パオパオだより

2008年11月11日(火)

こうじ君 [学校]

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こうじ君、ともちゃん、ちーちゃん

 私の名前は、ふじいこうじ(藤井廣司)。
 だから、「こうじ君」にまちがいないのですが、今日の話題の「こうじ君」は私ではありません。

 昨日の夕方、通販事務所で商品の発送の準備をしている時、ドアをあける人あり。
 「ここでは販売はしてないんです・・・。」と言おうとして立ち上がると、その学生さんぽい男性はにこっとして言った。
 「あのー、高山康司です。」
 「えー、こうじくんかいなー。ひっさしぶりやなー。なんや、小学生の時と全然変わってへんやん。」
 「ちょっと、この近所のお客さんに用事があって、そのついでによってみました。」

 17年前の小学校の卒業式以来である。
 私が最後に担任し、卒業させた三人のうちの一人。

 ともちゃんには、2年前の「丹波ロードレース」で15年ぶりに会った。新婚ほやほやのダンナさんがマラソン好きで、そのつきそいで来ていた。そのあと、かわいい赤ちゃんも生まれ・・・。
 ゆっくりまったりなしゃべり方は、小学生の時のまま。幸せそうなふんいきが、こちらにもよく伝わった。

 ちーちゃんとは、その3ヶ月後の「宇治川ロードレース」で。こちらも15年ぶり。ちーちゃんは、なんと、レースに出ていた。小学生の時、たしかマラソンは好きじやなかったのに・・・。
 福祉の仕事をしながら大学院に進学。そして、にが手だったマラソンにも挑戦。なんでこんなええ加減な担任から、こんな立派な子が育つかねえ。(中学からあとがんばったんかな。)

 この二人ともが言っていたこと。
 「こうじ君なあ、日産で自動車整備士の仕事続けてんのは知ってるんやけど、全然会ってへんねん。」
 昨日会ったのは、その「こうじ君」です。

 「いっつも年賀状もらってるのに、出さんとすんません。ちょっとそんなんがにが手で・・・。」
 「分かってるって、気にすな気にすな。そやそや、今うちで飼ってる犬なあ、こうじ君とこのおとなりの高山菊司さんとこからもらったんやで。」
 「えっ。」
 「前なあ、雲ヶ畑小学校のまわりうろついてた犬おったやろ。こうじ君のお姉ちゃんの咲ちゃんらが、『エリ』って名づけて、給食のパンとか牛乳やっとったやん。あの犬、家につれて帰って飼ってたんやけど、16歳くらいで死んでしもてなあ。」
 「えっ、あの犬飼ってはったんですか。」
 「そうやね。そんでな、エリが死んでから娘がさびしがって、どうしてももう一回犬飼いたいゆうてなあ。それやったら、高山牧場のワンちゃんが子犬産むかもしれんし、まあ聞くだけ聞いてみたろゆうことで、行ってみたんや。そしたら、行った3、4日前にほんまに子犬産んどってなあ。びっくりしたで。そんでな、高山菊司さんからもらったから『きく』っていう名前にしてん。」
 「へー、そうやったんですか。(ニコニコ)」

 「ちーちゃんやともちゃんともゆうとったんやでー。こうじ君、どうしてるんかなあって。」
 「元気にしてますよ。僕も、もう働き始めて10年です。」
 「そうかー。もう、30くらいやね。」
 「29です。」
 「そっかー。元気そうで、前と全然変わってへんかって、安心したわ。」
 「先生も、元気そうで。」
 「元気やでー、相変わらず。」
 「また、来ます。」
 「おん、また来て。」

 なんて、好青年なこと。
 元担任がええ加減でも、こんなに立派な好青年に・・・。と言うか、やっぱり中学からあとがんばったんやろね。

 最後の教え子は三人三様だけれど、それぞれの分野でしっかり活躍している。それに引き換え元担任は・・・。
 言うまい言うまい。これでも、自分なりにいっぱいいっぱいなんやから。

(注)「高山牧場」は、京都市北区雲ヶ畑で、高山康司君のお父さんとおじさん(高山菊司さん)のお二人が共同経営されています。

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2008年10月31日(金)

進路相談懇談会 [学校]

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 おととい(10/29)、廉の高校で進路相談の三者懇談があった。

