パオパオだより

2018年04月18日(水)

シューちゃん見たらエリちゃん思い出す [わんこ・にゃんこ]

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 今日バイト先に着くと、シューちゃんのお散歩タイムにピッタリ。私がバイト先のガレージに車を入れたちょうどそのときに車の前を通過。

 「シューちゃん、たぶんあんまり耳聞こえてませんよね。うちのももう13歳で、あんまり聞こえてへんみたいです。」
 「耳は遠くなってるし、歩くのもゆっくりゆっくりで・・・。」
 「そんなことないですやん。しっかり歩いてはる。なあシューちゃん。」

 そう言ってなでようとすると、いつものシューちゃんステップが始まった。あれは喜んでくれてるものと思っていたが、ひょっとしたら嫌がってピョンピョンしてるのかもしれん。

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 シューちゃんはうちにいたエリちゃんとおんなじ色。歳はもうすぐ17歳。
 うちのエリは16歳半で死んじゃったから、シューちゃんのほうが長生きやね。
 シューちゃん見てたら、エリちゃんのことを思い出す。

 シューちゃんは今も元気に歩いているし、まだまだだいじょうぶ。
 水曜日の朝6時15分くらいには、必ずここを通ってねー。

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1996年8月、5歳の廉・2歳の真樹とえりちゃん

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2018年04月13日(金)

ネコすいたい [わんこ・にゃんこ]

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ふんの人工臭で嗅ぎ分けの実験をするネコ

◎日本経済新聞4月11日朝刊

   ネコのふん 成分解明 におい→硫黄化合物
          岩手大、悪臭低減に活用も

 ネコ特有のふんの悪臭は硫黄を含む化合物であることを、岩手大の研究グループが発見した。化学生態学の国際誌(電子版)で公開された。この化合物は銅など金属イオンと結合しやすい性質がある。宮崎雅雄准教授(生化学)は「ネコの排せつ物による悪臭を低減させる技術開発につながる」と話している。

 研究グループはふんの臭いを介したネコの縄張り行動を研究している際、揮発性の硫黄含有化合物を発見した。イヌなどのふんには存在せず、ネコでも縄張り行動をするオスに多く含まれることが分かった。ネコはふんの臭いによって、同じ種であるネコなのかどうかや、性別を識別していると考えられるという。この化合物は金属イオンと結合すると揮発せず、特有の悪臭が和らぐ。

 また臭いの主成分である酪酸やプロピオン酸などの「短鎖脂肪酸」の組成比が個体ごとに異なることに注目。実験により、ネコには個体を嗅ぎ分けられる能力があることも分かったという。

 野良猫などのふん尿被害は公園や住宅街などでトラブルになっている。宮崎准教授は「今後、尿についても分析し、ふん尿被害の軽減に貢献したい」と話している。
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 うちの最後の猫・あんもちゃんが死んで、もうすぐ丸7年になる。それまで25年間(1986〜2011)ずっと家に猫がいたので、あの猫特有のにおいがなつかしい。
 メスよりオスのほうが臭いみたいにこの記事には書いてあるが、うちの場合はメスのほうがより臭かったように思う。あんもなんか、「くさあんも」と呼んでたくらいやから。

 fukikoさんのところの保護猫を見るたびに欲しくなってしまう(黒猫、絶賛あまり中)が、うちにはわがまま犬・きくがいるので猫は飼えない。

 真樹が引っ越した一軒家で、先月から保護猫を飼いだした。真樹にもなかなか懐かなかったようだが、最近やっと懐いてきてくれたようだ。
 
 来週は「古宇利島ハーフ」参加のため、真樹のところに泊めてもらう。せっかく落ち着いてきた猫ちゃんが、パニックにならんように上手に「猫吸い」をさせてもらわんとあかんね。

 今日の24時間バイトが終われば、明日朝帰りで荷物の積み込み。
 あさっての「宍粟市さつきマラソン・10km」を43分台で走り、次の「古宇利島ハーフ」は1時間40分を切りたい。
 今年は日程上「伊江島・3種目連続」に参加できなかったので、その恨み(?)を晴らさなくては・・・。

