パオパオだより

2008年01月13日(日)

第34回武庫川新春ロードレース [ランニング・出張販売]

 去年の4月から、二人の子を家に置いて夫婦だけで出張販売に来ている。もう慣れているはずやのに、何かモタモタモタモタ。
 全部きちんと出せていない状態で、5kmヨメさんのスタート時刻に。
 「トイレも行くヒマなかったのにー。」と、プリプリしながらスタート。
 そのわりに早く戻ってきた気がしたので、「早かったやん、どれくらい?」と聞くと、「32分ちょっとちゃうかなあ。」
 「えー、そんなかかったん。遅なるいっぽうやなあ。」
 「店もちゃんとできてへんし、トイレも行けへんかったし、ウォーミングアップもなしで走ってるのに、なんやーその言い方はー・・・。」
 大荒れ。32分23秒、出場15人中13位。

 私のほうは、10kmに。
 普通にスタートし、気持ちよく普通にゴール・・・したつもりが、45分13秒。
 いつも同じレースで私の後にゴールしていた二人に声をかけられた。
 一(はじめ)さん。「どうしやはったん?いつ抜かれるか抜かれるかと思てたのに。調子悪かったんですか。藤井さんに初めて勝たしてもろた。」(ニコニコ)
 太田さん。「最後抜いた時、また抜き返してくれるかと思ってたのにね、どしたん? 藤井さんが前に見えて、ええ目標になったわ。おかげで60代6位入賞やて。藤井さんのおかげやー。」(ニコニコ)
 こんなに人様に喜んでもらえたのは、ひさしぶり???
(ちなみに、07年は42分11秒・12位、06年は42分36秒・8位でした。・・・3分も遅なってるやん。知らなんだー。)

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大荒れ前のにこやかな走り

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すごく助かる有料荷物預かり(200円)


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2008年01月07日(月)

宮良美代子校長先生 [沖縄・学校]

 お昼、私の携帯に電話あり。
 「お仕事中にすみません。藤井さんでしょうか? 石垣・平久保小学校の宮良です。」
 「わー、先生、お久しぶりです。」
 「年賀状をいただたのに、お礼が遅くなってしまって・・・。実は昨年、私の父が亡くなりまして、年賀状が出せなかったんです。」
 「そうなんですか。わざわざすみません。先生とこの学校のことは、新聞の記事で読みました。インターネットで見られるんですけど・・・。<人権の花>をみんなで植えたって。」
 「ええ、そうなんですよ。人数は少ないけど、いろんな事やってますよ。今も花は少し咲いてますが、春になるといっぱいになるんですよ。
 年賀状にも書いてありましたけど、2月に西表に来られるんですね。もし時間があれば、ぜひ石垣にも寄ってくださいね。こちらは暖かいですよ。今日も20度かな。ずっと雨ばっかりなんですけど。」
 「スケジュールがどうなるかまだはっきり決まってないんですけど、行ってみたいです。
 ほんとうに、わざわざご連絡していただいて、ありがとうございました。」

 2006年6月、西表島の北にある鳩間島の小中学校の運動会に参加(ヨメさんと娘と3人で)。その学校は、当時うちの子どもらが通っていた学校と似たところがたくさんありそうだった。(過疎化による学校存続の問題など) そのころ学校がおもしろくなく少し元気がなくなっていた娘に、いろいろな世界を見せてやりたくて、日本の西の端まで行くことにした。
 そこの運動会には「1000m走」があり、娘にいいとこ見せたくて参加。しかし、鳩間中の3年男子と若い女性に負け、3位だった。( この二人は、35度くらいの炎天下を3分台でぶっとばした。あの弾丸のような女の人は誰?)
 ちょっとくやしくて話しかけてみると、彼女は西表島西部の陸の孤島と呼ばれる船浮の小中学校の先生だった。(だいぶ後でわかったことだが、その先生は2000年高校駅伝沖縄代表選手だつた。どうりで・・・)
 

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2006鳩間小中運動会・女子50m走      (1位入波平先生、2位ヨメさん)

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創作エイサー(中央は古我知先生)


