パオパオだより

2012年12月18日(火)

愛情いっぱい??? [私の好きな人]

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 先週末、店にナゾの荷物が届いていた。
 品名は「○○2ヶと愛情いっぱい」。
 うっ? これはエロい系通販の・・・。

 いやいやいや、よーく見ると○○は「みそ」でした。兵庫「ゆめさき舎」のまっちゃんが送ってきてくださった。お兄さんが作っておられる日本一おいしいお味噌。これ、ほんまにおいしいんです。具は貝が一番合うかなあ。

 「みそ2ヶ」はすぐ分かったのだが、「愛情いっぱい」がなんぼ探しても見つからない。おかしいなあ。どこにかくしてあんのかなあ。

 まっちゃんとまっちゃんのお兄さん、どうもありがとうございます。発送してくださった12月14日は私の誕生日。最高の誕生日プレゼントになりました。
 
 このお味噌のように、深みがあって切れもある人間になれるようにがんばります。
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【RUN】

 今日時間があったので、真樹にとってもらっていた「実業団女子駅伝」(12/16)を見た。
 私の注目選手は、比嘉由里さん(エディオン)と井上彩花さん(大塚製薬)。

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比嘉由里選手

 比嘉選手は、今年8月の「ひろしまクロスカントリー」のときにちょっとだけしゃべらせてもらった。見た感じ(顔)がうちの真樹にちょっと似ている。沖縄出身ということもあって、私のひいき選手です。

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井上彩花選手

  井上選手とはお会いしたことはないのだが、滋賀マスターズの練習会でお母さんとお話しながら走った事がある。滋賀出身で、うちの廉と同い年。こちらも私のひいきの選手です。

 お二人ともしっかり写っていました。
 比嘉選手は2区・3.9kmを13分06秒で区間23位。(チームは15位でゴール。)
 井上選手は6区・6.795kmを21分36秒で区間4位。(チームは7位でゴール。)
 ちょっとでも自分にかすった選手が出場していると、見ごたえがある。
 これからもずっと応援していきたい。


 さて、私は・・・。
 また店までの往復1.3kmをアップ代わり。
 そのあとひさしぶりに5kmコース。行き12分18秒、帰り12分11秒で24分29秒。まあまあいい感じで走れた。
 このあと、これまた久しぶりの2kmダウンコース。
 今日は1.3+5+2で8.3km。これくらい走らなあかんね。

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2012年11月20日(火)

部間タイヤの比嘉さん [私の好きな人]

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 部間タイヤさんは、名護の西の端。もう少しで本部町にというところにある。高速道の終点・許田ICからはだいぶ離れている。それでも豊見城から1時間10分くらいで来れた。自分で運転してきたら、そんなに遠く感じない。

 比嘉増美さんは、「京都キャロット」通販のお客様。いつもお電話で注文してくださっている。すごく低くていいお声で、独特の間があるしゃべり方をされる。
 注文していただいた商品の発送先が、いつも「部間タイヤ」。私はてっきり、比嘉さんはその会社にお勤めされているのだと思っていた。でもちがった。経営者側の方だったんですね。

 ダンナさんの比嘉三雄さんもランナーで、優勝や入賞も何回もされているとのこと。「21世紀の森RUNクラブ」に入っておられ、名護湾の海岸沿いの公園で練習されているそうだ。

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 タイヤの前にネコちゃんが2ひき。
 写真を撮ろうとしたら、1ぴきは逃げてしまった。

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 かわいいかわいいネコちゃんでした。

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 いろいろとお話させていただいて、真樹も心強く感じたようだ。本当にありがとうございます。

 そして、お別れするとき最後に私が言った。
 「実はあさっての中部トリムマラソン、走るんです。私だけですけど。」
 「あら、私たちも行くんですよ。クラブの仲間もたくさん出て、走ったあとはみんなで宴会のようなことをするんです。いっしょに食べましょう。」
 「ありがとうございます。楽しみにしときます。」

