パオパオだより

2017年08月18日(金)

「おとし穴」 [映画]

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今、広島です。
パソコンを忘れてきたので、出張販売から帰ってからゆっくり書くことにします。
昨日から、うちでは佐々木すみ江ブームです。

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◎Movie Walkerより

 「おとし穴」 
          1962年・日本・95分(白黒)

 原作は、テレビ部門の昭和三五年芸術祭奨励賞を得た安部公房作『煉獄』で、作者自らシナリオに書き改めた。勅使河原プロダクションの第一回作品で、勅使河原宏が監督したスリラーもの。

■ストーリー

 不況の北九州炭鉱地帯。人間の住まなくなった長屋の裏のボタ山では、主人を失った野良犬が吠えていた。ボタ山の下には、ドロドロした陥没湖があった。

 ある夏、一日のうちにこのドロ沼で三つの殺人事件が続いて起った。第一の殺人被害者はヤマを逃げ出した炭坑夫。小さなヤマを渡り歩いた末に食えなくなった炭坑夫は、息子と仲間三人で人の好い百姓をだましメシにありついた。炭坑夫を追ってカメラを盗み撮りする白手袋の無気味な男がいる。この男はいつもスクーターに乗ってやって来た。三人は港湾都市にたどり着き「労働下宿」にころがりこんだ。そこは口入屋と下宿を兼ねていた。

 ある日、炭坑夫が港から帰ると労働下宿のオヤジが、いい働き口があるようだからこの場所へ行け、と地図を渡してくれた。それは例の白手袋の男がやって来た後だった。現場に来て見ると駄菓子屋が一軒、荒れた炭鉱長屋の沼の近くにあるきりだった。突然現われた殺し屋がいきなり短刀でグサリ、抗夫を殺してしまった。

 殺し屋は目撃者の駄菓子屋の女をおどして偽証させる。その女がしゃべった犯人の人相は、近くの大炭鉱の労組の第一組合幹部そっくりだった。また被害者は第二組合幹部にそっくり。新聞記者が動き出し、両幹部とも当日はアリバイがあり、二人とも現地へいって調べてみようといい出す。

 その頃、偽証した駄菓子屋の女は駐在の巡査と情事の最中、また殺し屋に襲われ絞殺された。巡査は逃げた。続いて現場にやって来た両組合の幹部は、激論して殺し合う。死体たちの幽霊が起き上り殺し屋を追いかける。すべての事件を見ていたのは炭坑夫の子供だ。事件の真相は何か。
     ◇     ◇     ◇

☆すごいラインナップ!

監督    勅使河原宏(1927〜2001) 当時35
原作・脚本 安部公房 (1924〜1993) 当時38
音楽    武満徹  (1930〜1996) 当時32

出演    井川比佐志(1936〜) 80歳 当時26
      田中邦衛 (1932〜) 84歳 当時32
      佐々木すみ江(1928〜)89歳 当時34
      観世栄夫 (1927〜2007) 当時33
      佐藤慶  (1928〜2010) 当時34

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 ほんとうによかった。
 なにがよかったって、ヨメさんが気に入ってくれたのが一番良かった。
 私は映画を見たあと、その内容について人としゃべったりするのは好きではない。もう見終わったんだから。次に見たい映画に興味が向く。

 しかし、ヨメさんが気に入ってくれた映画だけは別。
 今回はヨメさん自身が生まれた年の映画で、若き日の田中邦衛や佐々木すみ江や佐藤慶が出演していたので、それだけでも興味がわいたようだ。
 時代背景にも興味がわき、井川比佐志の息子役の宮原カズオさんは私と同い年というのもおもしろかった。彼は、ロケ地元民の坑内夫・宮原義男さんの長男(小学2年生)だそうだ。今ごろどこでどうされているんでしょうね。

 私が最も印象に残ったのは、佐々木すみ江さんの背中の汗。あの「汗」を語らずして、この映画の何を語るやと思うくらいです。監督とカメラマンの腕に脱帽。
 あの「汗」は、絶対に私の夢の中に出てくるね。もちろん悪夢として・・・。

 映画館に入った時、「このハゲー!」率が70パーセントくらいだったのにはビビったが、私もそのお仲間でした。それよりも500円で名画が見られるというのがよろしい。
 この映画館は日替わりで、今日はたまたま「おとし穴」に当たったが、他の日の有名な映画より良かったと思う。

