2022年07月01日(金)
力を抜いてください [病院]
今日は京大病院放射線治療科。
いつもなら家から走って行くか、百万遍近くのバイト先に車を置かせてもらって、そこから歩いて行っていた。しかし、連日のこの暑さ。さすがの私も自重して、病院の1000円駐車場に入れた。
私が気に入っていた「何でも知ってるにいちゃん」ふうのN医師は退職されたそうだ。その代わりがA医師だったのだが、診察室に入るとまた別の医師。
癌患者にとって担当医師というのはすごく大きな存在なのに、うまく連携がとれていないようで不安になった。
私の新しい担当医師はI医師。
私の細かい質問に、ていねいに答えてくださったのでほっとした。
チラーヂンを止めたあと、体調はどうなるのか。
体調が悪くなったときに飲む薬はないのか。
前回の治療の効果がその前より落ちたのは、ヨード制限食がきちんとできていなかったからか。
前回よりきつい放射性ヨードを服用するが、副作用はだいじょうぶか。
放射線が抜けきらず、退院が伸びる可能性はないか。
退院後も人との接触を避けた方がいいのか。
おおざっぱに言うと、今回も前回3回と大きく変わることはなかった。
一番変わるのは、チラージンを止めてしんどくなる期間が長いこと。これはしんぼうするしかないらしい。薬などないとのこと。入院日が近づくに連れてしんどさもひどくなっていくので、仕事もよく考えて入れて行くようにと言われた。8月15日が入院日なので、8月のアルバイトは無理かなあ。
服用する放射性ヨードの量も、100だったのが130になるだけ。1.3倍になるだけなので知れている。
退院予定日に放射線が抜け切れずに退院が伸びるのは、年に一人か二人くらいだそうだ。これを聞いて安心した。
退院後に気を付けるのは、新生児とこれから妊娠する可能性のある人。今うちにいるのは、私ら夫婦ときくちゃんみーちゃんだけ。全員妊娠の可能性なし。
入院前に倒れてしまわないように気を付けさえしたら、あとは何とかなりそうです。
診察のあとは検査。
採血、心電図、レントゲン。
今日は採血受付もガラガラ。
「こうじー、こうじー」と呼ぶ声。
「あら、清作のおっさん。」
清作のおっさんは、父の一番下の弟。と言ってももう90歳くらい。頬にできものができたらしく、私の兄に連れられて病院に来ていた。
兄も清作のおっさんの奥さんも気づいてもらえなかったのに、病人である清作のおっさんに見つけてもらえるなんて。おもしろいね。
採決のあと心電図検査へ。
ベッドに寝ころんで、さあ検査というときになって、「力を抜いてください」と言われた。
「えっ、なんで」と不思議だった。
検査が終わったあと、「なんで力が入ってるってわかったんですか」とお聞きした。「検査機が反応しますので」とのお答え。ふつうに寝ころんだだけのつもりだったのに、機械が反応するほどカチカチやったんですかねえ。
心電図のあとはレントゲン。
ここでまた「力を抜いてください」。
「おかしいなあ、ただ立っているだけやのに。」
検査技師さんが、肩を押さえたり体の向きを変えたり。
「えらい修正しやはるなあ。」
自分では全然力を入れている自覚はないのに、体ガチガチに固まっているみたいです。これでは疲れるわ。
いろいろ検査したのに、全部で5480円。これは助かった。
でも、駐車代1000円が痛いねえ。
これからまたいっぱい病院にお金がかかるし、その反対に働ける日は少なくなってしまうし。
頭が痛い・・・。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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