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2018年03月25日(日)

きく、13歳! [わんこ・にゃんこ]

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 今日は、きくの13歳の誕生日。

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 恒例、パオパオ手作り誕生日お祝いケーキ。
 今年は、もひとつでしたかねえ。

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 それでもきくは喜んでくれた。

 雲ケ畑に40日。別所に1年11か月。
 そして、ここ市原に11年。
 この先どこに住むことになっても、長生きしてやー。

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2018年02月27日(火)

スマートきく [わんこ・にゃんこ]

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 板にへばりついたカマボコをもらうきく。

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 食べ物に対しては必死なきく。
 そやから、体重が増えて増えて困っていた。

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 でも、この頃ちょっと腰のあたりが細くなったような気がする。
 スキを狙って抱っこして、体重を測ってみた。

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 すると、なんと15.8kg。
 一番重かった時より、ちょうど1kg減量。この1kgは人間の4kgくらいに相当する。えっ? パオパオの4kg減に合してくれたん? そんなことはないわなあ。

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 きくは、なぜか体重測定が大嫌い。
 あのあと、かなり怒っていた。

 よっしゃ、真樹といっしょにダッシュや!

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 「きくちゃん、まだまだ速く走れるんやなあ」と真樹。
 「ほんまやで、犬の13歳はパオパオより上やろう。わんわん運動会があったら、雑種の部ではまだまだ負けへんで―。(実際は「雑種の部」というのはありません。)

 久しぶりに思いっきりダッシュして、スカッとした真樹ときくちゃんでした。

※ ちなみに、今日の私の体重は56.4kg。二日でまた1kg減ってしまった。戻りませんなー・・・。

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2018年01月25日(木)

雪大好き? [わんこ・にゃんこ]

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 朝起きたら、10cmほどの雪。
 ヨメさんが「きくちゃん、おさんぽに行くでー」といくら呼んでも、きくはストーブ前から動かず。
 「しゃーないな、オッサンも行くし」と言うと、ガバッと起き上がった。

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 久しぶりの2人引き。

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 きくは喜んでいるのかなあ。

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 鼻にちょんとのった雪がかわいい。

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 以前はこの広場で大暴れしたのに、今日はあんまり。

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 それでも、○ンコも出てすっきり。

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 オバシャンは、ゆうべはきくと寝てスース―して寝られへんかったらしい。
 今度はオッサンと寝よう。

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 あと2か月で、きくも13歳。
 雪の冷たさが、きつくなってきたんでしょうかねえ。

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 ふだんのきくは、こんな感じ。
 ストーブの吹き出し口から30cmくらいの距離。

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 首輪の金具が熱なっとるちゅうねん!

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【RUN】

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 今日の午後は三線教室。
 もうこれで7か月14回。

 3月11日と4月22日に、だれでも出られる発表会がある。私のようなへたっびでも出ていいのだそうだ。

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 3月11日は大阪・西成区民センター。
 しかし、この日は普通の車いすランナーの下山さんの伴走をする予定。

 4月22日は京都・円山音楽堂。
 今のところ、この日に出張販売の予定は入っていない。
 この日の予定曲は、「安里屋ゆんた・涙そうそう・娘ジントヨー」。「娘ジントヨー」は何とか弾ける。あとの2曲はまだ半分程度。

 走る時間をちょっと減らして三線の練習をしたら、なんとか4月22日に間に合うかもしれない。 
 「文武両道」はむずかしいねえ・・・。
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 今日は久しぶりに十王堂橋往復5km。
 午後5時45分くらいから。たぶん気温は0℃前後。
 
 走り出したら、おとといましになったと思っていた足指の付け根の痛みが、またひどくなっている。どうしましょう。

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 5km、29分46秒。

 これだけでは物足りないので、団地内1kmコースへ。
 「何周走れるかなあ」と思ってスタートしたが、2周目で早くも飽きてきた。それでもしんぼうして5周、29分22秒。

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 明日はまた、寮2(出町)24時間で走れない。
 調子出んわ―。

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2017年11月10日(金)