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 比嘉さんからたくさんのおみやげもいただいた。うちの大事なお店お客さまなのに、これでは反対ですね。お言葉に甘えさせてもらって、これからも娘のことで頼りにさせてくださいね。

※「今帰仁の駅そーれのネコ」に続く。

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2012年09月21日(金)

下山さんに申し訳ない [私の好きな人]

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◎「ふつうの車イスランナーSさんを京都マラソンに!」要望書

 京都マラソン実行委員会事務局様          2012年9月13日  

 失礼します。左京区の藤井廣司と申します。
 大会事務局様は、第2回大会の成功に向けて誠心誠意努力されておられるここと思います。ぜひ、「さすが京都」と言われる大会をめざしてください。

 昨年に引き続きということになるのですが、京都マラソンのエントリーに関しておたずねさせていただきます。それは、「参加資格」のところです。
 
 「参加資格」の欄には、【1】年齢、【2】時間制限について書かれています。これについては全く問題ありません。しかし、その下の注意書きとして「※マラソン・ペア駅伝に車いすでの参加はできません。」と書かれています。もう一つの注意書きとして「※障がいをお持ちの方で単独走行が困難な方は伴走者をつけることができます」と書かれ、障がいのある方も積極的に受け入れようとされているのに、車いすの方のみを排除されている理由が分かりません。

 昨年も全く同じおたずねをさせていただいたのですが、「安全に走行していただけない」、「車いすランナーと一般ランナーとが並走するに当たり、危険であると思われる箇所が数多くある」というお返事でした。

 そこで、私は第1回の京都マラソンを沿道から見させていただきました。その中には、安全に走行するのは困難と思われる松葉杖のランナーが数名出場されていました。また、テレビ関係のタレントランナーの映像を撮るスタッフや、それをガードする役のランナーも走っておられました。その周りは、「一般ランナーと並走するに当たり、危険であると思われる」状態でした。

 去年もお話させていただいたのですが、私の友人の東京のSさんは、日常生活用の車イスで何度もフルマラソンを完走されています。だれの手も借りずに、フルマラソン4時間半台で完走という実績をお持ちです。たぶん、日本でただ一人のランナーであると思います。そのSさんの希望は、「(河川敷の道路ではなく)公道を使ったフルマラソンを完走したい」というものです。

 こんな実績をお持ちのSさんですが、京都マラソンのコース中の急な上り坂やでこぼこの多い鴨川河川敷を普通の車イスで通り抜けられるかどうかは分かりません。しかし、それは他の一般ランナーにとっても全く同じこと。まずスタートさせてもらえなければ、話にも何もならないのでははないでしょうか。

 車イスランナーが入ることによって心配されることは、一つ一つ解消への手立てを考えればいいことです。昨年私が提案させてもらった「伴走者つきの参加」や、「ペア駅伝2区走者としての参加」も、第2回大会を迎えるに当たり検討していただいたのでしょうか。

 京都マラソン主催の一番に書かれているのは「京都市」。
 確か京都市は、「健康都市・京都」というキャッチフレーズを使われていたはず。また、門川京都市長様は、どんなときも「共汗」という言葉を使っておられます。しかし、全国に発信しているこの「京都マラソン」で、(他の障がいをお持ちの方は一切不問なのに)健康なSさんを「車イスを使用している」という理由だけで排除し、ともに汗をかくどころかスタートラインに並ぶ参加資格抽選の権利さえ剥奪するとは・・・。このような扱いは、「人権蹂躙」「差別」と受け取られても仕方ないのではないでしょうか。
 本当に「健康都市」「共汗」という精神を尊重するのであるなら、ぜひ全国に先駆けて車イスランナーと一般ランナーがいっしょに楽しく走る「京都マラソン」を実現させてほしいです。