 「ひまなアンタが行きー。」
 毒嫁ますみからの指令があった。

 しゃーないなー。
 紫野高校は、私の7歳上の兄の母校。小学生だった私が、初めて見た高校がここだった。40数年ぶりに訪れた校舎は、前と同じにおいがした。この古さがいいなあ。

 廉が高校受験を思案していた時、初めは私の母校・洛北高校を受験しようと思っていた。
 しかし、校舎がピカピカで、まるでオフィスのようだった。私がいたころは、正面玄関の壁がくずれ、立入禁止になっていたくらいだったのに。
 私服だったのが、いつのまにかかっこ悪い制服になってしまった。私たちの時代に、生徒会を中心に何回も阻止した制服だったのに。(私は生徒会執行委員として、ちょっとだけですが働きました。)

 その点、紫野高校は、校舎も古いし、私服やし。
 廉がやりたかったサッカー部も、そこそこ弱そうやし(?)。
 けっきょく紫野高校にしたけど、廉はそれでよかったんかな。

 予定の4時半ちょうどに、4階の教室へ。
 担任のハマちゃんと廉が、何か話し込んでいた。
 進路については、「わしゃー、ようわからん」。
 若手ハマちゃん先生もいろいろ話してくださったが、何をどうしたらいいのやら。とりあえず、廉は私の高校時代よりだいぶ成績がいいということは分かった。(私はオール3に毛がはえたような通知簿でした。)
 廉の判断で、しっかり未来を切り開いてくれろー。廉は廉なりに、いろいろとよう考えとるようや。何のアドバイスもでけんけど、楽しい未来は我が手でつかめ。

 パオパオとしては、お勉強の方よりそれ以外でパーと花を咲かせてほしい気持ちがある。
 サッカー部でひと花はちょっとむずかしいかもしれないけど、たとえば校内マラソン大会優勝とかね。これは、可能性、アリ!

 夢、見させてくれんかなー。

 

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きくとの散歩道に咲くかれんな花

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2008年10月22日(水)

なぜ、土肥校長とともに立ち上がらないのか [学校]

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「9・27集会から」 (パワー・トゥ・ザ・ピープルより)

◎毎日新聞 2008年10月20日朝刊 「新・教育の森」より

 「言論の自由」か「経営適正化」か 三鷹高校長VS都教委、場外も熱く

 東京都教育委員会が職員会議での挙手・採決を禁じた通知について、都立三鷹高校(三鷹市)の土肥信雄校長(59)が撤回を求め続けている。現職校長による異例の言動に都教委は対応を決めあぐねるが、市民の支持は広がりつつある。【木村健二】

 ■賛同の人あふれ

 「東京都の教育において言論の自由がどんどんなくなっていく恐怖を感じた。誰かが言わなければ、誰かがストップをかけなければ、恐ろしい社会になっていくから、立ち上がった」

 9月27日、東京都武蔵野市の武蔵野公会堂。土肥校長は昨年11月から校長会などで通知の撤回を訴え始めた経緯を語った。350人収容のホールは満員となり、通路にも人があふれた。集会は土肥校長に賛同した市民らの主催で、会場に入り切れないため帰った人たちが200人以上もいたという。

 土肥校長は1948年生まれの「団塊の世代」。都立新宿高(新宿区)から東京大農学部に進んだ。大手商社に就職したものの、企業風土になじめずに辞めた。「平和主義と基本的人権の尊重を伝えたい」と教諭に転身して政治経済を教え、02年に都立神津高(神津島村)の校長に就任。05年に三鷹高に移り、06年4月に都教委の通知が出た。

 ■「生徒知るのは現場」

 通知によってどんな影響が出たのか。土肥校長は「『結論ありき』で先生方が意見を言うのか。職員会議が討論する場ではなく、伝達の場になっている」と証言。具体的なデメリットとしては「特に困るのは、退学とか留年とか、生徒指導の問題。私は校長が常に正しいとは思わない。生徒のことを一番よく知っているのは先生方だから、生徒の問題については全体の意向を聞きたい」と付け加えた。

 校長は学校の管理運営の全般にわたって権限と責任を持っている。都教委の通知は校長が目指す学校づくりを後押しする狙いで出された。

 しかし、土肥校長は「すべての問題について、校長の責任と権限はほとんどない。校長は都教委の『ロボット』『コンビニの店長』のようなものだ」と言う。

 都立学校では、校長が卒業式や入学式の際に教職員に対し、君が代斉唱時に起立することなどの職務命令を出さなければならない。さらに、教職員の業績評価でも、都教委から厳しい指導を受ける。

