
しかし、こう聞かずにはいられないほど、今日の上坂さんはインパクトがあった。(出席者のほとんどがそう思っておられると思う。)
ちょっと堅苦しい記念式が終了し、祝賀会もたけなわ。
カラオケのコーナーで、希望者に挙手してもらった。多くの男性陣にまじり、唯一の女性の希望者が上坂さんだった。
何人かの男性が歌われたあと、いよいよ上坂さんの登場。歌われたのは、あの「天城越え」。素晴らしい歌声。私もとなりの席の河田さんと、「うまいですねえ」と感心していた。
ところがどっこい。途中から、何やらあやしげな空気が・・・。聞いている人たちは、唖然。そして、爆笑。
これ以上は書けません。ぜひ、上坂さんとご一緒できるまたの機会をお楽しみに。
上坂さんは、私のブログの実質初めての記事である2月17日の「京都走ろう会例会」に登場されています。そこでは、「京都走ろう会一の美人ランナー」と紹介しています。そういうイメージだったので、よけい今日のはじけぶりにはビックリしました。
こんな楽しい人が、京都走ろう会におられたなんて・・・。
さて、話を元に戻して・・・。
記念式が午後5時から、それに続いて5時半から祝賀会。ダラダラとした説明は不必要と判断し、写真を並べてその場のふんいきを見てもらうことにします。
受賞者の方々を見ながら考えた。いったい私は、何年目。
私の会員番号687から考えると、25年表彰を受けられた塚本さんや松岡さんのちょっと後である。ということは、24年目くらいか。
ただし、ここ10数年は、年に1、2回しか顔を出せないため会費を払っていない。(今年は払いました。)
だから、私は何年たっても表彰対象外であると思う。
それでも今年は10回以上出席できるので、「カムバック賞」というのはどうでしょう。(って、自分勝手なアイデアです。)
鴨川賞(年間出席回数上位者)についてですが、実際の最多出席者は会員番号1の佐藤光一さんです。ななななな、なんと24回皆勤賞。
この賞は3回までしか受賞できないので、表彰対象外になったそうです。ちょっと気の毒なような気もしますが、ご本人が表彰されるために出席されているわけではないことがよく分かります。
そのほかにも、23回の井上さん、20回の田中さんと津田さん、19回の村瀬さんと吉田出さん、18回の三輪さんと吉田康彦さん、17回の阿加井さんなど、そうそうたるメンバーが対象外になっています。(いわゆる殿堂入りですか)
こんな出席率の高いメンバーが続出するランニングクラブも、めずらしいのでは。
これでは、私の出席10回など「へのつっぱりにもなりません。」
カラオケの後は、ビンゴゲーム。
京都キャロットからも、少しだけ賞品を提供させていただきました。(ベンチコート、ディバッグ、スポーツタオル、ソックスなど)
全員にもれなく当たるようでしたが、やはり早くビンゴになった人はうれしそう。
私がもらった袋には、栓抜き、タオル、子供用Tシャツ、ハンドソープ、ボールペンが入っていました。
最後に司会の松山さんが、何人かの人にスピーチをお願いされた。
私のとなりにすわっておられた河田さん。「これから、若い人にもどんどん入ってもらえる走ろう会にしましょう。」
私が何回も、「プロの目から見て、この料理はどうですか。」と聞いても、「何ゆうてんにゃなー。ワシはしろうとやから・・・。」と笑っておられた。
西院で「おふくろ」のお店をされてもう33年。その前には中華料理店に10年勤めておられたそうだ。どこが、しろうとなんですか。
帰り際、何回も何回も、「今日は、藤井さんとしゃべれてよかったわ。」とおっしゃってくださった。私もうれしかったです。
それにしても、なんて若い73歳なこと。
栄光の会員番号1、佐藤光一さん。
福知山出身で、中学までは野球をやっておられたそうだ。ただ、胸に打球を受け、高校では野球ができなかったらしい。
そのくやしさを60年近く胸に秘められてたんですね。
こちらも、元気さみなぎる73歳です。
上坂久子さん。
歌のインパクトが強すぎて、何を話されたのかまったくおぼえていません。すいません。
京都走ろう会の中では超貴重な若手。私よりはるか年下です。
私のおとなりにすわられていた岩田徹さん。
2年前、甥と姪がレースに出るのを応援に行き、それがきっかけでご本人も走り始められたそうだ。
私のブログも見てくださっているとのこと。
「練習なしでレースばっかり出ていると書いてありましたけど、本当に本当なんですか。」
「本当に本当です。こないだ10月まで走った日数かぞえてみたら、たったの55日でした。」
「先生もやってられたんですよね。」
「ええ、もうだいぶ前の話です。子どもが生まれる前にやめたから、もう17年以上も前のことです。」
そこまで読まれてる方は、「パオパオだより」のツウですな。
たぶん、私の一回り上だと思います。ひつじ年?
