パオパオだより

2019年01月09日(水)

恥骨結合炎? [病院]

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恥骨結合炎の痛みの出る部位

 ずっと股関節炎だと思っていたが、痛みが鼠径部から恥骨結合部に移ってきた。今は鼠径部はほとんど痛くない。恥骨前部分に集中。これはどうも「恥骨結合炎」というものらしい。(また、極まれな2%の部位に入ってしまったか・・・。)

 ロキソニンを飲んでいるときは痛みがましなのだが、それでもくしゃみをすると「股間前で爆弾炸裂」くらいの痛み。この痛さは、だれにも分かってもらえないでしょうね。
 くしゃみが出そうになると、鼻を揉んで食い止めたり、抑えきれずに出てしまうときはお股を押さえる。
 「おっ、これは『カズダンス』のポーズやん!」
 これは、恥骨結合炎で悩んでいる人に教えたげなあかん。
 「カズダンスのポーズで、くしゃみの時の痛みがましになるよー。」
 
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◎恥骨炎(恥骨結合炎)の症状と原因

■恥骨炎(恥骨結合炎)とは?

 恥骨結合炎とは、左右の恥骨を結合する軟骨円板の運動ストレスによる炎症であり、スポーツによって発生することが多い障害です。 左右にある恥骨を結合させる軟骨円板の炎症です。
 「恥骨結合」は、左右2つの恥骨がクッション機能を果たす軟骨円板により結合し、ちょうど陰部付近にあたる体の中心に存在します。
 ランニングやキック動作などを繰り返すことで、恥骨結合の軟骨円板に捻れや、また恥骨に付着している大内転筋、腹直筋、薄筋などの牽引力によるストレスがかかり、炎症が生じます。
 サッカーやマラソンなど足をよく使うスポーツでは、軟骨・靭帯・腱に継続して負担がかかるので、痛みがでてきます。 恥骨結合炎が生じると、慢性化して治りにくくなる事もあります。(出典・神戸六甲道カイロプラクティック)

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赤色で示した部分は恥骨結合部のそばにある骨が炎症を起こした場合に変化が生じる場所です。

■恥骨炎(恥骨結合炎)の症状

 最初は、軽い痛みがおなかや股のつけ根、内ももの筋肉に起こる。次第に股のつけ根、恥骨結合部に痛みをはっきりと感じるようになり、この部分の骨の表面を押すと激痛がある。運動時にも激しい痛みがあり、プレーを中止してしまうことが多い。

 恥骨前面、内転筋に一致した運動痛、圧痛、時に鼠径部や大腿内側、腹部にまで放散する疼痛が特有です。慢性化すると鼠径部が常に痛みます。特に下肢を伸展して挙上、外転する動作で誘発されやすく、股関節の可動域制限、筋力低下が見られます。

 サッカーのインサイドキックは、過剰な筋収縮、隣接関節の過剰な運動を誘発しやすい為、症状悪化の大きな原因になります。

■恥骨炎(恥骨結合炎)の原因

 おもな原因は直接的な打撃による衝撃と継続的な負荷。具体的にはラクビーやサッカーなど接触・激突の多いスポーツで衝撃を受けた場合、あるいはランニングやキックなどによって恥骨の結合部に継続的に負荷がかかった場合に起こりやすくなっています。

 症状は体を動かした時の痛みのほか、慢性化することによってそけい部や大腿内側や腹部に疼痛が発症する場合もあります。さらに筋力が低下したり、股関節の可動域が制限されてしまうといった問題も起こりえます。

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▼恥骨炎(恥骨結合炎)の治療法

 急性期例や発症後半年以内例では、保存療法が第1選択です。疼痛が強い場合は、約2週間のスポーツ休止が必要です。疼痛部位の局所安静(ランニング、キック禁止)、アイシング、時に温熱療法(ホットパック)、消炎鎮痛剤投与、ステロイドホルモンの局所注射(多用否)などが用いられますが、長期的には運動療法が奏功します。
 初期のリハビリテーションは股関節の外転可動域訓練、筋力強化、内転筋のストレッチングから開始して水中歩行、エアロバイクによる免荷訓練、その後ジョギング、2ヵ月でボールキック練習を行います。疼痛が消失したからといって、いたずらな早期復帰はかえって再発を繰り返します。慢性化すると長期間(2〜3ヵ月以上)スポーツ休止を余儀なくされるので注意を要します。(出典・ザムスト)