 土肥校長は職員会議の挙手・採決の禁止を取っ掛かりに、都教委の教育行政のあり方全体を問いただしてもいる。

 ■公開討論は実現せず

 土肥校長は8月に公開討論の開催を都教委に申し入れたが、都教委は「組織内の職務は当事者間で対応すべきだ」と拒否した。逆に、都教委が校長に示した教員の業績評価制度に関する内部情報を報道各社に公表したことが地方公務員法上の守秘義務違反の疑いがあるとして、土肥校長から事情聴取した。

 また、教育委員が文書で意見を提出するよう指示したのに従い、土肥校長は9月に委員あての文書を出した。土肥校長の処分も想定されるだけに、今後の展開は予断を許さない。

 土肥校長に賛同して集会に参加した漫画家の石坂啓さんは、こう呼びかけた。「最悪のシナリオを考えると、土肥先生はいけにえになっちゃう気がする。私が都庁にいたら、どうやって狙い撃ちをしようか、やると思う。それを阻止するには、味方を増やして連携するしかない」

 ◇各道府県教委の対応、専門家意見も割れる
 職員会議はかつて「最高議決機関」とする説が強く主張され、「日の丸・君が代」問題などを巡って校長と教職員が激しく対立する舞台にもなった。校長の権限を強化しようと、旧文部省は00年に省令を改正し、職員会議を校長の職務を円滑化する「補助機関」と位置づけた。ただし、教職員の意向を確認する手段としての挙手・採決まで禁止したわけではない。文部科学省初等中等教育企画課は都教委の通知について「都教委の責任と権限で決めたことで、コメントをする立場にはない」と論評を控えている。

 各都道府県教委の姿勢には幅がある。毎日新聞が8月に実施したアンケートでは、挙手・採決を明文化して禁止している教委は都教委だけだった。校長に判断を委ねているのは18教委に上る。中でも埼玉県は「校長が必要と認める場合には、さまざまな方法により職員の意向を把握することはあり得る」、島根県は「必要であると校長が判断すれば『挙手』を求めることもあり得る」と回答した。

 一方、鳥取県が「『採決』等の方法は望ましくなく、行われていないのが実態」、広島県が「そもそも『採決』等により意思決定を行う場ではないため、通知文を出す必然性がない」とするなど、禁止を明文化せずとも挙手・採決は不適切との認識を示す教委もあった。

 専門家の見解も分かれている。教育法規に詳しい菱村幸彦・国立教育政策研究所名誉所員は「職員会議の多数決によって学校を運営するのは校長の職責の放棄だ。都教委の通知は自由な発言を禁止しているわけでもなく、『言論の自由の侵害』という主張もおかしい」と指摘。一方、藤田英典・国際基督教大教授(教育社会学)は「挙手・採決をしたからといって、校長の決定権が損なわれるわけでも何でもない。やり方次第で何ら問題がないことを、行政が抑圧すること自体が重大な問題だ」と通知を疑問視する。

 ◇「校長の意思決定、職員会議が拘束」 挙手・採決禁止通知の背景
 都立学校の職員会議を巡っては、都教委が06年1月に全校で経営上の自己点検を実施し、課題のあった22校に対しヒアリングをした。うち約7割で教職員の考えを挙手で確認していたことについて、校長の意思決定を拘束しかねない運営だと判断した。

 このため、都教委は同年4月13日、「学校経営の適正化について」と題する通知を各都立学校長に出した。「職員会議を中心とした学校運営から脱却することが不可欠」とし、「職員会議において『挙手』『採決』等の方法を用いて職員の意向を確認するような運営は不適切であり、行わないこと」と規定。校長ら管理職が主なメンバーになる企画調整会議を「学校経営の中枢機関」と強調した。

 ある都立高校長は職員会議について「最大のデメリットは時間がかかり過ぎることだ」と話す。少なくても2時間以上かかり、教員生活で最長は結婚した生徒の対応について話し合ったもので2日がかりだった。校長になってからは企画調整会議を中心に効率的な経営を進め、なるべく職員会議を開く前に方向付けを済ませている。この校長は「意見があれば、私や副校長のところに来ればいいし、担当者間や校内研修でも解決できる。挙手・採決は必要ない」と自信を見せるが、「自分の主義主張で動く教職員がいる学校は実に大変で、通知の存在によって助かっている学校もあると思う」と語る。

