パオパオだより

2008年02月24日(日)

第25回宇治川マラソン [ランニング・出張販売]

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ゴール後、雪山をバックに。スタート前はあたり一面真っ白だった

 朝6時前、起きて外を見ると、自宅(左京区市原)のまわりは一面の雪。
 ニッサン・キャラバンの4WDが、ここでも役に立つとは・・・。

 今年3回目の出張販売は、大荒れの空模様。
  開通したばかりの阪神高速・京都線も、雪のため通行止め。雪ですべるとたいへんなので、ゆっくりめに行ったのだが、それでも太陽が丘にはわずか1時間で着いた。

 役員さんにお聞きすると、7時半に実施か中止かの最終判断をするとのこと。仕方なく待っている間も、雪は降り続く。
 7時半、大会実施の決定が出た。
 急いで、出店の準備。雪が降り続いていたので、受付向かいの建物の軒先を借りることにした。(2年前のどしゃ降りの時も、ここをお借りした。)

 やっと商品を出し終わったころ、京都走ろう会の八田さんがご来店。大雪だったので、わざわざ来られないとばかり思っていた。
 「お店を見るのが楽しみでね。」
 約束をきっちり守られる八田さんはすごい、と思った。短時間ですごくいい商品を選ばれ、それもすごいと思った。「目利き」やなあと感心させられた。

 スタート間近に、酉脇(とりわき)さんがご来店。(今大会の女子最高齢申し込みランナー。)
 「今日は、やめときます。」とのこと。
 「いやあ、もったいない。」と言うと、
 「まあ、今日は5kmしか申し込んでへんし・・・。」とのご返事。(たぶん、もっと長い距離やったら、もったいないから出てたという意味だと思う。)
 酉脇さんとは、いつも、「鴨川ゆっくりラン」でお会いする。もう、かなり腰が曲がっておられるが、いつもしっかり一歩一歩走っておられる。
 今日もしっかりおしゃれをされていて、小さく微笑まれる姿はなかなかのものである。いくつになっても、しっかり走り、おしゃれを忘れない。
 私も、見習いたいものだ。

 スタート前の気温は、たぶんマイナス。
 長ソデやタイツがにが手な私も、さすがに今日は寒い。
 「長ソデ、もらってもいい?」とヨメさんに聞き、黄色のランシャツに合う黒の長ソデTシャツをもらった。
 今までどんなに寒い時も、長ソデやロングタイツを身に着けたのは2、3回だけ。いつも、スタートしてしばらくすると、「こんなん、着んかったらよかった。」と後悔する。
 走る前は超寒くても、5、6分走ったら全身が暑くなる。そのため、夏のレースは弱いが冬の極寒のレースは意外と得意。手袋さえ、スタート後2、3分ではずしてしまうという暑がりだ。
 今日の寒さは、格別。さすがの私も、長ソデと手袋を身に着けることにした。(15年ぶりくらいかな。)雪が降り続いていたので、ゴミ袋もかぶってスタートラインに立った。

 ハーフ、10kmは、同地点同時スタート。(私はハーフ)
 スタート直前、急に日射しが・・・。
 「もう、いらん。」 ゴミ袋を脱ぎ、道端に。

 スタートから約2km、ずうーっと下り。「こら、気持ちええ。」
 すると、少し後ろの方から、よく聞き取れない歓声が・・・。それは、養護学校高等部の子たちがマラソンに挑戦していて、「がんばるぞー」と言っている声だった(と思う)。前から何回もこういう経験をしているが、最近は先生方の指導が良くなったのか、無茶なペースで飛び出すような子もいない。マンツーマンで伴走者がついているように見えたが、あの子たちと同じペースで最後まで走りぬくのはかなりたいへん。これがほんとのペースメーカーやね。ひょっとして、こんなボランティアもあるのかな。(あるなら、やってみたい。)
 いっしょにがんばって走ろうな。みんな、笑ってゴールできたらいいのにね。それにしてもあの声は、この場の雰囲気をなごましてくれよんなあ。おっちゃんも、まけへんでー。