長谷川正治さん。
大将軍で牛乳屋さんをやっておられます。以前は、京都走ろう会にもジュースを持ってきておられて、走ったあとにそれを飲むのを楽しみにしていたのに・・・。
脳梗塞で5回倒れられたそうだ。その割にはしっかりしゃべっておられた。ただ、ヒザにきておりもう走れないとおっしゃっていた。
お会いするごとに、うちの子のことを聞いてくださる。大きくなった廉や真樹の姿を見てもらいたいものだ。
もう一度走ってほしいな、82歳の長谷川さん。
今日の参加者の中で、会員番号が一番大きい山本誉さん。(889)
最近入会されたようですが、末永くよろしくお願いします。
まだ40代。あと40年は走れます。
閉会のごあいさつは、塚本政琉副会長。
ちょっと緊張されていたようで、真剣なお顔を見ていると笑ってしまいそうになった。
あのー、副会長さんということは、次期会長候補でしょうか?
塚本さんといえば、京都走ろう会でも京都ランナーズでも宴会担当というイメージが強くて・・・。あまりかしこまった役はにあわないかも・・・。イヤ、でも今日はかっこよかったです。
忘れてましたが、私も松山さんから指名していただき、ちょっとだけしゃべらせていただきました。
京都キャロットのホームページの中で「パオパオだより」というブログを書き、その中で京都走ろう会のことも書かせてもらっていること。
今日の例会のことも途中まで書いたものをプリントアウトしてきたので、紹介させてもらった。
「今日はお久しぶりにお会いできた酉脇節子さんのお写真をトップに使わさせていただきました。
前回は、吉田出さんのきれいなランニングフォームを載せました。
その前は、私のブログに初めてコメントを入れてくださった大西紘夫さんのお写真をトップに載せました。
あっ、それから今日のこの会で撮らせてもらった写真も載せる予定ですので、もしご都合の悪い方がありましたらゆってください。
何でもほめることをモットーに書いていますので、またよかったら見てください。」
閉会し、会場を出ようとする時、声をかけられた。
「さっき言っておられたブログですけど、どう検索したら見られますか。」
「あっ、山本ほまれ(誉)と書いてたかしさん。ありがとうございます。『京都キャロット』で検索してもらって、そこに『雑用係のブログ』というコーナーがありますので、それでお願いします。」
夜、さっそく、山本さんからのコメントが入っていた。京都走ろう会は年齢層が高いので、ブログはほとんど見てもらえないと思っていたが、こんな人ともお知り合いになれてよかった。年齢的にもまあまあ私と近いですし、また声をかけてくださいね。
いろんなところに顔を出し、いろんな人とおしゃべりして、損なことは何もない。今日も参加して、本当によかった。
(おまけ)
一番最初の質問に、私が期待する答え。
「○○さん、あなたはいったい何者ですか?」
「へへへー、私はちょっとしたくせもの(曲者)です。」
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2008年11月16日(日)
京都走ろう会例会(11月第3日曜) [ランニング]
今日は、あいにくの雨。
しかし、出雲路橋西詰の橋の下は京都走ろう会の会員さんでにぎわっていた。
その中に、小さくともキラリと光る女性の姿が。
「いやー、とりわきさん、お久しぶりです。10月の『鴨川ゆっくりラン』でお会いできると思ってましたのに。ずっと出てはったのに、こないだは来やはらへんかったでしょう。調子でも悪いんかなーって心配してたんですよ。」
「そうですか。もうね、走られへんのよ。」
「そんなー。ゆっくりやったら、5kmくらいは行けるでしょう。」
「それが、もう・・・。」
「とりわきさん、写真撮らせてください。いつもおしゃれにしてはるし・・・。ブログに載せさせてもらいますわ。お歳は・・・。」
「もう、歳いってるしはずかしいわ。70は越えてますって書いといてください。」
「谷角(慶之)さんも、手術の後で走れへんてゆうてはったけど、『ゆっくりラン』見に来てはりましたよ。とりわきさんも、またいっしょに走りましょ。」
元気をおすそ分けしていただけるようなおきれいな笑顔でした。
今日は普段の例会ではなく、第33回鴨川タイムレース。
申告タイムと実際のタイムとの差が少ない人から順位表彰がある。毎回、10秒以内くらいでないと上位入賞はむずかしいらしい。