 都立高校長195人が加入する都公立高等学校長協会は、土肥校長がメディアを通じて通知の撤回を訴え始めた5月から各校の実態を調べた。会長を務める都立晴海総合高(中央区)の斉藤光一校長は「言論の自由がなくなるような変化は感じていない」と述べ、土肥校長の言動については「組織内で議論すべきことを外に出すやり方は遺憾だ」と不快感を示している。同協会の方針に反発した土肥校長は7月に退会した。



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「9・27集会から」 (パワー・トゥ・ザ・ピープルより)

☆長い文章を読むのがにが手な人。ぜひ、最初と最後だけでも読んでほしい。

「誰かが言わなければ、誰かがストップをかけなければ、恐ろしい社会になっていくから、立ち上がった」

 何をたいそうにと思われる方もあるかもしれない。そういう方のために、ぜひ職員会議を公開してもらいたい。(授業参観じゃなく、職員会議参観をね。)
 物言えぬ職場(学校)から、自分の意見をはっきりと持った子どもが育つと思います?

「同協会(都立公立高等学校長協会)の方針に反発した土肥校長は7月に退会した。」

 ああ情けなや。東京の公立高校がいくつあるかは知らないが、こうして自分の考えをしっかり述べる校長をはじき出してしまうとは・・・。いっしょに立ち上がる校長は、一人もいなかったんでしょうか。
 我々一般人から見ると、教育委員会という組織はかなりの脅しのテクニックを持っているとしか思えない。どんな手を使えば、こんなに多くの校長を一度に黙らせることができるのか。前から、ふしぎでふしぎで。

 裁判員制度はやめて、教育委員制度にしたらどうでしょう。(抽選で当たった人が教育委員会の仕事をする。)
 裁判員のほうはごめんこうむりたいけれど、そっちならしてみたい気もします。

 とりあえず、土肥さん。あなたはひとりじゃない。何の役にも立ちませんが、私は京都の片隅からエールを送り続けます。

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2008年10月18日(土)

学力テストとミニスカート [学校]

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ジャッジャッジャッジャーン、家政婦あんもは見た!

 まったくつながりのないような話をつなげてしまう。そしてそこから、超へ理屈な話の展開。聞いてる相手は、ただあきれるばかり。でも、ちょっとだけ引っかかるところもある。この展開は、私の得意技です。

 「学力テスト」と「ミニスカート」。

 今、30何年かぶりに復活した全国学力テストの結果を公開するかどうかで議論が分かれています。特に、大阪では、知事対各自治体首長の言い争いのようになっています。

 もともと一般には結果を公表しないというふれこみで復活したはずの全国学力テストなのですから、いまさら何を言っているのかという感じです。
 このテストを復活させた元文科大臣は、学力の低い都道府県と日教組の組織率の関係を実証したくて復活させたそうです。(本当にそう言っているところをテレビで見ました。)
 それは、全国でも組織率が上位な秋田県が2年連続で学力1位になっていることからも分かるように、元大臣のもくろみはくずれてしまいました。だったら、もう来年からやめれば・・・。

 このテストでは、事前に模試の猛特訓をした学校が問題になったり、成績下位の子を無理やり休ませた校長がいたりと、何のためのテストなのか分からなくなっています。
 「学校ごとの平均点の発表など何の意味もない。」みなさん、早くそれに気づいてください。意味があるとしたら、各個人の成績の公開でしょう。「公開せよ」と言うなら、そこまで腹をくくって主張してください。

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 さて、ここで話は一転。「ミニスカート」。
 昨日、娘の中学で、服装の点検があった。
 登校時、代議員(昔で言う学級委員ですかね)が、男子はシャツをきちんとズボンに入れているか、女子はスカートを短くしていないかを調べるらしい。
 うちの子は、かなりなミニスカートになっている。しかし、これは仕方がない。入学の時、小さかったのが今はだいぶ大きくなった。制服屋さんが「これでだいじょうぶ」と言って買った制服なのに、今さら「短すぎる」と言われても。
 「もし、これで学校から何か言われたら、母ちゃんが学校に文句言いに行ったる。」
 「もっと短いスカートはいてか。」と私のつっこみ。