山猫と薮犬 [わんこ・にゃんこ]

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 昨日、動物園でたくさんの写真を撮ってきたので全部公開。
 なかなかうまく撮れなかったけれど、中にはかわいく撮れたものもある。

 ツシマヤマネコは、イリオモテヤマネコに比べると表情が穏やかなような気がする。なんか、まんるいまんるい顔ですね。

 次は、お母さん猫のミヤコを見に来なあかんね。

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◎ベッター(ペットと飼い主の教科書サイト)より

   日本にヤマネコは2種類いる。野生の猫について知ろう
          最終更新日:2016年11月9日

日本にいる野生の猫は「イリオモテヤマネコ」と「ツシマヤマネコ」の2種類のみです。
イエ猫が野生化したものを「ヤマネコ」と呼ぶこともありますが、それは「野良猫」であって野生の猫とは違います。
この2種の猫はどちらも狭い島の中だけを生息地としていて、現在は数が減って「絶滅危惧種」に指定されています。

■イリオモテヤマネコのルーツと歴史
イリオモテヤマネコは1965年に沖縄県八重山諸島の西表島で発見されました。
イリオモテヤマネコの生息地はこの島内だけで、近隣の島には生息していません。
発見当時は、20世紀後半になって発見された数少ない哺乳動物の新種の一つとして話題になりました。
最初に発見されたときは独立種と思われていましたが、その後の研究でアジア東部に住むベンガルヤマネコの亜種ということがわかりました。
イリオモテヤマネコの生息数は現在100頭ほどで、環境省では「もっとも絶滅の危機が高い種」に分類されています。
国の「特別天然記念物」に指定されています。

■イリオモテヤマネコの形態
イリオモテヤマネコのオスの体長は55?〜60?、体重は3.5?〜5?、メスはそれよりやや小型です。
長く太い尾を持ち、胴は長く四肢は短いです。
体毛の色は暗灰色から淡褐色で、背中には暗褐色の不規則な斑点模様が見られます。
腹部や四肢の内側の毛は色が薄く、顎には白い毛が入ります。
普通の猫と違って、額に縦じま模様があり目の周りが白く縁どられているのが特徴です。
耳は丸く先端は黒い毛で覆われて、耳の裏には斑紋があります。
光彩は淡い琥珀色で、肉球は普通の猫より大きいです。
また体臭が強いのが特徴です。

■イリオモテヤマネコの生態
イリオモテヤマネコは夜行性で、夕方か明け方頃に行動することが多いです。
普通は地上で生活しますが、木に登ったり水に潜って魚を取ることもあります。
水を恐れないのは猫としてはとても珍しいことです。
雑食性で、ネズミなどの小型の哺乳類のほか、鳥類、爬虫類、両生類、昆虫、魚やエビなど何でも食べます。
寿命は野生のもので7〜8年くらい、人間の保護を受けた猫で15年生きた例もあります。

■イリオモテヤマネコの保護
西表島の開発と観光化が進むにつれて、環境破壊が野生動物の生態を脅かしています。
特にイリオモテヤマネコは、埋め立てによる生息地の縮小、農薬やごみの廃棄によるエサの減少、交通事故、犬による捕食、イエ猫からの病気の感染が懸念され、またイエ猫との交雑で純血種を守ることが難しくなっています。
政府やNPOの団体がイリオモテヤマネコを守る活動をしていますが、状況は大変厳しいです。
個体数が100頭を切っているので、近親交配による先天的な病気や障害が起きたり、適齢期のオスとメスがなかなか巡り合えないといった問題があります。
このため個体数を維持することがますます困難になっています。

■ツシマヤマネコのルーツと歴史
ツシマヤマネコの生息地は長崎県の対馬のみです。
ツシマヤマネコは中国や朝鮮半島に生息するアムール猫の亜種とされています。
約10万年前に大陸と地続きだったころに祖先の猫が大陸から対馬に渡ってきたと言われています。
イリオモテヤマネコと外見が良く似ていますが、その祖先は別の種で、別のルートから渡って来たようです。
現在生息数は70〜100頭で、イリオモテヤマネコと同様に「絶滅危惧種?A類」に指定されていて、国の「天然記念物」です。