 「大当たり!」

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2017年07月21日(金)

「彼女の人生は間違いじゃない」 [映画]

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◎シネマトゥデイより

「彼女の人生は間違いじゃない」

製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2017年7月15日 (ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか)
上映時間:1時間59分
提供:ギャンビット
提供・配給:ギャガ

■見どころ:福島県と東京を舞台にしたヒューマンドラマ。週末ごとに東京で風俗嬢として働く女性とその周囲の人々の姿を描く。『やわらかい生活』『PとJK』などの廣木隆一が執筆した小説を、自らがメガホンを取って映画化。『グレイトフルデッド』などの瀧内公美、テレビドラマ「バイプレイヤーズ 〜もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら〜」などの光石研、『横道世之介』などの高良健吾、『俺たちに明日はないッス』などの柄本時生らが顔をそろえる。

■あらすじ:東日本大震災からおよそ5年がたった福島県いわき市。市役所に勤めている金沢みゆき(瀧内公美)は、週末になると仮設住宅で一緒に暮らす父親・修(光石研)に英会話教室に通うとうそをつき、高速バスで東京へ行き渋谷でデリヘル嬢として働いていた。ある日、元恋人の山本(篠原篤)からやり直したいと迫られるが、別れる原因にもなった震災で死んだ母をめぐる彼の言葉を思い出してしまう。さらに、震災で妻を亡くし、仕事を失ったことから立ち直れずにいる父親にいら立ちを募らせる。

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「標的の島 風かたか」終了が12時25分。
 ここまで来たらもう1本。
 12時50分からの「彼女の人生は間違いじゃない」。この間25分しかなかったので、コンビニにサンドイッチを買いに行き、京都シネマのホールのべンチで食べた。

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 映画の内容は複雑。
 主人公役の瀧内公美さん、初めて見る女優さんで、地味な感じの方だったがすごくよかった。それに脇を固める、光石研、高良健吾 、柄本時生、篠原篤、蓮佛美沙子など抜群。
 光石研の「情けなくてみすぼらしい」お父さん役は泣けてきた。高良健吾はチンピラっぽい役が似合いすぎ。「よっ、日本一のチンピラ!」柄本時生の弟役の少年も印象に残った。

 元恋人役の篠原篤さんて、去年突然現れて新人賞を受賞したあの篠原さんですよね。また普通過ぎるええ俳優さんが出てきましたね。

 主人公役の瀧内さんは、真木よう子の若いころのよう。あの地味さが、かえって期待できそうな気がする。

 R15指定映画だったが、R18指定でもいいくらい私にとってはきつい映画だった。そういう意味でも、「福島はぐちゃぐちゃになっている」ということが言いたかったのだろうか・・・。

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【RUN】

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 今日は静原口往復5km。
 最近は速さがどうのこうのではなく、「汗をかく」というのが目標になっている。

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 市原バイパス交差点を左折すると東北部クリーンセンター、右折すると静原方面。

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 少しだけ叡電と並走。

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 静原口というより二ノ瀬トンネル南口で2.5km。
 ここで折り返し。

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 おお、帰りも叡電と並走。

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 二軒茶屋駅前を通り自宅へ。
 5km、30分33秒。
 汗ダクダク・・・、というほどでもなかった。

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 シャワー後の体重は、56.5kg。
 最近、体内残留放射能を気にしてお風呂にはあまり入っていない。そのため、夕食を食べてお風呂に入ったあとの体重を測っていない。
 たぶん、57.3kgくらいですかねえ・・・。

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「標的の島 風かたか」 [映画]

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◎シネマトゥデイより

「標的の島 風(かじ)かたか」

製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2017年3月25日 (ポレポレ東中野ほか)
上映時間:1時間59分
配給・製作:東風
協力:沖縄タイムス / 琉球新報
製作協力:沖縄記録映画製作を応援する会
製作:DOCUMENTARY JAPAN

■見どころ:沖縄をテーマにした作品を撮り続ける、映画監督でジャーナリストの三上智恵が『標的の村』『戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)』に続けて放つドキュメンタリー。辺野古の新基地建設、高江のヘリパッド建設、宮古島、石垣島のミサイル基地建設と自衛隊配備に反対する人々の戦いを追う。プロデューサーは、『FAKE』『いしぶみ』などの橋本佳子。ニュースや新聞だけでは伝わらない現実を突き付けられる。