 ここで思ったこと。各中学校で、女子のスカートが平均ひざ上何センチか公開したらどうだろう。ついでに、各都道府県の順位も発表してほしい。テストの平均点よりはずっとおもしろいと思う。

 でも、これにも問題がある。セクハラとかじゃなく・・・。
 娘の中学には、入学以来ズボンをはいて登校している女の子がいる。どんな事情かは知らないが、ずっと気になっていた。
 先日の学校祭で、その子を初めて見た。ある重要な役割に選ばれ、その仕事を見事にこなしていた。すばらしい。(おっちゃんは、あなたを応援します。)
 私としては反骨の精神でこのスタイルを貫いていると思いたいが、どうであるかは定かではない。
 ここで、問題が。
 ミニスカートのひざ上平均を出す時、この子はどうなってしまうんだろう。はじき飛ばされてしまうのか。成績下位の子が、学力テストを無理矢理欠席させられてしまったように。

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 どこにでも、枠に入りきらない子がいる。管理者側はそんな子を目の敵にする。
 すべての子の個性を認めてあげましょうよ。そんな子も含めて平均を出すことに何の意味があるんですか。
 ただ派手なだけ、決して上品とは言えない知事さんにぜひお聞きしたい。
 「何の意味があるんですか」

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(注)今日採用の写真は、すべてうちの「あんも」。19年前、天安門事件の年にひろってきたので、「あんも」。来年20歳になります。こんなに長い付き合いなのに、どういうわけかまだなついていません。ながー。

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2008年10月03日(金)

中学校体育祭・続き [学校]

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赤組応援バフォーマンス (バックは比叡山)

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 午後は、黄・緑・赤の3色が、「展示」・「大縄」・「応援」に分かれて競い合う。
 まず最初は展示発表。1コマ1cm四方を色分けしていき、1枚の大きな絵に仕上げる。全校650人を3色に分けたそのまた3分の1なので、70人がかりで製作したことになる。

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 その大きな絵をタイヤ付のフェンスに掲示し、場内を一周する。その間、展示発表のリーダーが本部前からマイクで説明。なぜこの図案になったのかや、製作中に苦労したところなどを説明してくれていた。
 ここで、めっちゃむかつくことがあった。
 保護者席のしゃべり声が大きく、リーダーの説明がよく聞こえない。聞いていないから、説明が終わった後の拍手もまばら。

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 「バカモン! 子どもらが一生懸命発表しとんのに、聞かんか―。しゃべりたいもんは、遠くでしゃべれー。」って言いたかったけど、根が気弱なもんで・・・。
 家にかえってヨメさんに最初に言ったこと。
 「ますみちゃん、来年なー、保護者席前を『静かに』って書いたプラカード持って歩くわ。子どもらの方がずっと聞く態度よかったで。気弱いしよう注意はせんけど、プラカード持ちやったらできるしー。」「勝手にしー。」

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 次は大縄跳び。
 見とれてしまって写真を撮るのを忘れた。
 この大縄跳びは、黄組がダントツ。黄組は、他の競技の時からずっとよく応援の声が出ていた。この大縄跳びの時も、リーダーらしき女の子を中心に、「イチ、ニィ、サン、…」の掛け声が一番よくそろっていた。
 そう言えば、去年も黄組の女の子のリーダーが声をからしてみんなをまとめてたっけ。

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 真樹の友だちのおねえちゃんのI・Sちゃん。真樹もあんな子を目指してくれたらなあと思ったもんや。

 発表の最後は、真樹も出る応援パフォーマンス。
 黄色の最後尾に力いっぱい表現している子を見つけた。保育園で真樹といっしょだったU・Cちゃん。ふだんは育成学級なので見かけることは少ないが、元気ハツラツ学校を楽しんでるね。よかった。

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 U・Cちゃんのお母さんは、私の小学校教師時代の最後の赴任地・雲ヶ畑小学校の同僚だった。うちのヨメさんとは(お互い知らなかったのだが)、同じ短大の同級生。何かとご縁がある。(当時独身だったU先生は、私の10倍くらいしっかりされていました。)
 こうして、Cちゃんが目の前で元気いっぱいニコニコ笑顔を見せてくれると、こっちまでうれしくなる。卒業まで、真樹となかよくしてね。