 以上の点につきまして、実行委員会様のご見解だけでなく、「京都マラソン」の最高責任者であられる京都市長様のご見解もぜひお聞きしたいです。
 どうかよろしくお願いいたします。
     ◇     ◇     ◇

【追伸】

 また、昨年、「車イスランナーには平坦な嵐山までの6kmレースを用意してある」とのことでした。しかし、京都障害者スポーツ振興会さんに問い合わせさせていただくと、「5分後にスタートする一般ランナーに追いつかれないハイレベルな競技用車イスランナーでないと出場は無理」とのこと。こちらの抽選がどうなっているのかは存じませんが、ハイレベルと言うことは、毎年同じようなメンバーが出場される可能性もあるわけですね。この競技用車イスランナー20名枠を死守される意味はあるのでしょうか。
 20名のエリートランナーのためでなく、どうか一人の普通の車イスランナーに光を当ててください。
 Sさんのお人柄が分かる私とのメールのやり取りを、以下に添付させていただきます。「もし参加が可能なら、3月まで年休をためておいて京都にいく」と張り切っておられます。完全な形でなくとも、何らかの形で京都マラソンに参加できる方法はないものでしょうか。
 ご検討よろしくお願いいたします。

(私からSさんへ)
 ごぶさたしています。京都の藤井です。
 お変わりなくお元気にしておられますか。

 今年は「マラソンに挑戦する会」が5月から9月に変更になり、毎年恒例になっていた犀川河川敷での○○さんとのおしゃべりができていなくて残念です。「大会が秋に変更になると出にくくなる」とおっしゃっていましたが、今年は参加されますか?もし来られるようでしたら、またぜひおしゃべりさせてください。

 さて、また「京都マラソン」の参加申し込み締め切り日が近づいてきました。去年は「公道を使ったフルマラソンを完走したい」とおっしゃっていた○○さんの言葉を思い出し、勝手に実行委員会に交渉してみました。その結果は(ブログにも書いたので読んでくださったとは思いますが)、「安全に走行できない」「一般ランナーとの混在を避ける」などの理由で門前払いされました。
 しかし、今年の第1回の大会を見学させてもらったのですが、松葉杖のランナーが数名出場。また、テレビ放送関係のタレントランナーにはガード役のランナーをつけることを許可していました。「車イスランナーを排除しておいて、それはないでしょう」と思いました。
 もし○○さんがご迷惑でなかったら、今回はこの点あたりからもう一度実行委員会の見解を問いただそうと思っています。
 前回も、○○さんのことは「私の友人で、ふつうの車イスでフルマラソンを完走されるSさん」ということにしてあり、実名は出していません。
 ○○さんの希望に添える結果になるかどうかはまったく分かりませんが、言うだけは言ってみたいです。今回は○○さんにちゃんとお話してからと思い、メールさせていただきました。お忙しいとは思いますが、お返事よろしくお願いいたします。

(Sさんから私へ)
 藤井さま
お久しぶりです。○○です。
その節は、大変にお世話になりました。

風穴をあける活動に脱帽しています。
なぜ車イスだけが、ダメなんでしょうね。と不思議に思う今日この頃です。

今年は金沢マラソン大変残念ですが、不参加となりました。
やはり、GWのタイミングが身体への負担も含めて調整可能期間です。

京都マラソン、とても興味深いですね。
参加可能ならば、参加してみたいです。
コース図を確認してみました。
10km手前広沢池付近の50m程度の高低差と
25km付近の25m程度の高低差を探してみたのですが(グーグルストリートビュー)わ
かりませんでした。結構きついですか?
それ以外についてはほぼ問題ないのでは……と思いました。

6時間の制限であれば、完走可能と思います^^;
他ランナーとの接触云々については、大声を張り上げて危険回避可能と思います。
自転車用のベルも付けていますし問題無いと思います。
もし、参加可能ならば……、と思いますのでよろしくお願いします。