 可動性、安定性、協調性の問題を評価し、それを修正するアスレチックリハビリテーションを行います。マッサージ、筋力訓練、協調運動訓練などが基本です。詳しくはスポーツ医にご相談ください。
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 今日は寮1の管理代行17時間。
 朝方すごい吹雪だったので、表に出て写真を撮ってみたが、雪は写りませんね。

 股間の痛みは痛み止めの薬を飲めば治まるが、やめるとぶり返す。
 おかしいと思ったのが12月19日で、今日でちょうど3週間。この間の痛みのレベルを思い出してみた。

        痛み
12月16日(日) 0 「沖縄100Kウルトラ」に出場、86km関門収容。
   17日(月) 0 名護でゆっくり。
   18日(火) 0 沖縄から京都へ。
   19日(水) 5 寮1のバイト。朝から鼠径部がおかしく、次第に痛みが増す。
   20日(木) 10 痛みマックス。整形外科受診、ロキソニン処方。
   21日(金) 7 薬がよく効く。
   22日(土) 6 出張販売の荷物積み込み。
   23日(日) 5 「万博クロスカントリー」販売。
   24日(月) 4 「鴨川ゆっくりラン」。ウオーキングするかと思ったがやめた。
   25日(火) 3 年賀状作り。
   26日(水) 3 寮1のバイト。
   27日(木) 2 整形外科受診、リハビリ開始、薬終了。
   28日(金) 2 寮2の24時間バイト。
   29日(土) 1 私は朝帰り。廉彩夫婦、真樹が帰省。
   30日(日) 2 いなかで餅つき。
   31日(月) 5 プチ家族旅行。痛み再発。
 1月 1日(火) 8 ロキソニンがないので、イブ服用。
    2日(水) 5 出張販売の荷物積み込み。ちょっと痛みがましに。
    3日(木) 9 「新年走ろう会」4kmウオーキング。夜に痛みマックス。
    4日(金) 6 薬屋さんでロキソニン購入し服用。
    5日(土) 5 寮1のバイト。
    6日(日) 4 「京都走ろう会」3.1kmウオーキング。
    7日(月) 10 薬をやめたらてき面。痛みマックス。ヨメ「痛ストレッチ」。
    8日(火) 5 薬を飲んだら楽に。9kmウオーキング。「痛ストレッチ」。
    9日(水) 7 寮1のバイト。今日も薬なし。

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 走暦37年になる私だが、股関節周辺の痛みは初めて。
 直接の原因は12月16日の「沖縄100Kウルトラマラソン」。
 しかし、その2か月前の10月14日の「峨山道トレイルラン」。あの時、本来は得意であるはずの下りが、足腰が痛くて全然走れなかった。そのころからおかしかったんですね。

 もっともっと原因を追究すると、ズバリ「老化」。
 ヨメさんから、「自分の歳考えや、としー」と言われた。その通り。
 去年「沖縄100K」を制限時間内完走できたもんやから、もっとできると勘違いしてしもたんやね。

 63のジジイやから、そら筋力も落ちとるわな。そこからいろんな歪みもくるわな。
 小西真奈美似医師が言われた通り、今からでも「筋力付けて体重落としたら」何とかなりますかねえ・・・。

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【今日のきく】

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 今日もバイトから帰ってきたのは夜12時前。
 玄関を開けると、廉の部屋で寝ていたきくがガバッと起き上がった。私は家にも上がらず、そのまま「きく散歩」へ。

 またいっしょに写真撮ったけど、きくはまともに前を向いてくれんのよねー。

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2018年12月27日(木)

ランニング禁止延長 [病院]

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 今日は「変形性股関節症」の経過観察。
 また小西真奈美似医師に会えると思うと、うれしいような・・・。
 ただし、小西真奈美似医師は絶対に笑わない。たぶん、若くてかわいい感じの方なので「なめられたらあかん」と思っておられるのでしょう。
 「そこがまたいい」とか思って、病院に足を運ぶジジイ患者は私です。

 「具合はどうですか。」
 「はい、痛み止めの薬をいただいた翌日くらいから痛みが引いてきました。今はほとんど痛みは感じないんですけど、今日の朝に薬が終わったので、このあとがちょっと心配です。」
 「今痛みがないのなら、薬がなくてもだいじょうぶですよ。もしまた痛みが出てきたら、薬を処方しますから。」