■ツシマヤマネコの形態
ツシマヤマネコは体長が50〜60?、体重は3〜5?で、普通のイエ猫より少し大型です。
毛の色は灰褐色で、背中に灰色や褐色の斑点模様があり、額には縦じま模様があります。
胴長短足で長くて太い尾を持ち、耳は丸く耳の裏に白い斑点模様があります。

■ツシマヤマネコの生態
ツシマヤマネコは夜行性で日暮れや明け方頃に行動することが多いです。
雑食性で、小型哺乳類、爬虫類、鳥類、昆虫のほか、イネ科の植物も胃腸の調子を整えるために食べます。
メスは2kmほどの範囲で行動するのに対して、オスは繁殖行動のためか7〜8?と広い範囲で行動します。
ツシマヤマネコは警戒心が強く、普通は森林に住んでいますが、時々田畑や人家の近くに来ることもあります。
それによって交通事故にあったり、イエ猫から「猫エイズ」などの病気を移されたりして、ますます数が減っています。

■ツシマヤマネコの保護
対馬で開発が進むにつれてツシマヤマネコの数が減り、現在野生のものは100頭を切っていて絶滅の危機に瀕しています。
森林の伐採によるエサの不足、交通事故、イエ猫からの猫エイズの感染に加えて、誰かが持ち込んだイノシシが天敵になり、ツシマヤマネコの生息環境はますます厳しいものになっています。
特に島の南半分ではもうほとんど生息していないと言われています。
現在は政府が天然記念物に指定するほか、ツシマヤマネコを守るNPOの団体が活動しています。
ツシマヤマネコが住みやすくなるように対馬の環境を改善したり、複数の動物園でツシマヤマネコの繁殖を行うなどの試みがされています。

■日本の野生の猫を知ろう
日本に2種だけ生息する野生の猫「イリオモテヤマネコ」と「ツシマヤマネコ」はイエ猫とは違ったワイルドな特徴を持ったヤマネコです。
しかし残念なことに、どちらも絶滅の危機に瀕しています。
もしご興味を持たれたら、それぞれの保護団体に連絡して寄付をしたり保護活動に参加するなど、何かできることをしてみましょう。
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 初めてヤブイヌを見て、笑ってしまった。
 「なに、へらへらしながら歩いてんねん! しゃんとせー」と言いたくなった。
 それと、きくの大好きなきゅっきゅちゃんみたいな鳴き声も笑ってしまいます。

 表のエリアにいるのは、お母さんと4ひきの子どもたち。
 奥のエリアはお父さんとオス。
 繁殖制限らしいが、4ひきの子どもは去年9月生まれでオス2メス2。こっちはだいじょうぶなんかしらん。
 めっちゃかわいいし、もっと増やしてどこの動物園でも見られるようにしたらあかんのかなあ・・・。

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◎ぺッター(ペットと飼い主の教科書サイト)より

   【ヤブイヌの特徴】性格・生態・エサ・生息地など
               最終更新日:2016年9月16日

ヤブイヌと聞いて、すぐにその姿を思い浮かべられる人はどれくらいいるでしょうか。
見たことがないという人の方が多いかもしれません。
しかしこのヤブイヌ、飼育されている動物園では、密かな人気者なのだそうです。
いったいどんな動物でどんな魅力が隠されているのでしょう。

■ヤブイヌの見た目の特徴
ヤブイヌはその名前からもわかるように、犬の仲間に分類されます。
イヌ科の中でも、原始的な姿を今も残している、古い種族と考えられています。
最初に化石が見つかり、既に消滅した生き物とされていたのですが、後に実存することが判明したという面白い経緯をもつ動物です。
体長は57〜75センチ、体重は4〜7キロで、小さめの柴犬とおおよそ同じくらいの大きさをしています。
短い体毛をしており、全体に赤褐色をしているものの、しっぽや四肢は濃い色になっています。
足が短くて胴が長いのですが、そのおかげで、深い藪をかき分けたり、すり抜けたり、あるいは地上すれすれを通ることも出来ます。
体はスリムなのですが、これも狭くて細い巣穴で暮らすうえで役立っています。
足の指の間に水かきがついているのも特徴の一つです。