ちなみに、年度末なので残りの有給を利用して、体力回復をもくろんでいます(笑)
今後とも、よろしくお願いします。
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◎昨日京都マラソン実行委員会事務局からのお返事をいただいたあと、私が下山さんに送ったメール

 こんばんわ。京都の藤井です。
 先日の要望書の件ですが、京都マラソン事務局のメールアドレスが書かれておらず仕方なくプリントアウトしてFAXで送りました。そして本日午後、事務局よりFAXでお返事がありました。
     ◇     ◇     ◇

 藤井 廣司様

 このたびは、京都マラソンに関する貴重な御意見をいただき、ありがとうございます。ご質問いただきました車いすでの参加について回答させていただきます。
 昨年と同様の回答となりますが、京都マラソンについては何よりもランナーの方が安全に走行していただけることを第一として準備を行っております。昨年大会を直接ご覧になっていただいたということですが、コースの一部である「きぬかけの路」や「鴨川の河川敷」などではランナーが密集し、現状でもランナー同士の交錯が発生しかねないポイントとなっております。また、立体交差の少ない京都の特性上、コース全域において救急車や消防車等の緊急車両通行時には、ランナーストップとしてランナーの皆様に急停止をお願いする場合がございます。その中で、目線の高さが違う車いすランナーと一般ランナーの並走を考えた場合、危険と思われる要素が多々あり、参加者の安全確保の観点から実現は困難であると考えております。
 また、「伴走者つきの参加」につきまして上記の理由から、「ペア駅伝2区走者としての参加」については上記理由に加え、コース後半部分には走路が狭く未舗装の河川敷コースや、歩行者横断のための「島方式」、折り返しポイント等が多数あることもあり、車いすランナーと一般ランナーの並走の実現は困難であると考えております。
 なお、京都マラソンにおける現行の車いす競技のつきましても、京都障害者スポーツ振興会をはじめとした関係機関と競技のうえ、一般ランナーとの混在を避ける観点からスタート時間の前倒しを行っている次第です。
 今後、京都マラソンのコース変更等が実現し、ランナーの皆様の安全を十分に確保できるコース設定が可能となった際には、参加種目の門戸拡大や運営方法について改めて検討を行いたいと考えておりますので、何卒御理解いただきますよう、お願い申し上げます。
     ◇     ◇     ◇

 すいません、がっかりですね。
 「ゼロ回答」という言葉がありますが、これでは「ゼロ」どころか「マイナス回答」です。「前回から何の進展もありません」と正直に言われたらよかったのに・・・。あろうことか、「目線の高さが違う車いすランナーと一般ランナーの並走を考えた場合、危険と思われる要素が多々あり、参加者の安全確保の観点から実現は困難であると考えております」とは。目線の高さがどうのこうのと、参加資格に身長制限などないのに、これは明らかな車イス使用者差別です。他の障害をお持ちの方には寛容であるのに、なぜ車イスランナーに対してだけこんなに厳しいのかわけが分かりません。こんなちっぽけなこと、伴走者さえつければ解消することなのに。

 ちなみに、緊急車両の件ですが、第1回京都マラソンに出場した私の知人は全員ランナーストップに引っかかりました。しかし、これまた不思議なんですが、全員緊急車両の姿どころか「ピーポー」の音も聞いてないんです。京都マラソンを妨害するために、偽の出動要請をした人がいたのではないかというわさも出ています。

 「今後、京都マラソンのコース変更等が実現し、ランナーの皆様の安全を十分に確保できるコース設定が可能となった際には、」と、まるで第三者のような書き方で、自ら改善していこうという気は全く感じられません。これが、京都マラソン実行委員会事務局の実態です。

 私はこれで終わりでは納得できません。今年参加実現が無理であったとしても、去年より一歩でも進んだご回答をいただけると期待していました。こんなことになるとは・・・。
 このあとどんな手が打てるか分かりませんが、とりあえずは「新聞への投書」、「京都市長への手紙」サイトへの投稿はしてみようと思います。