今日は、10kmはなし。5km、3.1km、1.4kmの3コース。
私は5kmにエントリー。ひとの申告タイムをカンニングして、自分のタイムを決めようと思ったが・・・。20分より速い人と27分より遅い人ばかり。この真ん中へんはおらんのかい。
先週の「日置川・ハーフ」の5kmラップが、22分42秒。左アキレス腱が痛いままとはいえ、まさかそれより遅くなることはあるまい。
22分30秒で申告。
5kmは、出雲路橋の北200mのところからスタート。
葵橋まで南下し、橋を渡り、川の東側を北上。北山大橋を渡り、川の西側を南下。出雲路橋ゴール。
朝きつかった雨もだいぶ小降りになってきた。ただし、下は土道なのでぬかるんでいる所もある。足をぐねらないように気をつけねば。
私がちょっと遅れてスタート地点に着くと、その直後にピストルの合図。
いきなり、二人のランナーがポーンと飛び出した。
そうか、あの二人が20分あたりを申告していた人らやな。こんなんについていったら、えらい目にあう。マイペースマイペース。
後ろのランナーとも離れてしまう。そら、27分以上を申告している人らやから。
私ひとりがポツーンと。
北山大橋を渡ったところに、塚本さん。そこから少し下ったところに、平田さん。ちゃんと私の好きな人を配置してくれてはります。
さあ、残り1kmちょっと。先行する二人のランナーはもう見えない。でもこれでちょうどいいくらいのはず。
でも、途中で塚本さんと平田さんとしゃべったし、23分くらいかかったんかなー。
「藤井さん、どうでした?」って、みんな聞いてくれはる。ひょっとして、私は優勝候補?
記録を見せてもらって、ビックリ。23分35秒やてー。申告と1分5秒差。遅すぎー。話になりません。16人中13位でした。入賞圏外です。トホホー。
さて、成績発表。10位以上に賞品が出ます。ええぞ、太っ腹。
ビブレの駐車場に車をとめてあったので、そこまで歩き。その帰り道、榎原さんといっしょになった。おうちが上賀茂だそうだ。
「早かったですね。びっくりしました。どれくらいで申告してはったんですか。」
「20分10秒で申告して、20分15秒でした。」
「すごいですね。これから、何かレース出やはる予定なんですか。」
「来週の福知山マラソンに・・・。」
「あっ、それ私も行きますねん。第1回大会以来、超久しぶりなんですけど。榎原さんは去年も行かはったんですか。」
「はい。」
「どれくらいで・・・。」
「3時間7分でした。」
「すっげー。」
「私も若い時は3時間10分までは行ったんですよ。でも、それが限界でした。 ハーフは1時間20分まで行ったんで、サブ3は行けると思ってたんですけどね。男の人って、そういう人多いでしょう。そう思ったら女の人はすごいですね。ハーフの2倍ちょっとくらいで行かはる女の人いやはりますもんね。」
「やっぱり、最後は脂肪の量の差でしょうね。」
ほかにも、いろいろとお話させてもらった。
福知山は往復コース。また、写真に撮らんなん人が増えてもたー。でも、しっかり撮らせていただきます。
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2008年10月21日(火)
近江大橋LSD・懇親会 [ランニング]
「やまとの湯」に到着したのが、ちょうど1時ごろ。スタート前にいただいた予定表には、「12時半までにお帰り下さい。」と書いてあった。
私が宴会場に入ると、すでに半分くらいの人がおふろから上がっておられ、早くもジョッキをグビグビと。
「いやー、みなさんてっきり3周走ってはるもんやとばっかり・・・。」
「3周は、渡辺さん兄弟がかなりのスピードで行かれ、最後藤井さんの一人旅やったみたいです。」
「ほーでっか。やっぱり。」
「まだ宴会始めるまで30分ほどあるさかい、おふろ入ってきてください。」
「すんませーん。急いで入ってきます。」
おふろから上がると、ちょうど宴会開始時刻。今日は、豚シャブです。飲み物は、チケット4枚。セルフだそうです。
(注)以下、宴会の様子を紹介しますが、これはあくまでも個人のブログ。クラブの広報ではありません。写真や文章にかたよりがあると思いますが、それはかんにんしてください。
京都ランナーズ会員番号5番、古参会員である武内満男さんの乾杯の音頭。
武内さんとは、今年の夏、滋賀反核平和マラソンの時お会いした。
「武内さん、お聞きしたいことがあるんですけど・・・。滋賀反核平和マラソンね、中抜きばっかりで全然走れませんでしたやん。京都もあんなんですか。」