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 緑組の最後の「人間掛け橋(?)」もすばらしかった。
 この応援パフォーマンスも70人くらいいて、その半分が男子。去年初めて見せてもらった時も思ったが、男の子らがそんなに恥ずかしがらずに踊っている。男女ごちゃまぜの人間掛け橋は抵抗なかったんかなあ。
 うちのヨメさんの説。「先生にやらされてるんじゃなくて、子どもらが話し合って何でも決めてるんちゃう。」そうか、そやしはずかしないんや。胸張って踊れるんや。

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 トリは赤組。
 真樹を探すが見つからない。たぶん、保護者席から一番遠いポジション。「80m走」も「色々リレー」も写真が撮れなかったので、せめて最後の出番「応援パフォ」の写真をと思ったが、夢ははかなく破れてしまった。
 でも、この赤組が3組の中で一番まとまっていたような気がした。

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赤組応援パフォの最後の決めポーズ

 最後の色別対抗リレーが終わり、閉会式。
 総合優勝は、緑。わずか3点差で真樹の赤組は2位。
 発表の部は、展示が赤、大縄が黄、応援パフォが赤の優勝だった。

 去年、この学校祭を一生懸命に取り組み、真樹は人間として一回り大きくなったように感じた。
 さて、今年はどうだろう。なんでもいい。どんな小さなことでもいい。何かいいこと見つけてくれたかな。

(後日談・その1)  「やっちまったなー。」

 音楽コンクールの後に出てこられぼやかれていた先生、韓国舞踊鑑賞の前に「早くすわらんかー」とちょっといらついておられた先生、体育祭で大声で指示を出しておられた先生。
 私はこの3人が同一人物だと思い込んでいた。しかし、どうもちがうようだ。
 真樹が、「○○先生は、カンニング竹山にそっくり」 と言うもんやから、そのふんいきを持った先生はみな同じに見えてしまった。
 すいません。たまにしか学校に顔を出さない保護者ってこんなもんです。だから保護者の先生評価はあまり気にしないでください。
 でも、真樹の、「○○先生はちゃんとあやまらはる」というひと言で、決めつけはいけないと反省しました。これからは、ちゃんとメガネをかけて学校に行き、広い心でしっかり学校を見せていただこうと思います。
 (教訓その1・世の中には、カンニング竹山みたいな怒ってばっかりの先生はたくさんいる。それでも、私はいいとこ見つけてほめたんぞー。)

(後日談・その2) 「えー、うそやー。」

 私が体育祭の中で一番好きな「部活動対抗リレー」。
 3年間休まず続けた人へのごほうびとして、みんなの前でラストランをさせてもらえるセレモニーだと思っていた。(勝負度外視、パフォーマンス重視。)
 「試合にはあんまり出してもらえへんかったけど、ちっちゃい体で3年間よう休まんとがんばったね。」
 来年の体育祭では、保護者席で涙をボロボロ流しながらそう言おうと思っていたのに・・・。
 真樹の話によると、「絶対、無理!」
 走れるのは各クラブ4人だけ。バスケ部は真樹の学年だけ異常に多く、たくさんやめたのにまだ15人ほどいる。足の速さやったら可能性がゼロとは言えないが、バスケの実力では上位4番目まではきつい。
 「来年の体育祭の部活リレーまで、やめんと頑張りや。」と励まそうと思っていたのも夢と消えてしまった。
 ああ、これからなんて言って励まそう・・・。
(教訓その2・世の中には、がんばってもがんばってもそれを認めてもらえないこともある。でも、その現実を我が子に納得させるのは、つらい。)

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2008年10月02日(木)

中学校体育祭 [学校]

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展示発表・赤組「火の鳥」

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 去年の春、私たちの考えからかけ離れた新設・花背小中一貫校に見切りをつけ、今の借家に引っ越してきた。
 その時一番心配だったのが、娘の真樹のことだった。学年1人の学校から学年250人の学校へ。ものおじせず、のびのびとやっていけるだろうか。集団に埋没してしまうような子になってしまわないだろうか。

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 そんな不安がいっぺんに吹き飛んでしまったのが、去年の体育祭だった。体育委員として大活躍だった真樹の生き生きとした顔を今でも思い出す。
 真樹だけでなく、目に入る子目に入る子のすべてが生き生きして見えた。どうして、みんなこんなに楽しそうなんだろう。
 自分からすすんで、声をからして応援している。この子もあの子もあっちの子も。