 下山さんにしていただけそうなことは、京都マラソンへのエントリーでしょうか。ランネットからの初期エントリーは無料です。抽選に通ったあと参加費を振り込むことになります。
 このあと、万が一(億が一かも)参加が認められた時、エントリーもしてなかったことが問題になるのもしゃくですし。
 このあたりの判断は下山さんにおまかせします。私が無理強いするものでもありません。もしエントリーしていただけるのなら、締め切りは明日(9/21)午後5時です。

 私は、もうちょっと粘りたいです。
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◎今日返ってきた下山さんからのメール (本来は公開するものではないと思いますが・・・、下山さん、すいません。)

 藤井さま
毎々お世話になります。下山です。

コース変更……。
私もなかなかやらないような気がしますね^^;
(どちらかというと、他のランナーが許さないような気がします)

もし車イスのランナーOKということでしたら
喜んで参加させていただきます。

本当に残念な気持ちですが
下山の気持ちになってご対応いただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

金沢マラソンだって、狭いところいっぱいでしたよね。
他のランナーとの接触はなかったのに! って思います。
なかなか、風穴を開けるのは大変ですね。

今後とも、よろしくお願い致します。
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 正直言って、第2回京都マラソンに下山さんが出場できる可能性は低いと思っていた。しかし、今後に希望がもてる点が一つでも表明してもらえばと思い働きかけをした。しかし、国会答弁でもあるまいに、私の質問にまともには答えておられない。
 一番ショックだったのは、京都マラソンに出たいと強く願っておられる下山さんに対する謝罪がひと言もないことである。年齢も時間制限も軽々クリアされている下山さんが、車イスを利用されているというだけで抽選にさえ参加させてもらえないなんて・・・。これは「安全」という言葉を隠れ蓑にした差別です。人を人とも思わない大会実行委員会って、なに?  

 下山さんとお話させてもらって、大規模シティフルマラソンでは車イスランナーは出場できないことは知っている。しかし、「健康都市・京都」を標榜し、市長自らが「共汗」というご自身が考えられた造語をキャッチフレーズに使われている。その京都市が主催の「京都マラソン」なら、何か突破口が見つけられるかもとがんばってみたつもりだが・・・。

 本当に、下山さんに申し訳ない。
 でも、まだあきらめへん! 
 これから何ができるかわからんけど、考えられる限りのことはする。下山さん、見ていてください。

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2012年09月15日(土)

マラソン大会から車イス使用者を排除することは社会から排除するのと同じではないのか [私の好きな人]

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どんぐりコロコロと遊ぶきくちゃん

 9月11日(火)、下山さんに京都マラソンへの参加希望の意思確認のメール。
 9月12日(水)、下山さんからお返事。「参加可能なら、参加してみたいです。」
 9月13日(木)、「ふつうの車イスランナーSさんを京都マラソンに!」という要望メール作成。下山さんに目を通してもらったあと大会実行委員会に送ろうとしたが、メールアドレスが記入されておらず。仕方なく、「京都いつでもコール」にメールを送付。

 9月14日(金)、「京都いつでもコール」より返信。

 この度は、「京都いつでもコール」にお問い合わせを頂戴し、ありがとうございます・
 いただいた内容につきましては、後日、京都市役所の担当部署から、お返事させていただきます。
 なお、返答に際しましては、事実確認や調査などで概ね2週間程度のお時間を要しますが、案件によっては、さらにお時間を要する場合もございますので、ご理解いただきすようお願いします。
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 去年は要望書を手書きし、大会実行委員会にFAXで送った。すると、2日後にFAXでお返事を下さった。
 今年は長文になりそうだったので、初めからメールで送るつもりだった。ところが実行委員会のメールアドレスが書かれていない。初めから作戦失敗だった。
 さあ、やり直し。「京都いつでもコール」に送ったメールをプリントアウトして、実行委員会にFAXしよう。京都マラソンの応募締め切りが9月21日だというのに、「返答は概ね2週間程度、さらに時間を要する場合も」って!