「いや、そんなことないで。だいぶ前は競争みたいな感じやったんやけど、今はゆっくりの人も走れるペースで行ってるでー。」
「そら、いいですね。ボク、滋賀のん行って、ちょっとがっかりしましたわ。全然走らしてもらえへんにゃもんね。」
「そうや。各市役所でのセレモニーが多すぎるわなあ。キロ4分で走っててゆわれた時は、まいったわ。」
武内さんは、もう65歳を越えておられるが、たぶん今も私より速い。いくつになっても、精進しておられる感じがします。
お一人お一人の自己紹介。
私と私の隣の谷村さんは、浦島太郎状態。
「あの人、誰でしたっけ。」
「あの人、顔は見たことあんにゃけどなあ。名前が・・・。」
二人とも竜宮城での生活が長かったもんで。
「藤井君、ところで君は、サブ3したんか。」
「そんなもん、できますかいな。」
「なんやなー、もったいない。君やったら、軽々サブ3行けるで。いつの間に、そんなしりのへんでかなったん。今からでも体しぼったら、サブ3ねらえるで。」
「練習なしでサブ3は、何ぼなんでも無理でしょう。平日は一切走ってませんし。」
「ほんまかいなー。もったいない。練習する気ないんかいな。」
「今日来てはったでしょう、京都ランナーズのホープ・外峯さん。あの人ががんばってはんのん見て、ちょっとがんばってみようかなー、とか思ったりして。」
「藤井君、あの人はなあ、実績のある人の言葉しか聞いてへんで。藤井君、相手にしてもうてへんのんちゃう。」
「そうですねん。ボクは、もっぱら、おちゃらけ担当で・・・。」
「ところで、眞寿美さんは・・・。」
「バージョンアップしてまっせー。毎日、離婚の危機ですわー。『何で、アンタここにいんの? はよ、出て行ってくれへん。』って、毎日言われてますねん。いつ追い出されるかビクビクしている毎日ですわ。」
「そうかー。でも、藤井君が眞寿美さんと結婚したかったんやろ。」
「はい。」
「それやったら、毎日ビクビクしながら生きて行き。それで、ええやん。」
「そう言われても・・・。」
このあとも、いろいろな話をいっぱいしたが、三途の川から生還したオッサンと、ヨメさんこわーてたまりませんオッサンの会話はこれくらいでかんにんしたろ。
次に、私の自己紹介。
「谷村さんの弟子の藤井です。
今日、谷村さんにお会いして、『この世の別れになるかも知れんし、いっしょに写真撮っときましょ。」ってゆったんです。そしたら、谷村さん、何にも言い返さらへんかったんです。いや、こら、ほんまに危ないぞーと思いました。たぶん、2、3年後、谷村さんはこの世にいやはらへんと思います。(爆笑)
私んとこ、京都キャロットというランニング用品店やってまして、私はブログを書いてます。今日のことも書く予定ですので、よかったら見てください。
私は、平日一切練習なしでレースばっかり出ています。練習なしで、まじめに練習している人に一泡吹かせる、それが今の私の目標です。」
(しょーもないことゆうとんなー。)
みなさんのお話し中、私は何回も壁に向かってストレッチ。すんません。またもやこぶらがえりです。
今日のLSDの実行委員長的な存在であった橋爪さん。
すんません。お顔は存じていたのですが、初めてお名前が分かりました。
69歳だそうです。めっちゃお元気。人あたりがよく、お話もじょうずそう。
今日、3周(36km)は渡辺兄弟と私の3人だけ。1周(20km)以下が5人。残りの12人が2周(28km)だったようだ。
細井さん、登場。
「今日は、外峯さんが、どーしても僕と走りたいと言わはるもんで、ずっといっしょに走らせてもらいました。と言うのは、ここだけの話で・・・。」
「藤井君、今のん『パオパオだより』に書きやー。」と谷村さんからの指令。
「ははー。」
「外峯さんと細井君、ええ感じやったやん。二人引っ付けたらええんちゃうん。」と谷村さん。
「そら、あきません。二つの家庭が崩壊してしまいます。両方子どもいやはんにゃから。」
「そうかー。そら、知らんかった。」
細井さんは、42歳。きっと、外峯さんとも歳が近いから話が合うんでしょうね。
初代さん。
「途中でマクドを見つけたので、思わず入ってしまいました。私のLSDのDは、ディスタンスのDではなく、ディナーとかそっちの方面のDです。」
ええ味持っとるなあー。
最初、しばらくトップ引っ張ってはったもんなあ。私とちょっとキャラかぶる?