■あらすじ:2016年6月19日、沖縄県那覇市。アメリカ軍関係者の男による暴行殺人の被害者を追悼する県民大会が開催され、稲嶺進名護市長と集結した市民は事件への怒りの声を上げるとともに、沖縄からの全基地撤去に対する思いを改めて強くする。だが、自衛隊地対艦ミサイル部隊配備に向けた基地の建設が宮古島で計画され、高江ではアメリカ軍ヘリの訓練場やゲリラ訓練場に加えて、ヘリパッドの建設が進められている。これらの計画は、沖縄だけの問題ではなく……。

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 三上智恵さんの「標的の島」シリーズ。
 この映画は見とかなあかんやつ。今日が上映最終日だったので見に行った。
 京都シネマにしては珍しくほぼ満員。前のほうしか空いていなかったので、前から2列目に座った。

 去年12月、桜坂劇場で見た「高江 森が泣いている2」が三上智恵さんの映画だと勘違いしていた。その映画は「標的の島」シリーズと同じ系統の映画だと言えるが、内容は単調だった。あとで調べてみると、私の好きな藤本幸久さんと影山あさ子さんの監督作品だった。期待していた分、ちょっと残念だった。(映画評は書いていない。)

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3階に京都シネマがあるCOCON KARASUMA

 今回は、辺野古・高江だけでなく、宮古島・石垣島・与那国島の自衛隊配備の問題も取り扱っておられた。
 「軍隊は住民を守らない。」
 「軍施設があるところが標的になる。」
 「沖縄は、再び本土防衛の捨て石にされる。」

 三上さんのいいところは、こんな重たいテーマの中にも沖縄の文化の描写をしっかり入れておられるところ。

 石垣島のアンガマの場面が秀逸。(アンガマとは仮装舞踏団による祖霊供養の踊り。グソー(あの世)からの使いウシュマイ(爺)とンミー(婆)が大勢のファーマー(子と孫)を従えて家々を訪問し、三線、踊り、珍問答を繰り広げて祖霊を供養する。)

 「あの世に自衛隊はあるのか?」という珍問(問答はすべて裏声)に対するウシュマイの答えがすごくよかった。気になる方はぜひ映画を見てください。

※ なお、このタイトルは2016年6月に米軍属女性暴行殺人事件被害者追悼集会での稲嶺進名護市長による「我々は、また命を救う『風かたか』になれなかった」の発言から取られた。「風かたか」は風よけを意味する。

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2017年06月30日(金)

「ある精肉店のはなし」 [映画]

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 「孫貞愛さんですよね。」
 「あっ、やっぱり・・・。」
 「洛北高校の・・・。」
 「いっしょでしたよね。」
 「ボクは地味中の地味でしたから、ほとんど覚えてはらへんと思いますけど・・・。」
 「そんなことないですよ。」

 焼肉の「南山」であった食育イベント、「ある精肉店のはなし」上映会。
 「南山」は私の高校時代の同級生・孫さんのところのお店ということは知っていたが、まさか貞愛さんと会って話ができるとは思ってもみなかった。

 孫さんはクラス1のかわいい女子。私は「だれ?」系の男子。
 43年ぶりに話せましたねえ・・・と思ったが、よく考えると高校時代に私語を交わしたことはなかったかもしれない。この歳になって、初私語かーい!

 「孫さんといっしょの写真撮ってください」と従業員さんにお願いしたのだが、今は孫さんじゃなかった。失礼しました。代表取締役・楠本貞愛さんでしたね。

 「宣伝しときますねー」と言ったら、すごく喜んでくださった。
 いい映画でした。
 とりあえず、明日も13時半からと15時半の2回上映されます。
 ぜひ、ぜひ。
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◎シネマトゥデイより

「ある精肉店のはなし」

 製作年:2013年
 製作国:日本
 日本公開:2013年11月29日
 上映時間:1時間48分
 製作:やしほ映画社 / ポレポレタイムス社

■見どころ
 大阪府貝塚市で長きにわたり、家族経営で精肉店をコツコツと営んできた一家の姿を捉えたドキュメンタリー。自分たちの手で育て上げた牛を家族が協力し、丁寧に処理して店頭に並べるという作業をこなす彼らの真面目な仕事ぶりを映し出す。監督を務めるのは、『祝(ほうり)の島』が反響を呼んだ纐纈あや。被差別部落出身者として理不尽な差別を受けながらも、牛の命と正面から向き合ってきた家族の姿が感動を呼ぶ。

