2008年03月07日(金)
「ぽち」 〜シリーズ・ご近所犬2〜 [わんこ・にゃんこ]
去年の5月ころから、きくの散歩は長代川沿いを往復している。
しかし、去年の12月、この川の右岸に広い道路を付ける工事が始まった。
私ときくが大好きだった、ニレの大木も切り倒されてしまった。いっぱいあった柿の木も、全部切り倒されてしまった。楽しい散歩道が、殺風景な平坦な土地に変わってしまった。
でも、新しい発見もあった。
長代川沿いが通れないため、少しコースを変えると、新しいワンちゃんに出会えた。そのワンちゃんは、柴犬で、広い庭に長いロープでつながれている。
「おはようさん。」
家が道のちょっと上なので、きくをだっこして毎朝あいさつしている。前はほとんど反応がなかったが、このごろは「ワワン」とあいさつを返してくれる。
ある日、いつものように、「おはようさん」と言っていると、「中入って、かもたって」の声。私より少し年上の男の人(たぶん、そのお家のおじいちゃん?)。
「ワンちゃんのお名前は?」
「ぽち、です。」
(ぽち! なんて、なつかしい名前。)
ここらへんでも大雪が降った2月13日、「おはようさん」と何回も言ったのにワンちゃんが出てこない。「おかしいなあ」ときくちゃんに言いながら歩いていると、発見!
あのワンちゃんと、若いお父さんと3歳くらいの男の子。3人が、雪の上を楽しそうに歩いている。お父さんの手には、ソリが。
きっと、こんなこと言ってたんやろなあ。
父「○○、雪いっぱい積もってんで。ソリしょっか。」
子「うん!」
父「ぽち、おまえも行くか?」
ぽち「ワワワワン! (うれしてたまらん。)」
その時は、いい感じの親子やなあ、と遠目で見ていました。
そして、今日。
今日もぽちは留守。
「散歩かな」と思ってたら、ぽちらしきワンちゃん発見。でも、乳母車を押している女の人がいっしょ。
そばまで行くと、ふせのポーズ。ぽちに、まちがいない。
「ぽち、ですよね。あそこの家に、いつもつないである・・・。」
「はい、そうです。」
その方のお顔を見て、はっとした。なんて、おきれいな。あなたは、ミス岩倉? は言いすぎとしても、ミス幡枝と言っていいぐらいの上品なお方。
さすがに、「写真撮らせてもらっていいですか?」は、よう言わんかった。
仲が良さそうなご夫婦に飼われている、ぽち君。本当に幸せそうやね。あの二人のちっちゃい子も、きっと動物を大事にする子に育ってくれるよね。
ぽち君、うちのきくもよろしくね。
( ぽちの飼い主さんは、?さん。レストランを経営されているようです。)
◎後日わかったこと。
ぽちの飼い主さん(若い奥様)のことを、ミス幡枝と表現しましたが、たいへん失礼しました。
お子さんを幼稚園バスに乗せられる時にお見かけしたのですが、元ミス京都と言っていいくらいの美人なお母さんでした。(散歩の時はめがねをかけられていて、そこまで気づきませんでした。)
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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