2008年05月28日(水)
鬼のいぬ間の洗濯 [家族]
今日は、眞寿美さんがアシックスの展示会へ出張(尼崎)。
鬼のいぬ間の洗濯といきたいところだったが、パスポートの申請に必要なものをそろえるのに時間がかかった。
展示会からの帰りが遅くなるということで、晩ごはんは私が準備することになった。スーパーですき焼きの材料を買い家に帰ると、きくも真樹もちょっとすねていた。
水曜日はうちの店の定休日なので、きくも真樹も家族団らんの時間を期待している。家に帰ってかあちゃんがいないと、がっかり。
ますみさんが9時すぎにやっと帰ってきて、きくと真樹にかまっていたが、やっぱり両方ともすねていた。
寝る前、きくに「へっへっへっ」っと言いながら近づくと、「がう」の一発。顔面直撃。血がたらたら。右目の下と鼻の左側。やられましたー。
でも、真樹はもっともっとさびしかったのかもね。きくより先にかまいにいかなあかんかったな。
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2008年05月27日(火)
毒嫁ますみの野望 [家族]
先日、ヨメさんから恐ろしい野望の告白があった。
「月、19800円で、エステしほうだいのとこあんねん。週に1回行ったらトントンで、それ以上行ったらお得やしー。」
もう、申し込んで支払いもしたらしい。恐るべし!
「それ以上きれいになって、どうすんねんなあ。」とか言っても、時すでに遅し。
美容院もけっこう行ってるし、美に対しては金かけてまっせー。
こないだ、自分のこと「たいしたもんでもなし」とか言ってたんは、ナニ?
やっぱり、私の大学時代の友だちの指摘どおり。「フジイ君の奥さんはもうひと花咲かせようという野望があるんだわ。」
うーん・・・、まちがいない!
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2008年05月23日(金)
ますみちゃんは、鬼嫁から毒嫁へ [家族]
母の日の廉からのプレゼントは、きれいな鉢植えの花だった。
最初、日に当てた方がいいと思い日なたに出していると、元気がなくなってしまった。それで、部屋の中に入れ水をたっぷりやると、みるみる見ちがえるように元気が戻った。
「花を育てるのんは、むずかしいわ。」とヨメさん。
「ますみちゃんといっしょで、きれいなもんは日焼けに気つけて、水(食べ物)も忘れんように気を使わななあ。」と私。
「それほどたいしたもんでもないのになあ・・・。」
「ますみちゃん! 成長したなあ。自分の事そう言えたら、たいしたもんや。前では考えられんかったなあ。」
うちのヨメさんは、私の発言のほとんどにブチ切れるのに、この「成長したなあ」と言う上から目線発言には切れない。これ、前から思っているうちのヨメさんの7不思議のうちの一つです。
「この花なあ、ドクダミのにおいするしドクダミ系の花なんかなあ。母の日に、ドクダミってなあ・・・。」
全然変じゃないよ。
これからは、鬼嫁と言わず、毒嫁と呼ぼう。ほとんどの薬はもともと毒らしいから、それもいいやん。
でも、「毒嫁」なんて言葉、なかったな。
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2008年03月19日(水)
出会い [家族]
「いろいろな出会い」 1年2組 藤井真樹
私は今年の4月に花背から市原に引っこしました。お母さんに2月ぐらいに引っこすと言われました。
最初は本当にいやでした。花背の別所小学校は私の6年の時には全校生徒が3人しかいなくて、市原に行ったら洛中にいかないといけないし、そんな大勢なとこは初めてだし、絶対についていけないと思いました。
それともう一つは友だちとはなれないといけないことでした。別所は中学生とあわしても10人しかいないんだけど、少ないからこそみんなふつうの学校より仲がよくて、とてもしゃべりやすいし、本当にはなれたくありませんでした。
お母さんは私のことを考えていると言っていたけど、私には本当に考えてくれているのかわかりませんでした。でもやっぱり大勢でスポーツとかしてみたかったので引っこすことにしました。
洛中の入学式の前の日に引っこしました。
初めて電車にのった時、すごくこわかったです。ほかに洛中の人ものっていたし、友だちどうしでしゃべっている人とかもいました。私の気持ちは、こんな中に入れんのかなと思いました。でも一人でいるとしゃべりかけてくれた人がいました。すぐ仲よくなれて、ずっとしゃべっていました。私が洛中に入って初めて出会ったのは友だちでした。なれてきたらほかにもたくさんの友だちができました。
学校がはじまってから部活にも入りました。私はぜんぜんやったことのないバスケ部に入りました。入ってからの練習はものすごくしんどかったです。もちろん今もとてもしんどいけど、みんなと練習とかをしていると、入ってよかったなあと思っています。だから、私は洛中に入ってから、友だちとすごく楽しい部活に出会いました。
出会いというのはいつ出会うかわからないし、なかなかいい出会いとは出会えないと思います。でもいい出会いに出会いたいからといってなにもしなかったら、ぜったいに後悔すると思います。いい出会いに出会えなかっても後悔はしないと思うから、新しい所に行くのもいいと思いました。
最初はお母さんが考えてくれているって言ったことがよくわからなかったけど、今になってきてちょっとわかったかなあと思いました。もし引っこししてこなかったら友だちとか部活に出会えなかったし、引っこしして本当によかったなあと思います。
ほかにもいろいろな出会いに出会っています。生まれてなにかに出会い、保育園に行ったこと、小学校に行ったこと、そして洛北中学校に行っていること、全部いろいろな出会いがあったと思います。
これからもいろいろ出会うと思います。今までは自分で決めていろいろ出会ったことは少ないけど、これからは高校とか大学に行くと自分でいろいろ決めないといけません。そこでもいろいろ出会いたいです。これからもたくさん出会いたいです。
◎ 昨日、学校で書いた課題作文「出会い」を持って帰ってきました。
この家に引っ越して、もうすぐ一年。
今日は、中学校の終業式。真樹は、新しい環境を受け入れ、一年間いやがることなく学校に通いました。
毎朝毎朝、きくといっしょに叡電・二軒茶屋駅まで(約300m)歩いたね。「今日はいい天気や。」 「今日はちょっと寒い。」たいていは返事が返ってき、ときたま調子の悪い時は黙ったまま。部活の休みがほとんどなかったので、この道をいっしょに歩いたのは、350回!