 「うちの学校の運動会にも、ぜひ来てください。」
 その言葉をきっかけに船浮小中に電話してみると、校長先生が出られた。初めて電話したちょっとあやしい(?)私に対して、すごくていねいに対応してくださり、まよわず10月の運動会に行くことにした。
 うちの娘も、父よりはるかに足の速い女の先生に感動して、「あんな元気な先生が、うちの学校にいたらなあ。」とあこがれの目で見ていた。

 10月、当時小6の娘と二人、小中合わせて5名の船浮の運動会に参加させてもらつた。6月に顔見知りになった鳩間の古我知先生や生徒も参加しており、少し話すことが出来た。船浮の校長先生や例の足の速い先生(入波平先生)ともお話が出来て、ほんとうに楽しい運動会だった。近隣の子どもたちや親の友情出演(?)、先生方のてきぱきとした動き、その中に入れてもらった自分たちも心から楽しんだ。子ども・先生・地域の心がひとつになっているのが実感できた。
 
 運動会の閉会式の校長先生のあいさつの中で、私たち親子のことも紹介してくださり、最後に上原港でお別れする時にはご自分のアクセサリーを取って娘にくださった。(そのまがたま型のアクセサリーは、今も娘の携帯についています。)
 「こんな先生が、うちの学校にいてくれはったら・・・」
 こんどは私がそう思ってしまいました。

 もし2月にお会いできたら、1年4か月ぶり。すてきな笑顔が健在でありますように・・・。

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2006船浮小中運動会・校長先生のお話

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個走のスタート(ホイッスルは入波平先生)


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近隣の子どもたちで満杯になったシーソー

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児童生徒・教職員・地域で演じるエイサー


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2008年01月06日(日)

京都走ろう会例会(1月第1日曜) [ランニング]

 京都のランニングクラブの中で、歴史・会員数とも一二を争うのが、「京都走ろう会」と「京都ランナーズ」である。
 私は両方の会員であるが、「京都走ろう会」のほうは、ほとんどゆうれい会員と言っていい状態だった。
 毎月第一と第三日曜が例会なのだが、出張販売日と重なることが多く、ほとんど参加できていなかった。今年は、出張販売も減らしていく方針(藤井眞寿美店長談)なので、今までより参加できるだろうという見込みで?年ぶりに年会費を納めさせてもらつた。(わずか2000円です)

 「京都走ろう会」のいいところは、どの幹事さんも長く続けておられるという安心感です。しばらくぶりに行っても、例会を運営しておられる幹事さんは10年前20年前とほとんど変わっていません。(その点、「京都ランナーズ」は行くたびに新しい人が役員をされているという印象があります。)
 また、昨年から津田昌子さんが会長に就かれ、会長をみんなが支えていこうというすごくいい雰囲気ができつつあるように思います。100人規模・30年以上の歴史があるランニングクラブの会長に女性が就任というのは、全国的にもめずらしいのでは。
 私自身も、何かで津田会長のお役に立てないかと思つています。

 例会は10kmに参加、45分40秒でした。


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津田会長と塚本幹事

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例会起点・出雲路橋西詰北側


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2008年01月05日(土)

ちび [わんこ・にゃんこ]

 映画のあと、中学時代の恩師中古賀先生のご実家へ、ねこのちびちゃんの写真をもっていった。お孫さん二人がその写真を取り合いになって、おかあさんにしかられていた。(よろこんでくれたかな。)
 去年3月におじゃましたときには、起き上がるときに「よいこらせ」といいながらも元気に歩いていたのに、10月4日に死んでしまったそうだ。でも、それは先生の誕生日の翌日だそうだ。(ねこのテレパシー!?)