 ベッドに横になると、鼠径部などを押されて「痛いですか」と聞いてこられた。たしかに、押されると痛い。
 「これは前の痛みがまだ残っていると考えてもらって、特に問題があるわけではないです。ただし、ランニングはしばらくしないでください。ウォーキング程度で。」
 「この先、走れるようになるでしょうか。」
 「ええ、いくらでも走れますよ。筋力をつけて、体重を減らしてもらったら。(フン!)」

 おお、この「フン!」で初めて小さな笑顔を見せてもらった。「体重を減らして」がよかったのかな。
 ウルトラマラソンに向けて、「ちょっと太めくらいのほうがウルトラの長丁場にはいいのかもしれん」と思っていたのがまちがいやったんかなあ。
 今年3月の入院後は55kgほどで、ウルトラの前が63kgほどやからねえ。9か月で8kg増はやっぱりまずかったか。

 このあとリハビリテーション科へ。
 理学療法室に入ってビックリ!
 「ここは野戦病院かー。」

 小さなベッドが20ほど。
 そこで体操ぽいことをしていたのは全員学生(大学生と高校生)。ジジイどころか、大人自体が私一人という感じ。
 理学療法士の方からいろいろと指示していただいたのだが、一つ一つが納得のいくことだった。やっぱり私は右足が強すぎて、左足がうまく使えていない。それを改善していく運動を教えていただいた。しんどいけど、それを続けてやっていかないとね。二度と走れへんのはかなんし。

 新年は1月3日に武庫川の「新年走ろう会」、6日に「京都走ろう会例会」で10kmを走ろうと思っていた。これは断念。
 1月13日の「武庫川新春ロードレース」、20日の「名護ハーフマラソン」。武庫川もハーフやから無理かなあ。名護は飛行機なども取ってしまったし、行かんわけにいかん。真樹といっしょにゆっくり走りますか。
 1月27日の「くみやまマラソン」は5kmにエントリー。せめてここは、「復活レース」としてガンガン行きたい。

 さて、どうなることやら・・・。

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2018年12月21日(金)

だっちょちゃうねんこかんせつえんやねん [病院]

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 日曜に86km走ったあとは、さすがに足が痛かった。しかし、一晩寝るとすっきり。月曜にはもうほとんど痛みもなかった。
 「ダメージって、ほとんどないやん。」

 甘かった。
 水曜はバイト日なので、朝5時半起き。
 目覚めても起き上がれない。
 「えらいこっちゃー。」
 何とか起き上がってバイト先へ。
 股間が痛い。特に左側。
 歩くだけでも大変だが、くしゃみすると激痛。
 ヨメさんにメールすると、「鼠径ヘルニア(脱腸)ちゃうか」とのこと。
 でも、いくら見ても何も出っ張ってない。
 原因不明の局部近辺激痛かー。

 昨日の朝は、さらに痛みが増していた。
 ということで、昨日、鞍馬口医療センター・整形外科へ。
 局部付近を診てもらわんなん可能性があるので、「どうか小西真奈美似医師に当たりませんように」と願っていたら、当たってしまいましたわー。
 
 「パンツを脱いでください」と言われるかとドキドキしていたが、それはなかった。
 レントゲン写真を見られて、「変形性股関節症ですね。右のほうが変形がひどいですが、左の方が骨と骨の間が狭まっています。これで痛みが出ているんです。マラソンの下りで衝撃があり、痛みが出てきたと思われます。一週間、ランニングはしないように。」

 そうか、ニライカナイ橋の下りをぶっ飛ばしたのが悪かったんかなあ。

 痛み止めの薬をもらい、あとは腰付近の筋力強化になる体操をするしかないらしい。
 でもよかった。昨日の朝起きたときは、「これから車いす生活で、二度とマラソンなんてでけへんのかー」と絶望的になっていた。でも、そんなことないんですね。
 しっかり体操しよう。

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2018年11月12日(月)

全治2か月? [病院]