一年前、家族でいろいろ話し合ったことが思い出されます。
「真樹ちゃんなら、きっとだいじょうぶ。いやなことに負けてしまう子じゃないでしょう。」
市原野保育園時代の同級生・藤田君のお母さんの言葉は、うれしかった。引っ越し後の真樹の学校のことが一番心配で相談にのってもらった時、力強い言葉をかけていただいた。
できれば、少しでも知っている子がいる洛北中学校に入れてやりたい。そう思っていたが、真樹の作文を読んでみると、「初めて電車にのった時、すごくこわかった」。
ごめんな。真樹は、毎日にこにこしながら家を出てたから、そんなこと思ってたとはまったく気づかんかった。よう学年一人の学校から、250人の学校に飛び込んで行ってくれたね。それに、自分の力で、楽しいこともいっぱい見つけられたね。
藤田君のお母さん、どうもありがとうございました。他にも知ってるお母さんやお父さんも何人かいて、結局頼っていたのは私たち親のほうかもしれない。
何回も、真樹はしっかりしてんにゃと思うことがあった。そのたんびに、パオパオとかあちゃんは、「よかったなあ、よかったなあ」って言ってたんやで。(真樹の「出会い」の作文を読んで、かあちゃんは泣いていました。)
前に真樹が言ってたなあ。
「いやなことが10あってもいいことが1つあったら、いやなことは全部忘れることができる。」
その気持ちを忘れずに、中2も楽しく、なっ!
(でもその言葉、私が常々言ってることと似てるんですけど・・・。)
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2008年03月12日(水)
おかえり、マーライオン [家族]
廉が、シンガポール研修旅行から帰ってきた。
深夜1時過ぎの空港発、早朝関空着の便で帰ってきたので、すこししんどそうだった。
私が廉に最初にかけた言葉。
「マーライオンまんじゅう、売ってた?」
「売ってへんかったわ。」
旅行に行く前、おみやげのことが話題になった。
「やっぱり、おじいさんには、まんじゅう系やなあ。」
「なんかな、シンガポールにも、もみじまんじゅうみたいなもん売ってるらしいわ。」と廉。
「そらええなー。マーライオンまんじゅうやな。そやけどそれ、絶対日本の業者が作らしとんにゃろな。」
マーライオンの中にあんこって、なんかおいしそう。楽しみ。
でも残念ながら、それはガセねただった。
仕方なく、おじいさんのおみやげは、マーライオンチョコとマーライオン置物(かなり小さい)に変更。さっそく、私がいなかのおじいさんに持っていった。
「おじいさん、廉が学校からシンガポールに旅行に行って来てなあ、これおみやげやて。チョコレートとマーライオンとかゆうやつの置物。なんかな、シンガポールの神さんらしい。」
「これ、おばあさんにチンチンしてくるわ。廉が外国行って来ましたゆうて、報告しとくわ。」
「ほー、ちょっと見してくれ。」
おじいさんが興味を持ったのは、チョコではなく置物のほうだった。かなり、しげしげと見ていた。(よかったやん、廉。おじいさん喜んどんで。)
その後、置物を仏壇へ。
「おばあさん、廉がシンガポール行ってきました。」チーン。
廉ゆうても、よう考えたらおばあさんは知らんにゃ。生まれる半年前に死んでしもたんやから。
死んでしまうちょっと前、ヨメさんが「あかちゃんできました」って、報告しとった子や。もう、高1や。早いもんやなあ。
「おじいさん、前ゆうとった中国旅行やけど、どう?」
1ヶ月ほど前、たまたま新聞で中国旅行の広告を見た。
そのコースは、杭州から景徳鎮、廬山、九江から長江(揚子江)沿岸を下り、南京、上海へ。おじいさんが戦争で行った場所ばかりらしい。こんなコースの旅行の企画は、初めて見た。
1ヶ月前に話した時は、かなり乗り気だったが・・・。
「うーん、やっぱり、よう行かんなあ。もうちょっと若かったらなあ。」
残念!