 2kmすぎから、宇治川沿いのゆるやかな上り。快調、快調。もう、手が暑くなってきた。手袋をはずし、ランパンにはさむ。
 
 雪は、チラホラ程度に。
 7kmすぎ、宇治川からそれるコースに入って行くと、農家の庭先のような所も走る。せまい。 ねぎのにおいが、ぷーん。だいぶ前、奈良大仏マラソンでこんなとこ走ったな。
 ここのハーフは初だったので、まわりの景色の変化がとても楽しい。新しい住宅地あり、商店街あり、川沿いあり、山沿いあり、農家あり、マンションあり、高校あり、みやげ物屋さんあり、・・・。時々、「キャロット、キャロット」の応援あり、・・・。(目立つウェア着といてよかった。)
 
 中間点で、50分09秒。これはひょっとして、1時間40分切れるかも。
 後3kmの標示の所で、1時間25分48秒。今までのペースを守れば、残り3km14分は行ける。
 と思ったのが大まちがい。スタートの後の気持ちいい下りが、今度は強烈な上りとして待っていることをすっかり忘れていた。

 残り3km付近で、前を行く女子大生ふうの二人を抜き、さあ後2kmと言う所で、あの心臓破りの坂が・・・。
 太陽が丘入り口ゲート付近で、さっき抜いたはずの女の子の一人にも抜き返されてしまった。その後、結局追いつくことも無く、ヘロヘロのゴール。
 タイムは、1時間41分39秒。最後の上り坂2kmは11分20秒ほどかかってしまった。

 ゴール後、「すいませーん、学生さんですか?」 と声をかけた。 「最後の坂、強かったですね。まさか、抜き返されるとは思いませんでした。びっくりしました。」
 彼女は、大阪の学生さんだった。
 「どうも、お疲れ様でした。」
 そう。この言葉は、こういう時に使うんですね。若い子に言ってもらって、なんかうれしい。でも、来年もう一回走ったら、次はまけへんでー。
 (後で、ヨメさんにこの話をしたら、「かわいそうに、その子、へんなおっさんに話しかけられた、って絶対ゆうとるわ。」とのこと。)

  会場のうちの売り場に戻ると、ヨメさんがこごえていた。服は5、6枚重ね着してだるまさん状態だったが、顔面からくる冷えが全身にまわっているらしい。
 「ええわなー、自分は。走ってあったかいやろ。」
 「すんません。」

 万全の体勢でレースにのぞんだので、本当に気持ちよくゴールできた。景色も変化に富んでいて、あきることがなかった。
 ただ、少し残念だったのは、距離標示。5、中間点、残り5、3、2、1。 これではちょっと、自分のレース状況が把握しにくい。せめて、10と15は入れてほしいと思った。

 しばらくすると、「こんにちは。」のごあいさつ。
 「ああ、京都走ろう会の若手さん。(お名前は、おぼえてない。) 新年会でカンパイの音頭とらされてはった人。今日は、ハーフですか。」
 「そうです。同じ参加費やったら、長い距離走ったほうが得かなーっていう考えがあって・・・。」
 「うーん。その考えは、正しいと思いますよ。」

 閉会式がにぎわっていると思ったら、抽選会だった。寒空の下、抽選会を見守る集団の熱気は、すごい。(私は、抽選券を入れ忘れた。) それが終わると、サッと人けがなくなった。

 店の後かたづけを始めると、それまでよりいっそう風が強くなってきた。商品が、飛ぶわ、飛ぶわ。いつもの倍のしんどさ。 
 しかし、後かたづけが終わるころ、またおだやかな日射しが照りだした。

 3時前、やっと太陽が丘を出、JR宇治駅近くの「湖中」さんで、遅い昼食。
 ここは、和食レストランですが、お料理が上品で、彩りもきれい。
 宇治川マラソンの帰りに、おすすめです。

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管理棟の軒下で店開き

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こごえるだるまさん店長


◎大会結果一覧を検索して

 最後の上り坂で抜き返された彼女は、なんと、高校1年生でした。
 (大学生だと思い込んでいました。)
 ゴールした時、20mくらいの差だと思っていたのに、実際は14秒差。50mくらい。強!
 うちの廉のお友達になってもらえたら・・・。

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