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 今日は、鞍馬口医療センターで血液検査の結果を聞く日。
 「サイログロブリン値、1.2です」とI医師。
 「1.2? 0.5くらいになってたらいいのになあと思ってたんですけど・・・。」
 「うーん・・・。(そのあと無言)」
 「サイログロブリンの値が高いと、甲状腺由来の細胞がたくさん残っていて、そこから癌細胞が転移しやすいってことですよね。値が上がってないからいいと思ったらいいんですかね。」
 「うーん、サイログロブリンの値も大事ですが、8月のシンチ画像で一部に集中ということがなかったので、そちらの方をよく見ていただいたほうがいいと思います。」

 来年2月にまた京大病院放射線治療科で経過観察してもらうのだが、シンチ検査もしてもらった方がいいのかなあ。

 7月の胆のう摘出手術後、右の首と肩の痛みが長引いているので、そのあと整形外科で診てもらった。
 今年1月に偏平足でお世話になったK医師。小西真奈美似の医師だったが、長い髪をバッサリ切られており、もう小西真奈美似ではなくなっていた。

 結論から言うと、「頚椎は変形しているが、それと今回の痛みは関係なし。姿勢の悪さなどからくる筋肉の痛み。きちんと体操を続けたら、2か月ほどで治ります。」

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 それって、全治2か月? それも、ただの肩こり?
 逆に言うと、正月超えたころまでこの痛みが続くっていうこと?
 「あーあ」という感じやけど、がんばって体操しましょうかねえ。

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 「鞍馬口・整形外科」は靭帯の治療で超有名。
 フィギュアスケートの高橋大輔さんも入院していたらしい。
 私が3月に入院していたときには、女子サッカーの岩渕真奈選手が入院されていた。

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 鞍馬口医療センターには、1年9か月の間に5回も入院した。
 もう当分は入院せんでええかな。

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【今日のきく】

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 6時過ぎ、お散歩がてら店に行くと、ヨメさんは鍼灸の施術中。
 きくは店の中に入りたそうにしていたが、この時間は絶対にダメ。
 きくと私は、すごすごと帰ってきた。

 「オバシャン、お仕事がんばってね。」

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2018年11月05日(月)

採血と父〜病気のおさらい〜 [病院]

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 おととい「京都丹波ロードレース」で、私の最後の教え子の一人・ともちゃんに久しぶりに会った。私の病気のことを心配してくれているともちゃんは、「5年経過してだいじょうぶなら、もう心配ないんですよね」と言ってくれた。
 「いやいやいやそれは一般的な癌の場合であって、甲状腺低分化癌ちゅうのはそれとはちょっとちがうみたいなんやわ。いつ転移するか分からんし、転移したらえらいことになるみたいな・・・。」
 「えー、そうなんですか。」
 (それにまだ2年で、あと3年生きられるかどうかも確定的ではない。)

 甲状腺低分化癌の当の本人である私も、実はもひとつよく理解できていない。もう一回おさらいしましょうか。

■2016年
8.18 胆石胆のう炎+甲状腺腫瘍の診断(CTスキャンによる)
9. 2 首に針(穿刺吸引細胞診)
9.12 甲状腺腫瘍は「5段階の3」との診断、摘出手術を勧められる
10. 3 入院
10. 4 甲状腺右葉摘出手術
10.11 甲状腺低分化癌の告知(遠隔転移の可能性大と言われる)。退院
10.20 PET検査
10.31 PET検査結果、転移なしだったが全摘手術を勧められる。

■2017年
2. 4 セカンドオピニオン(神戸・隈病院)
3.17 再手術決定
4.26 入院
4.27 甲状腺全摘・リンパ節郭清手術
5. 4 退院
5.19 京大病院へ行き、アイソトープ治療申し込み
7. 9 タイロゲン注射
7.10 京大病院入院、アイソトープ治療
7.14 退院

■2018年
2. 8 緊急入院(胆のう炎発作、ステント挿入)
2.17 退院
3.19 入院(ステント除去)
3.24 退院
7.12 入院
7.13 胆のう摘出手術
7.18 退院
8. 5 タイロゲン注射
8. 6 京大病院入院、アイソトープ治療
8.10 退院

※ 1年10か月の間に7回入院。病院とお友だちになってしまいましたわー。

 これで一区切り。
 次の血液検査で、サイログロブリンの値が「限りなく0に近づいておれば」、あと3年はだいじょうぶでしょう。甲状腺細胞から出るサイログロブリンは、甲状腺細胞がなければ検出されない。これが0に近づくということは、遠隔転移の可能性も0に近づくということ。