1週間の外国旅行は、なんぼ中国ゆうてもちょっと長すぎるわなあ。おじいさん、もう86やし。もうちょっとショートカットで、3泊4日くらいのが企画されへんかなあ。おじいさんが元気なうちに。
ほんまに、残念! (最初で最後の親孝行ができるかなと思ってたのに・・・。)
話はもとに戻り・・・
廉の旅行は楽しかったらしい。
心配していた厳しいきまりも、それほどでもなかったとのこと。あちこちでビルなどの建設ラッシュで、外国人労働者が多数入りこんでおり、それどころではないとか。インド人の出稼ぎが多いらしい。
初日のばんごはんの野菜に、でかいあおむしが2、3びきいたこと。夜遅く、ホテルの友達の部屋でしゃべっていて、自分の部屋に戻ろうとした時に先生に見つかり注意されたこと。現地ガイドに、当たり外れがあったこと。見学場所でインドネシアの修学旅行生といっしょになり、そのオーバーなリアクションがおもしろかつたこと。などなど。
なかでも、動物園が一番おもしろかったようだ。昼と夜、2回も行けたと喜んでいた。
また、放し飼いのサルがいたらしく(野良ザル)、
「パオパオ、サル好きやから、いっぱい撮ってきたった。」とのこと。なんて親孝行な(!?)息子なんでしょう。
「そやけど、このサルに勝手にえさやったら、罰金4万円!」
「4万円て、そんなんはらえる人おんのかいな。どこまで罰金の国やねん。イメージ、あんまりよくないなあ。」
とにかく、旅行は行って終い、はもったいない。
帰ってきた後も、じわじわ楽しんでほしい。なんか調べてみたいこととかなかったんかなあ。
なにせ、大金使っとるんやから。なあ。
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2008年03月08日(土)
「シンガポール?」 [家族]
今朝、廉が旅立った。
と言っても、高1全員が参加する研修旅行である。
4泊5日のシンガポール行き。
朝6時半学校集合だったので、家を出たのは5時50分ごろだった。私ときくに見送られ、母親の車で学校に向かった。
学校に着くと、みんな海外旅行用の大きなバッグをガラガラと引いていたそうだ。「合宿用のバッグで来てる子がいるかなと思ったけど、それは見かけんかったなあ。」と妻の言葉。「私が見た限りでは、全員サムソナイト系。みんな買い揃えてはんにゃなあ。高1の旅行で、あれはどうかな。」(うちの廉は、アシックスのバッグです。)
また、学校側から任意保険の加入を強調されていたことも、妻の不安(不満)をあおっていた。「そんな危険なとこの旅行、設定自体がおかしいんちゃうん?」
ぐっと話がとんで・・・、その日の夜。
毎年泊めていただいている、石川県七尾市「さたみや旅館」の奥さんとの会話。
「今年は、息子さんは?」
「今日から、シンガポール行ってますねん。」
「シンガポール?」
「なんかね、研修旅行とかゆうことで、高1全員が行くみたいです。」
「そうなんですか。でも、どうしてシンガポールなんでしょうね。」
「京都の高校は、シンガポールとかマレーシアとかその辺行くのがはやってるみたいです。ほんま、何しに行くんか、親のほうもようわかってへんのですけど・・・。」
「シンガポールだったら、費用もかなりかかるでしょう? 積み立てとか・・・。」
「そうなんですよ。そんなに無理してまで行かなあかんとこかなとも思うんですけどね。」
「たいへんですね。」
確かに、この旅行に費やす金額はたいへんなものである。
子どもが目的意識を持って、「どうしても行きたい」と言い出した所なら、惜しくもない。しかし、学校の決まりに従って行く旅行って、高校生に必要? それも、行き先がシンガポール? どうも、合点がいかん。
「シンガポールって言われても、全然思いつくもんがないんやけど・・・。」と廉に言うと、
「とにかくいろいろ決まりがあって、それを守らへんかったらめちゃくちゃ罰金取られるらしいわ。」
そんな国、行ってみたいかい?
そんな国になってしもたんは、何が理由? せめてそれくらいはさぐってこいよな。
とかなんとか言いながら冷静に考えてみると、シンガポールが気に食わん理由がちょっとわかってきた。その理由は、私の出る幕が全然ないことだった。他のアジアの国なら多少とも「その国はなあ、どうたらこうたら・・・」と言えたのに。シンガポールではなあ、全然さっぱり。まいりました。
でもひとつだけ、言っときゃよかったなあと後悔してることがある。「シンガポールの人の顔をしっかり見てこい。」と。
私自身は、人の表情を観察することほどおもしろいことはない、と思っている。だまって人の顔をじっと見ていても、全然あきない。相手が日本人なら、そこから会話が生まれてくる。シンガポールの人ならどうだろう。失礼な、と言って怒られるのかな。
とにかく、4日後、「楽しかったわー」と言って元気に帰って来てくれたら、それ以上ゆうことはない。
(廉が、私のデジカメをシンガポールに持って行ってしまいました。写真は旧作か、ヨメさんの携帯の写真になります。)
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