2009年11月10日(火)
雲ヶ畑フェスティバル(学芸会・文化祭) [学校]
「ちょっと、歌わせてもらってもいいでしょうか。」
プログラム4番「学校長あいさつ」が終わろうとするとき、校長先生が客席に向かって尋ねられた。
大きな拍手。
校長先生は上着を脱がれ、舞台わきからギターを出してこられた。
「こないだ娘に教えてもらいました、エグザイルの『道』という歌を歌います。」
「思い出が 時間を止めた」 今日の日を忘れるなと
見慣れた景色 二度と並べない 思い出の道
この道で 君と出会い 春が僕らを包んでた
愛とやさしさ 教えてくれたね 泣かないで歩こう
空、今日も青空です 泣き笑いしたあの時
あたりまえが未来に変わる 「希望」「夢」「愛」話したい
動くな時間 空に叫ぶ キミを忘れない
優しさに出会ったことで 僕は独りじゃなかった
誰も消せない 心のアルバム 笑えるかもね
「動き出した 最後の時間」 君に伝えたい言葉
涙 邪魔して 空を見上げたら 春の音 聞こえた
道、君と歩いた今日まで かすかに 動くくちびる
特別な時間をありがとう 「心」「勇気」「友」「笑顔」
嬉しすぎて 溢れ出した 涙が 止まらない Wow
ゆっくりと歩き出そう この道 未来へと続く
さよなら 泣かないで 忘れないよ
離れても 愛しています
道、君と歩いた今日まで かすかに 動くくちびる
特別な時間をありがとう 「心」「勇気」「友」「笑顔」
嬉しすぎて 溢れ出した 涙が 止まらない
このあともう1曲、ビートルズの「イエスタディ」。
校長先生、やりましたね。
これぞ、私が求めている「オリジナリティ・意外性・非日常」の世界かもしれない。
でも、来年は同じ手は使えませんよ。
「4.学校長のあいさつ」(+弾き語り2曲)のあと、きゅうけい。
感慨深い。
この校舎に、再び足を踏み入れることになろうとは・・・。
18年前の3月、私の12年間の小学校教師生活にピリオドを打った地。その学校に我が娘がお世話になり、文化祭を見に来ることになるなんて。
1990年の文化祭の職員劇、「花咲かじいさん」のビデオは残っとらんのかねえ。私が主役で、やりたい放題やったのになあ。練習の時はおとなしくしていたのに、本番はアドリブの連発で、おばあさん役の若い女の先生が困ってはったなあ。ああ、なつかし。
休けい時間中に、音楽室に展示されている作品を見ることにした。
私の最後の教え子の一人、ちぃちゃんの妹・はるちゃんが来ていて少し話をすることができた。今年9月に結婚したちぃちゃんは、新婚生活を満喫しているらしい。
ちぃちゃんは、私が教師を辞めたのは「雲ヶ畑でいやなことがあったからかもしれない」と思っていたようだ。何も言わず黙って辞めたからね。ごめんな。ほんとは逆やったんやけど。
「この子らが最後の教え子やったら、いいやんね」と思えたから。
ついでに言うと、その時の校長先生も、「自分が校長やったから、辞めたくなったのか」と気にしておられた。逆です。
「ざわわ」の歌が大好きだったO校長先生やったから、「ここで辞めてもいいか」と思えたんです。当時、「ざわわ」の歌がどんな歌かもよく知らずに、「校長先生、『ざわわ』歌いましょ」と言っていた自分が恥ずかしい。
O先生、もう80前ですね。お元気にしておられるのでしょうか。
ここ雲ヶ畑にいたのは3年だけだが、私の32歳から35まで。大事な大事な思い出が、いっぱい詰まっています。
(注)まだ、続きます。
(注)今日の「0.1tのひとりごと」、和倉マラソンの事務局員さんが「いびがわマラソン」に挑戦された様子が報告されています。さて、0.1tさんは、初フル完走できたのでしょうか。くわしくは、私のリンク集から→
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
ちいちゃん、覚えてくれてましたか「迷作・花咲かじいさん」。
先生になっている人は小さい時から優等生の人が多く、「恥はかけない」という気持ちが強い人が多いように思います。私のように、「笑いをとってこそなんぼ」とか思っている人は珍しい。
おばあさん役をやってくれた、中学校のK先生、だいぶ後に偶然会ったら、「バツイチ、子連れでがんばってます」と言っておられました。元気にしてはるんでしょうかねえ。
ちいちゃん、「安寧とか安穏」て、表現むずかしすぎるって。「こういうことか〜」と言われても・・・。
まあ、楽しく毎日暮らしてると思ってたらいいんやね。
「ええぞー、続けろよー。」
学芸会、懐かしい。
覚えてますよ、先生のはなさかじいさん。
教職員劇は、先生たちが見え見えのカンペ持ちで、子ども心に「先生にも出来ひんことがあるんやー」と思ってました。
さて、はるちゃんが言ってたように私は元気です。
安寧とか安穏ってこういうことか〜っていう感じにのらりくらり二人暮ししています。