■あらすじ
 大阪府貝塚市にある北出精肉店では、牛の飼育から食肉処理、そして販売まで全て家族の手で行っている。彼らは4人で呼吸を合わせながら熟練の手つきで牛を解体し、その後、肉は店舗に運び込まれ、きれいに切り分けられて店頭に並ぶ。7代目として家業を継いだ兄弟だったが、2012年3月には102年も代々使われてきた食肉処理場が閉鎖される。
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 「南山」の地下「ミートカレッジ・ギューテロワール」に着いたのは6時50分。今日の上映会は7時から。

 受付の若い女性の横におられたのは、高校時代の面影が残る孫貞愛さん。人の流れが途切れた時に声をかけさせてもらった。
 「映画館でやっていない映画を見るのが好きで・・・。ここならうちからも近いし。新聞の折り込み広告を見て、参加させてもらおうと思いました。」
 「それはそれは、ありがとうございます。」
 

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 地下の会場は50人くらいまでならだいじょうぶそう。
 今までも何度か上映会をされているようだ。いい映画なら、ぜひまた来たいと思った。

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 最初に孫貞愛さんのごあいさつ。
 そこで初めて、「代表取締役・楠本貞愛さん」であることが分かった。

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 プロジェクターの不具合で、若干スタートが遅れた。その間、貞愛さんが必死で場つなぎのお話しをされていた。
 一番大変だった2001年のBSE問題。ちょうどそのころに代表を引き継がれたようだ。46歳くらいのことですね。

 私が機器にくわしければ、ここでちょいちょいと不具合をなおして、「さすがー」ということになるんですがそれは無理。
 できるとしたら、貞愛さんの高校時代のエピソードでも・・・。いやいやそれも無理。たぶんクラス1人気の女子でしたから、私の出る幕などありません。そうそう、サッカー部のSがよくかまっていたのを覚えている。私はそれを横でおもしろそうに眺めていました。

 そんなことを思い出しているうちに、不具合がなおり映画が始まった。客席がザワザワしかけていたのでホッとした。私は、貞愛さんの「ミニ講演会」が聞けて良かったんですけど・・・。
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 このブログを始めたのが2008年。
 その2つ目の記事が、映画「カフカ・田舎医者」「いのちの食べかた」
 「いのちの食べかた」に関しての感想は、「つらい場面もあるが、できるだけ多くの人に見てもらいたい映画だった。」

 「いのちをいただく」というテーマは、今日見せてもらった映画も同じ。被差別部落の問題も含まれ、テーマが重すぎて軽々しく感想を述べることができない。
 牛の皮を使ってだんじり祭り用の太鼓をはるシーン、3日間だけすべて解放される夏祭りのシーンなども印象に残った。個人的には、たびたび出てくる口の黒い飼い犬が一番気になりましたけど。

 感想としては「いのちの食べかた」とまったく同じ。差別や偏見をなくしていくためにも「多くの人に見てもらいたい」、もうこれに尽きる。

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 いつもいつも「いのちをいただく」ということを意識し続けることは難しい。しかし、決して忘れてはならないことだと思う。
 それを思い出させてくださった「南山」さんに感謝です。
 今後もいいイベントを企画してくださいね。また、参加させていただきます。

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【RUN】

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 夕方5時すぎ、久しぶりの東北部クリーンセンターへ。

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 60km走ったダメージがないかを確かめながらのゆっくりラン。

 6分26、6分18、6分08、5分58、6分13で31分06秒。

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 ゆっくりは苦手なのに、いい感じで走れてるやん。
 ゆっくり走るコツは、「いろいろなことを考えながら走ること」かな。

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【今日のきく】

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 今日は10時40分バス停お迎え。

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 期待通り(?)の、「知らない人について行くきく」でしたー。

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【今日の制限食】

(朝食)
 またお茶漬けサラサラ。具は「磯じまんの椎茸うま煮」。
 これは、昆布が入ってないのでだいじょうぶそう。

(昼食)
 にゅうめん。具はきゅうりと椎茸。

(夕食)
 ししとうと納豆とトマトとチキンコンソメスープ。
 腹ふくれません。
 どんどん体重が減ってくる・・・。

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2017年05月12日(金)

「ナビィの恋」 [映画]

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◎第3回京都国際映画祭リポートより(2016年10月)