■野生のヤブイヌの生息地
ヤブイヌは水辺を好む動物で、野生では、アルゼンチン東北部、コロンビア、パナマ東部、パラグアイ、ブラジル、ベネズエラなどの水辺の森林や草原地帯に生息しています。
農地や牧草地拡大のために森林が伐採されることで、生息地が破壊されてしまいました。
あるいは食用やペット用のための密猟、伝染病の蔓延などでも、その生息数は減少しています。
ブラジルやペルーでは法的に保護の対象とされており、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは準絶滅危惧種(NT)に指定されています。

■ヤブ犬の生態
ヤブイヌは65〜83日の妊娠期間を経て生まれてきます。
木の根元や倒木の下などで一回に主に3〜5匹を産むと言われています。
生まれてきた子は生後14〜19日で眼が開き、授乳期間は生後4〜5ヶ月になります。
生後38〜71日になると硬い食物も食べることができるようになり、オスも子育てに参加し、授乳中のメスに食べ物を運びます。
通常1〜3頭の小さなグループに分かれて行動しますが、10頭くらいの群で行動することもあります。
成長すると兄弟同士でケンカをしてしまうこともあります。
そのため、動物園では個体数が多い場合は、お互いを傷つけないために、他園へ移動したりケージを分けたりすることがあるそうです。
野生のヤブイヌについては、まだあまり知られていないところも多いものの、飼育下では13年以上生きたという記録があります。
水かきがついていることからもわかるように、水中を泳ぐことが得意で、潜ることもでき、野生では水中で狩りをすることもあります。

■ヤブイヌのエサや食生活
ヤブイヌは雑食です。
肉食が基本ではあるものの、果物も好きで、動物園では馬肉や鶏頭などの肉類のほか、リンゴやバナナなどもエサに混ぜて与えているそうです。
野生では、群れで狩りを行います。
得意の泳ぎで、水中で獲物を追いつめ狩りをすることもあるそうです。
狩りの獲物となるのはうさぎほどの大きさのアグーチや、動物園でもおなじみになってきたカピバラ、鳥類ですが、糞を調査したところ、ヘビやクマ、植物の種子なども食べていることがわかっています。
狩りは10頭くらいで行うこともあり、自分より大きな獲物を狙うこともあると言われています。

■ヤブイヌのこんなところが人気
動物園では密かな人気者のヤブイヌですが、どこにその魅力があるのでしょう。
一つにはメスの独特な放尿スタイルにあります。
イヌのようにしゃがんでするのではなく、逆立ちをして放尿します。
マーキングのためだと考えられていますが、その姿はなんともユニークなものです。
ちなみに、オスはイヌと同様、片足をあげたスタイルで排尿します。
次に挙げられるのは、その鳴き声です。
名古屋市の東山動植物園では、ヤブイヌが根強いファンのいる人気動物である理由として、一日中キューキューと鳴きながら良く動くことを挙げています。
頻繁に鳴いているのは、声を出しあうことで、森林の茂みなど見通しの悪いところでも互いに連絡を取り合うことができ、群れの維持に役立つためだと考えられています。
そしてもう一つ、ヤブイヌの特徴ともいえることに、後ろ歩きがあります。
ヤブイヌは顔を前に向けたまま、後ろ向きに歩くのが大得意です。
ヤブイヌの巣穴は細くて長いので、そこをスムーズに移動するには後ろ歩きが適しているというわけです。

■ヤブイヌの特徴を知ろう
さて、ヤブイヌがいったいどんな動物なのか、少しはおわかりいただけたでしょうか。
スリムだけれど胴長短足で、逆立ちしておしっこしたり、後ろ向きに歩いたり、イヌの仲間なのにキューキュー鳴く、そんな動物がヤブイヌです。
ペットとして飼うことはできなくても、名古屋市東山動植物園、京都市動物園などで飼育されています。
機会があればぜひ見に行ってみてください。

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