 それにしても、「京都いつでもコール」とはうまく考えた名前だ。「いつでもコールしてください、ただし返事は忘れたころしかできません」て。

 なんにもいちゃもんつけているわけではないのに。
 ごくふつうの生活をされている下山さんが、車イスを使用しているという理由だけでマラソンへの応募さえ拒否されている。
 参加資格の【1】1994年4月1日以前に生まれた方、【2】5時間40分以内に完走できる方の両方を楽々クリア。ところがその下に小さく「マラソン、ペア駅伝に車いすでの参加はできません。」つまり、【1】【2】をクリアしていながら京都マラソンに応募さえできないのは、日本中でただ一人、下山さんだけと言ってもいいかもしれない。
 これをおかしいと思わない人のほうがおかしいと思うのですが・・・。

 何十年も前は、マラソンは競技者だけのもの。それから徐々に一部愛好者に広まっていき、いまや練習さえ積めばだれもが大会に出られるようになった。そう、今はよほどの理由がない限り「だれもが」という原則を崩してはならない。
 ましてや、主催の一番目が「京都市」で、「健康都市・京都」や「共汗」(現市長発案の造語)をキャッチフレーズにしている京都市のマラソンなら。

 「マラソン大会から車イス使用者を排除することは社会から排除するのと同じではないのか 」という姿勢で、これからも粘り強く働きかけていきたい。


 

 

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2012年09月14日(金)

Say Shoeさん、ご来店 [私の好きな人]

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 「ランナーズ9の会」のSay Shoeさんがご来店。
 埼玉にお住まいだが、あさっての「丹後100kmウルトラ」に出場のため京都に来られた。私とは、3年前の7月の「神奈川反核平和マラソン」でお会いして以来。
 Say Shoeさんは、今回の「ランナーズ9の会オリジナルTシャツ」をだれよりも早く5枚も注文してくださった。これはお礼に京都案内でもしなくては。

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 Say Shoeさんは数年前まで中学校の先生をされていたので、修学旅行の引率として京都の有名なところはほとんど回られたようだ。
 これは、「This is ANABA!」というところを紹介しなくては。

 と言っても、実は私も京都はよう知らん。
 くわしいところは、「京都キャロット」より北。
 鞍馬には行かれた事がないとおっしゃったので、そっち方面に行くことにした。

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 パワースポットでパワー注入!

 「藤井さんも、どうぞ。」
 「いや、私、もうパワーいりませんねん。あとは、ヨメさんが逃げんようにと願うだけです。あっ、まちがいました。ヨメさんから追い出されんようにと願うだけです。」

 「でもよかったじゃないですか、いい人とめぐり会えて。」
 「そうでしょ、そのとおり。ほんまによかったです。でも、ヨメさんはえらい目に合わされたゆうてます。」
 「へー。」

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 さて、鞍馬のあとは・・・。
 これぞANABAの花背に行きますか。

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 大悲山口で、おばちゃんが一人でやっておられる山菜料理の店「はしもと」へ。ところが運悪く、今日は定休日。仕方ないので八桝の「交流の森」へ。その中の「翠峰荘」さんで食事。

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 Say Shoeさんは「カレー雑炊鍋」、私は「地鶏親子丼」。とちらも980円と安かった。

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 ここも閉まっていたら、もう食べるとこがなかった。まあまあおいしかったのでよかった。

 外は雨。鞍馬山に登っているときはお日様ガンガンだったのに、こちらでは寒いくらいだった。Say Shoeさんも「ふーふー」言いながら食べておられたが、あったかいものでちょうどいい感じ。

 いい天気ならこのあたりを散歩するのだが、天候も思わしくないので帰り道につくことにした。

 「90歳の父が家にいたら、寄って行きますか。」
 「それはぜひ。私のハーモニカを披露させてもらいます。」

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 家の前まで戻ると、ちょうど父が表に出ていた。
 Say Shoeさんのお父さんも、戦時中揚子江近辺に出征されていたそうだ。私の父と話す取っ掛かりができた。

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 父は、お上品なお客様は大好き。
 Say Shoeさんの奏でるハーモニカの音色が、いつまでも父の家にひびき・・・。

 Say Shoeさん、本当にありがとうございました。これで、また地域最長老の父の寿命が延びました。
 あさっての「丹後100kmウルトラ」、しっかり!