池田一夫さん。
京都キャロットのホームページを見て、京都ランナーズの存在を知り、今年の初め入会されたそうだ。ありがたい。
「なんか、前からお会いしていたような・・・。」と言うと、「そうかも知れません。」とのこと。
今、43歳だそうです。京都ランナーズの中では若手です。
このころ、私は生ビール4杯目。
あれ。こんな飲めたっけ。
いつもなら、2杯でベロベロ。3杯で、気分わるー。4杯で、ゲロゲーロ。
ところが、今日はだいじょうぶ。眠くもならへんし。体質変わってしもたんかな。
お開きになり、「やまとの湯」を出ようかなという時、売店で8個1000円の柿発見。私が買うと、「ワシもこうとこ。」という同調者が。
「なんか持って帰らんと、ヨメはんが・・・。」みなさんたいへんです。
駅に向かう道で、初代さんとの会話。
「藤井さん、ブログで『外峯さん、大好き』とか書いてはるでしょう。そんなん、奥さんOKなんですか。」
「大好き」って書いた覚えはないんやけど、読む人によってはそういうふうにとれるんかなあ。
「全然だいじょうぶです。ボクよりも、ヨメさんのほうが外峯さんのこと気にいってんにゃから。」
「はー。」(絶句ですな。)
LSDとはまったく関係ないのですが・・・。
京都駅から地下鉄で「国際会館」駅。そこから、「市原」行きのバスを待っている時の話。
だいぶ待って、やっとバスが来た時。私のすぐ横にいたお母さんと小さな男の子。男の子が、おしりをクネクネ。
「オシッコ? バス乗ったら、15分くらい降りられへんよ。次のバスにする?」
お母さん、それ無理です。この子、15分の感覚も分からへんし、次のバスの意味も分からへんと思います。
その時、横から、「小っちゃい子やし、そこらでしたらええやん。」の声。おばあちゃんの二人連れでした。
私も、「そうそう、そこらでしやはったら。まだ間に合いますよ。」と加担。
二人は近くの草むらへ。
「ジョンジョロリン、ジョンジョロリン。」
小さな子は、さっぱりした顔でかえってきました。セーフ。これで、また20分待たんでもよくなった。
「よかったね。」
「よかった、よかった。」
私とおばあちゃんらは、拍手でもしたくなるくらいの勢い。
小さな子をみんなで見守ってあげる余裕のある社会でありたいですね。
(すいません。あんまりかわいいので、その子の写真を勝手に撮らせてもらいました。お母さんは、「よーちゃん」と呼んでおられました。)
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2008年10月20日(月)
近江大橋LSD・続き [ランニング]
りゅうちゃんの飼い主さんとしゃべっている間に、外峯・細井コンビに離されてしまった。近江大橋の上り口が、ちょっと分かりにくいと聞いていたので心配だった。
橋の下をくぐって、Uターンして欄干の方を見たら、外峯さんの「こっち、こっち」の合図。あっ、待ってくれてはったんかなー。
近江大橋は思っていたよりずっと長く、橋の真ん中あたりで外峯さんに追いつくことができた。
「外峯さーん、一つだけ聞いておきたいことがあったんですけど・・・。」
「えー、なんでしょう。」
「あのー、陸上競技の経験はないってゆってはったけど、何かクラブはやってはったんでしょう。公開してもいい範囲で教えてください。」
「うん、公開してもいい範囲でね(笑)。一番長くやってたのは、バレーボールでね、あとテニスとか水泳も長くやってました。でもそのどれもやりきったという感じがなくて、私は持久力を生かしたスポーツがいいんや。『よし、走ろう』と思ったときに妊娠して、それを実行に移すのが遅れてしまったんです。」
「そうかー。2番目の子もその2年後やったから、本当に念願の再スタートになったわけですね。」