 「19才まで、よう長生きしてくれたね。」
 今ブルガリアにいる先生も、きっとそう思ってはるにちがいない。

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2007.3.12の「よいこらせ」のまえのちび

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「カフカ・田舎医者」「いのちの食べかた」 [映画]

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 2008年、初映画
 「カフカ・田舎医者」
 狂言・茂山家の一族が声を担当。当日茂山七五三さんと茂山茂さんの舞台あいさつがあるということで、みなみ会館は満席。みなみ会館が満席になったのは、「ジョゼと虎と魚たち」以来か。
 カフカと言えば、私の学生時代にその全作品を読んだはずである。しかし、「田舎医者」はおぼえていなかった。
 映画はうまくできていたと思う。カフカ独特のじれったさが、みごとに表現されていた。ただ、カフカをまったく知らない人は見ないほうがいいかも。(カフカは「変身」で有名だが、私は「城」が一番好き。じれったさの極致。)

 今回の「田舎医者」やアカデミー賞ノミネートの「頭山」よりも、「年をとった鰐」が強く印象に残った。年をとりすぎ、家族からうとまれるワニの悲哀がなんともいえんかった。
 
 年をとったワニには身内を食べてしまい、家族から追放されてしまう。やつとたどり着いた離れ小島で、ひつそりと暮らしていたタコと出会い、友達になる。でもおなかがへって、夜になるとタコの足を一本ずつ食べてしまう。タコは数がかぞえられないので、足が無くなっていくことに気がつかない。そして最後には悩んで悩んだあげく、ワニはとうとうタコの体まで食べてしまう。かけがいのない友達を食べてしまったワニは・・・(意外な結末は、ぜひ作品を見てください。)

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 「いのちの食べかた」
 新聞に紹介されたとき、見たいというより見ないかん映画と思った。説明や音楽が一切なし。その分、考える時間がたっぷりあった。
 すべての食糧は機械的に生産され、きれいな形で食卓に上る。ほとんどの人は、その過程を知らないし興味もない。
 牛が機械にはさまれ、殺され、つるされるシーンはつらかった。
 つらい場面もあるが、できるだけ多くの人に見てもらいたい映画だった。

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2008年01月01日(火)

第26回亀岡元旦ロードレース [ランニング]

 京都元旦ロードレースがなくなって、もう4年。
 20年以上連続で参加していたので、なくなったときはがっかり。娘の真樹が小4になって親子リレーに出れるぞ、と思っていたその年になくなってしまった。今高1の廉とは最高13位どまりだったので、真樹と10位以内入賞をねらいたかったなあ。

 今年から、亀岡元旦ロードレースがリニューアル。全国大会になったので参加することに。
 元旦の朝早起きし、寝ている家族を起こさないように抜き足差し足。こんなふうに家を出て、レースに参加するのは何年ぶりやろ。こんな孤独なおじさんランナーは、全体の何パーセント?
 市原の自宅から亀岡運動公園まで一時間半くらいかかると思っていたら、道がすきすきで、40分で会場に着いてしまった。受付開始まで30分以上待つ始末。ぼちぼち姿を現す参加者を見ていると、顔見知りの京都市内のランナーがあちらこちらに。元旦からレースに出たい人は、けっこう多いんや。
 5キロ50歳以上の部があったので、参加者が少なければ6位入賞のチャンスとわくわくしながらプログラムをめくると、36名。これはちょっと・・・。
 
 10時、晴天のもと、10kmがスタート。
 その3分後、5kmがスタート。陸上競技場をスタートできるのは、めっちゃ気持ちいい。ここで亀岡駅伝の1区をスタートしたのは、もう25年くらい前かな。
 体調は万全。トイレも余裕でいけたし、コンビニのおにぎり二個のパワーもきいている。シューズはいつものフリークスエピュラス、ウェアはランパンに、Tシャツの上からランシャツ。最初の1キロは4分をきっていた。
 折り返して部門別順位を数えると、1.2.3.4.5.6・・・7位やん。くっそー。そしてそのまま前も抜けず後ろにも抜かされず、7位でゴール。20分50秒。
 7位ってうちのヨメさんの得意ポジションやん。7位コレクターはいややで。

 折り返してしばらくして、反対側に妙なランナー発見。かなり後ろのあたりを、かわいいねずみの着ぐるみで走る人あり。ゴール後見つけたのでナンバーカードで確かめてみると、もと京都ランナーズのM.Kさんじゃあーりませんか。プログラムに歳も書いてあったけど、うちのヨメさんと同い年。なんかええぞ。今年はあちこちでこの姿を見るかも。一緒に写真に入ってもらった。

◎後日わかったこと
 ねずみ着ぐるみM.Kさんは6位入賞。27分28秒。7位とは7秒差の接戦を制す。みごと!!

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