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2012年09月11日(火)

なぜ車イスだけが、ダメなんでしょうね [私の好きな人]

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マラソンに挑戦する会 (金沢・犀川河川敷、2011年5月3日)

 京都マラソンの参加申し込みの締切日(9/21)が近づいてきた。今回は自分の申し込みをする気はまったくない。しかし、前回同様、参加申し込みすら拒否されている方がある。
 マラソン大会の値打ちは、その大会に出たいと強く願う人が出られ、完走できるできないにかかわらず満足して帰ってもらえることであると思う。

 私の友人である東京の下山さんは、競技用ではなくふだんの生活用の車イスでフルマラソンを完走してしまわれる方である。私は目の前で、4時間台後半のタイムで何度も完走される姿を見ている。その下山さんの希望は「公道を使ったフルマラソンを完走したい」というものだ。
 しかししかし、なんやかやと理由をつけられ、下山さんはその参加権利を得るための抽選にすら参加させてもらえない。他の障害については一切不問であるのに、車イスでの参加のみ不可というのは・・・、「差別」ではないのでしょうか。
 去年京都マラソンに問い合わせたときの実行委員会さんのお返事は、「安全に走行できない」からというものだった。でも、「安全に走行できない」なんて勝手に決め付けるのは、下山さんに大変失礼なことだ。もしそう思われるのなら、そうならないように一つ一つの懸念を解消する手立てを考えるべきである。何の手立てもせずに門前払いはひどすぎる。
 確かに、福王子まで上り坂や松ヶ崎のきつね坂、でこぼこの鴨川河川敷を普通の車イスで通るのは至難の業である。それを心配されるのは理解できないこともない。でもよく考えてみてください。あの人は「普通の車イス」で何回もフルマラソンを完走されている方なんですよ。障害者スポーツの関係者の方にお聞きしても、今までそんな方は聞いたことがないと言われるような方なんです。完走できるかどうかは分からないけど、きっと完走めざして苦心工夫努力されますよ。
 「健康都市・京都」とか言っておきながら、たった一人のマラソン出場を願う人を門前払いしてしまうなんて・・・。どう考えてもおかしいでしょう。

 今日やっと、下山さんに連絡することができた。
 「今年も交渉してみようと思っているんですが、ご迷惑ではないですか」と。
 そのお返事は、こちらがすごくわくわくしてしまいそうなものだった。(以下、一部抜粋)

 「風穴をあける活動に脱帽しています。
  なぜ車イスだけが、ダメなんでしょうね。と不思議に思う今日この頃です。

  京都マラソン、とても興味深いですね。
  参加可能ならば、参加してみたいです。

  6時間の制限であれば、完走可能と思います^^;
  他ランナーとの接触云々については、大声を張り上げて危険回避可能と思います。
  自転車用のベルも付けていますし問題無いと思います。
  もし、参加可能ならば……、と思いますのでよろしくお願いします。」

 一番うれしかったのは、「大声を張り上げて危険回避」というところ。カチカチの実行委員会さんに聞かせてあげたい。マラソンて、こうやっておおらかに楽しむもんですよ。

 マラソン大会のお世話をするのも人間だし、出場するのも同じ人間。できる限りいろいろな人が出場できて、みんなで楽しめたほうがいいじゃないですか。
 「ああ、大声を張り上げながら普通の車イスで京都マラソンを快走する下山さんの姿を見てみたい。」

 明日、さっそく働きかけをしようっと。

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