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 どうして、こんなに一生懸命になれるんだろう。
 去年の黄組の女の子のリーダーのふりしぼる声を聞いて、もうちょっとで涙がこぼれそうになった。おっちゃんもがんばらなあかん、という気持ちになった。
 いいよなあ、そんなに一生懸命になれるものがあって。真樹もこんな子たちの中で、いっしょにがんばろうという気持ちになったんや。
 ほんまによかった、いい学校で。

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 今年も、初めから終わりまで全部見させてもらおう。
 意気込んで自転車を飛ばしたが、ちょっとだけ遅れてしまった。
 校門には、2年の学年主任のN先生。私が北区の小学校の教師だった時、同じ北区の中学校の先生だった。およそ25年のワープ。私も年をとったが、N先生もね。ちょっとじいさんぽい。でも、子どもたちはN先生に一目置いています。

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 ヨメさんは仕事。真樹の出番があるときだけ見に来ると言っていた。
 私は弁当持ちで1日観戦。平日に一日中娘の学校の体育祭を見られる父親は、そうはいない。すまんなー、ますみちゃん。
 保護者席を見ても95%くらいがお母さん。おとっつぁんのかたみはせまい。

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 昨日の夜の、私と真樹の会話。
 「今日、韓国舞踊の鑑賞に行ったんやけどなあ、また○○先生うなってはったで。おもんなさそうに舞台見てたはったけど、あの先生笑わはったことある?」
 「うーん、よう知らんけど・・・。でもなあ、自分がミスらはった時、私らにきちんとあやまらはんでー。」
 「えー! そら、ええ先生やん!」
 この一言で、○○先生の印象がガラっと変わった。

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 娘から先生の話を聞く時、悪口のときは「先生もいろいろあるしー、たいへんなんやから。」と言って一応先生の味方。いい話の時は「ええ先生やん!」と強調しておく。(これ大事)
 昨日の真樹のひと言があるまで、私は○○先生の一面だけを見ていた。今日あらためて見てみると、同じ人なのにちがって見える。けっこう子どもたちに頼りにされているようだ。

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ナリケン、ガッツポーズのゴール

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 親バカ写真を撮ろうと思うのだが、無理! 真樹は80m走、ダントツ1位。色々リレーの騎馬は、騎手ではなく土台だったのだが、遅いながらもがんばっていた。それが両方撮れんかった。我が子を撮る時は手が振えて。
 その代わりと言ってはなんだが、ナリケンのガッツポーズがきれいに撮れた。(ナリケンについては、4/1のブログ参照)

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 ヨメさんは、真樹の出番だけ見てとんぼ返り。
 うちは水曜定休日なので、木曜が一番いそがしい。学校祭の中で一番見たい体育祭が、毎年木曜というのはちょっとつらい。
 私は一人ぽつんとお弁当。一人でお弁当食べてるお父さんを見たら、ちょっとひいてしまうやろね。

 午後一番は、「マーチング」。吹奏楽部の出番です。

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 今年は1年が大挙入部したらしく大所帯。2年の男子1名も入部し、バージョンアップ。(黒一点?)
 真樹のクラスのYちゃんや、去年いっしょだったKちゃんもいるし、楽しみ。
 ここでも音楽のM先生が大いそがし。あとで調べてみると、この先生が学校祭実行委員長様様でした。細い方なのに、3日間よく動かれました。倒れんようにね。

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 次は、「部活動対抗リレー」。
 各部活動の3年生の代表が、その部活のユニフォームを着てリレーする。
 勝負をかけているのは、陸上部(ハンデ付き)と野球部くらい。それ以外はほとんどパフォーマンス重視。
 演劇部はおととい舞台発表した衣装で、美術部は画用紙と絵の具セットを持って。

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 バスケ部はドリブルしながら、バレー部、テニス部、卓球部はボールを上につきながら。これは勝負度外視。
 中でも一番すごかったのは、吹奏楽部。本部前でいちいち何をしてるんやろうと思ったら、手に持って走った楽器を使って演奏を披露していた。すごすぎる。ほかのチームに何周も抜かれていた。
 でも、このレースは見ごたえがある。3年間がんばった人へのごほうびだ。

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吹奏楽部のアンカー、最後の最後の演奏

(注)まだ、続きます。

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