 その採血が今日で、結果を教えてもらえるのが1週間後の11月12日。ああ待ち遠しい。
 私は「ごくまれ」続きなので、「サイログロブリンの値が上がってましたー」てなことにならんやろなあ。心配と言えば心配。

(注)もうちょっと、続きます。

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2018年09月12日(水)

がん生存率は101人中51番目の患者の値 [病院]

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◎毎日新聞9月12日朝刊

   がん3年生存率71%

◇乳がん95%、膵臓がん15% 
    国立研が初公表

 国立がん研究センターは11日、2011年にがんと診断された人の3年後の生存率を初めて公表した。これまで約10年前に診断されたがん患者の5年生存率を公表してきたが、最新に近い治療を受けた患者の状態を把握するため、5年分のデータがそろうのを待たず算出した。全体の3年生存率は71.3%。前立腺がんは99.0%、女性の乳がんは95.2%と高かった一方、治療が難しいとされる膵臓(すいぞう)がんは15.1%と他のがんより大幅に低かった。

 全国の「がん診療連携拠点病院」など268施設の患者30万6381人のデータを集計・分析。日本人に多い「5大がん」(胃、大腸、肝臓、肺、女性の乳房)など11種のがんについて、進行度を示すステージ別に、がん以外の病気や事故で死亡する割合を除いた「相対生存率」を算出した。

 5大がんでは、肝臓と肺の生存率が比較的低く、胃は進行すると生存率が大きく下がった。乳がんは生存率が高いが、若い患者が多いことも関係していると考えられるという。

 がんは5年生存率が治癒の目安とされることが多い。3年生存率について、同センターの若尾文彦・がん対策情報センター長は「新しい治療法の効果を含むタイムリーなデータを提供した。今後、同じ患者の5年生存率が出れば、対比することで、より早い段階で治療成績などの判断ができるようになる可能性もある」と話す。データはウェブサイト「がん情報サービス」(https://ganjoho.jp)で確認できる。【五味香織】

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 9月6日の毎日新聞夕刊・特集ワイドに、「余命は『「残りの寿命』ではない」という記事が載っていた。「余命1か月」と宣言されたのに、10年後もしっかり生存されている例があげられていた。

 東京女子医科大がんセンター長の林和彦教授(化学療法・緩和ケア)の話。
 一般的に医師が告げる余命は、「生存期間中央値」という指標だという。ある治療を行った患者が101人いたとすれば、ちょうどその真ん中の51人目の人が生存していた期間がその値となる。言い換えれば半数が死亡するまでの期間だ。あくまでも中央値なので、期間が短い人も、反対に長い人もある。
 「ですからその集団の中のどこにいるかは誰にもわからない。告げる場合、『あくまでも集団のデータであって、個別のデータではなく、あなたがどこに入るかは分からない。治療の取り組みや効果で変わるのです。今から余命を気にしていてもしょうがないと思います』と伝えています」
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 なんか納得できるようなできないような話。
 私も2年前の癌宣告を受けたあと、自分なりに自分の「余命」について予測してみた。

 しかし甲状腺低分化癌は、癌の中でもマイナー中のマイナー。患者数が少ないということは、治療法が進んでおらず、治療データも少ない。
 ただ担当の?医師が、いかにもお気の毒というような表情で、(摘出した腫瘍の大きさから判断して、)「全身転移の可能性大です」とおっしゃったものだから・・・。

 そこで私の自己判断は「余命2年」。それやったら、あと1か月ですやん。生きてますがなー。元気ですがなー。

 ごくまれならしいが転移していないということが分かり、その時の私の自己判断は「今後転移しなければ余命5年」。
 今のところアイソトープ治療がうまくいっているらしく、「すぐに転移する可能性は低くなった」とのこと。今年8月の京大病院退院後、担当医師は「来年はアイソトープ治療に来ていただかなくてもいいでしょう」とおっしゃった。

 ああ、ありがたや、ありがたや。この通りになると65歳の誕生日を迎えられるので、65で亡くなった母の年齢も超えられるかも。

 そもそも男性の甲状腺癌患者は極端に少なく、アイソトープ治療に来られている男性患者は重篤な方が多い。
 私はまたもや、「ごくまれに」治療が効果的にできている男性患者なのかもしれない。

 101人中の10番以内くらい、マラソンなら入賞が狙える位置ですかねえ。
 ほんとうにそうならいいんですけど・・・。

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