2013年04月23日(火)
実力のない人間はルールを変えたがる [時事]
◎毎日新聞4月23日夕刊
牧太郎の大きな声では言えないが…:憲法第96条の「土俵」
最近、兵庫県伊丹、宝塚の両市長選で敗れ、雑誌などで「賞味期限切れ」とやゆされる橋下徹・日本維新の会共同代表。でも相変わらず、彼に期待を寄せる日本人は多い。
ツイッターで、橋下さんに「大馬鹿(おおばか)野郎!」とののしられたこともある僕だって、彼には、妙な親近感を持っている。
けんか早い。“正義のたんか”で相手をけむに巻く。形勢不利と見ると「別の土俵」に引きずり込む。刺激的な大技、小技で、観客は「ヤンヤヤンヤ!」。もちろん、潔く頭を下げるタイミングも心得ている。「逸材」である。
にもかかわらず、不安がある。先手必勝の彼が、今度ばかりは、支持率7割弱の安倍晋三首相に先手を取られ「改憲の土俵」に引き込まれた。
自民党は昨年4月に発表した憲法改正草案で、憲法改正の発議要件を現行の「衆参でそれぞれ3分の2以上の賛成が必要」から「衆参それぞれ過半数」にする、と明記した。96条を先行して改正して、これを突破口に「戦争放棄」の第9条の改正を狙う。
改憲は、自民党の結党以来の党是だから当然である。
しかし、憲法改正が過半数で発議されて良いのだろうか?
自民党は「世界的に見ても改正し難い憲法になっている」と言うが……アメリカは上下両院の3分の2以上の賛成で改憲を発議。全50州のうち4分の3以上の承認が必要。フランスは両院の過半数だが、両院合同会議の5分の3が必要。韓国では、国会の3分の2以上の賛成を得た上で、国民投票が実施される。そう簡単に改憲はできない。
「憲法」は国家の政治体制、国家の統合のあり方、公共体の根本規範を表したもの。普通の法律とは違う。
今を時めく安倍首相は(若干、人気に陰りが出た?)橋下さんを味方に「憲法96条先行改正」を夏の選挙の争点にしようとしている。橋下さんはそれに加担した。
「日本維新の会は道州制改憲だ。憲法に道州制を位置付けて、法律によって一気に道州制を進める」と賛成した理由を述べるが……「第9条改正には無関係」と言いたいのか?
「3分の2」を過半数に変えたら、憲法は「憲法」でなくなる!と「大馬鹿野郎!」の僕は思う。(専門編集委員)
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「憲法改悪絶対反対キャンペーン」をせんならんとずっと思っていた。特に、96条を変えてしまうとあとはなんでもありになってしまう。
でも、こんな姑息でペテン師みたいな政治家を相手にしても仕方がないような気もする。「○○の一つ覚え」見たいなあの人たちの主張にももうあきた。そんなことより、もっと早急に取り組まんなんことが山とあるでしょうに。税金で払ってるお給料返して!
そこでいいことひらめきました。
姑息ペテン師系政治家の主張を、全部認めてしまいましょう。ただし国民投票は初めてなので、その投票方法は今までに行われた投票の中で似たものを採用しましょう。そうです、「最高裁判所裁判官 国民審査」です。やめさせたい裁判官にだけしるしをつけるもの。
つまり、憲法をどうしても変えたい人だけしるしをつける。今のままで問題ないと思っている人はしるしをつけずに投票。この方法だと、「最高裁判所裁判官 国民審査」と同じくらいの比率で「憲法変えない派」が圧勝すると思うのですが・・・。
あまりにも姑息過ぎる発想でしょうか。
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【RUN】
今日は昨日とは一転、走る気がなくなってしまった。
しかし今日の4時ごろ、しっかりと走っておられるバイトジジィ仲間のUさん(73歳)の姿を見てしまったんですよねー。Uさんは、雨の日以外は毎日3km走っておられるそうだ。
今週は臨時体制で、バイトは5日間連続全員6時出勤。73歳のUさんは、それにもつきあってくださるそうだ。ただし、「帰ったら、もう一回寝る」らしいけど。
だいぶ前のことだが、Uさんのバイトが決まったとき、家族みんなから「お父さん、いい働くところが見つかってよかったねえ」と祝福されたそうだ。うらやましい。
Uさんには負けてられん。ちょっとだけでも走ろう。
今日は練習最短コースの3km、15分46秒。
あと1kmを超ゆっくりジョグでプラスして合計4km。何とかUさん越え。
私もあんなジジィになりたいなあ。
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【今日のきく】
前は「花ときく」の写真を撮るのに苦労した。下のにおいをかいでばっかりで顔をめったに上げないから。でも、最近はしっかりポーズを決めてくれる。
「よっ、女優!」
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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