「そうなんですよ。」
「今日は、途中で帰らはるんですよね。何周行かはる予定ですか。」
「うーん、時間のある限りは走ろうと思ってるんですけど・・・。景色もいいし、気持ちよく走れますよね。3周行けたら行きたいなあ。」
近江大橋のたもとに下りたところで、1時間17分31秒。1周8kmは、43分41秒。キロ5分半ペースか。これは、LSDのペースとしたらどうなんやろう。ちょっと早すぎるかもな。
2周目の南向きに入ってだいぶ走ったころ、湖上をゆっくり走るボートを発見。
声が届く範囲だったので、「写真、撮りまーす。」(「撮らしてください」ではありません。)
そしたら、うれしいピースサイン。(肉眼では手前の子のピースサインしか気づかなかったが、写真をよく見ると奥のほうの子もやってくれていた。うれしー。)
「ありがとー」と言ったら、手を振ってくれた。すまんなー、こんなランシャツランパンのへんなオッサンに。
これくらいの歳になったらね、あなたたちのような若い元気な子たちの姿を見せてもらえるだけでうれしいねん。ありがとね。
元気がモリモリわいて、「きたー」。
瀬田の唐橋を渡って少し北上したところに、県立琵琶湖漕艇場。何かのレースをやっているようだ。礼儀正しい若い元気な子たちが、いっぱい。ほんまに、見てるだけで元気がもらえる。
ここで、ジュースの自動販売機発見。ビックルを買って飲んでいる時、外峯・細井コンビが抜いていく。しゃーないな。ゆっくり行きましょ。
また、近江大橋西詰に戻り、22km1時間59分59秒。なかなか、ええ通過タイムじゃー。2周目の8kmは、42分27秒。1週目よりはよなっとるがな。(と言うか、犬の写真撮らへんかっただけのことか。)
あと、1周行けるよね。外峯さんも、3周行きたいって言ってはったし。
でも、おかしいなあ。
近江大橋では、前にかすかに見えていた外峯さんの姿が見えん。帰ってしまわはったふうもなかったんやけどなあ。
後ろからも誰もこんし。これはつらいなあ。前も後ろもランナーの姿なし。あー、ちょっとイヤになってきた。
こんな時に、雑種のワンちゃん現れてくれたらなあ。さっきから、ようけ犬には会うんやけど、上等系お座敷犬系の犬ばっかり。おもろなー。
ちょっとヘロヘロっぽく、近江大橋3周目。近江大橋西詰30km地点、2時間45分38秒。この8kmは、45分39秒。
さすがにだいぶ落ちたな。でもまあこれは、かわいいワンちゃんがいなかったからということで・・・。
ここから「やまとの湯」までの6kmが、めっちゃしんどかった。もう、一人ぼっちということが分かっていたので、目標がなくなってしまった。
暑いわ、足は上がらんわ。
「ひょっとして、誰か心配してくれはって、迎えに来てくれはったりしてー。」
頭がボーとしてくると、自分に都合のいい幻ばっかり見てしまいます。
あー、やっと見えてきました「やまとの湯」。
「藤井さん、がんばったね。」
そんなお出迎えがあるかなーとひそかに期待したけれど、これも幻でした。
誰もいない駐車場に、手を広げてゴール。3時間25分12秒。最後の6kmは、39分34秒。ぎょうさんかかったなー。
このLSDはいい練習になったのかな。よう分からん。
でも、かわいいワンちゃんに会えたこと、ボートの元気な女の子の写真が撮れたこと、外峯さんとしゃべれたこと、谷村さんの元気な走る姿を見られたこと、などなど、いっぱいいいことあったなあ。
私は、どんな中でも自分の楽しみを見つけるのがうまいと思う。実は、今回のLSDも大満足なんです。
へへへー、何でも勝手に楽しむどー。
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