 映画祭2日目の10月14日(金)。京都府中京区のシネマコンプレックス「二条TOHOシネマズ」(ショッピングセンター「BiVi二条」内)にて、「沖縄国際映画祭連携企画」として17年前に大ヒットを記録した沖縄映画『ナビィの恋』の上映と舞台挨拶が行われました。左から本作の監督・中江裕司さんと、司会のガレッジセール・ゴリさん。 

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 沖縄は粟国島を舞台に、ナビィおばぁが初恋の男性と老いらくの恋に落ちる異色の恋愛コメディー。沖縄では当時世界中で大ヒットを飛ばしていた『タイタニック』を超える動員を記録したことで有名です。ナビィに扮した沖縄芝居役者の平良とみさんは本作で一躍有名になり、その後2001年のNHK連続テレビ小説「ちゅらさん」で全国区の顔となりました。

 ゴリさんは前述の「ちゅらさん」でとみさんと共演し、2009年には監督作『南の島のフリムン』にも出演してもらったという仲。というわけで話の中心は、やはり平良とみさんのことに。

 中江監督によると、『ナビィ〜』のきっかけは1992年に監督した3話オムニバスの『パイナップル・ツアーズ』までさかのぼります。

 出演者の一人だったとみさんに「私は昔から老け役ばかりなので、恋する乙女の役がやりたい」と言われ、4年を費やし書きあげたのが『ナビィの恋』の脚本。ですが、いざ脚本を持っていったところ、「『私はそんなこと言った覚えがない』と出演を断られて困りました(笑)」とのこと。結局とみさんは出演を決意したそうですが、沖縄らしいノンビリしたエピソードに観客から笑いが起こりました。

 また、ナビィの夫のおじぃ役を演じた沖縄民謡の名手・登川誠仁さん、通称“誠小(セイグヮー)”もなかなかに個性的だったそうで、出演交渉のために何度も自宅を訪ねるも、「『俺はいないと言え』と奥さんに言うご本人の声が聞こえてきて。その後も『今日は寒いから』とか理由にならない理由で断られ続けた末に、やっと会えました」と中江監督。ですが、いったん出演を決めると、撮影中は大好きなお酒を控えて芝居に集中したそうです。

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『ナビィの恋』

【作品解説】

 京都出身、沖縄在住の中江監督がベテラン沖縄芝居役者や島唄歌手を迎えて作り上げた、笑いと音楽に彩られた大恋愛映画。都会の喧騒に疲れ、沖縄に里帰りすることにした奈々子。港に着くと、祖父母の恵達おじぃとナビィおばぁが昔と変わらず優しい笑顔で出迎えてくれた。そんなある日、ナビィの初恋相手が60年ぶりに舞い戻り、島を揺るがす大事件が巻き起こる。

【製作】日本/1999/92 分

【監督】中江裕司【脚本】中江裕司、中江素子

【出演】平良とみ、登川誠仁、平良進、西田尚美、村上淳、嘉手苅林昌、大城美佐子、津波信一、川満聡

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 見たい見たいとずっと思ってた「ナビィの恋」。

 とは言っても、平良とみさんが出ている沖縄が舞台の映画で、中江監督が私の母校・洛北高校の5年下というだけの知識。

 いやー、しかし実際に見てみるとこれは名作中の名作。
 私のようにストーリーを知らずに見たほうがおもしろいと思う。

 「悲運の二人」サンラ―とナビィは、実生活では夫婦かい!(平良進さんと平良とみさん。)
 「恵達」オジイって・・・、NHK朝ドラ「ちゅらさん」でヒロイン・恵里の弟の名前やん。
 恵達オジイが、稲嶺進名護市長に見えてしょうがなかったなあ。
 白黒画面の若き日のナビィ役の女優さん、かわいかったなあ。真柴先生かと思いましたわー。
 「アイシテルランド」のセッションもよかったー。これだけでも見る(聞く)価値あり。

 まあ、私の映画評はこんなええかげんなもんです。

 最後に、中江監督を検索してびっくり。
     ◇     ◇     ◇

(経歴)
 京都府京都市出身。京都府立洛北高等学校から琉球大学農学部へ入学して以後、沖縄県で生活する。

 学生時代から映画研究会で8ミリ作品を発表しており、自主映画の仲間とともにオムニバス映画『パイナップル・ツアーズ』を制作して商業映画デビュー。日本映画監督協会新人賞を受賞する。以降も、作品のほとんどは沖縄を舞台にしている。2000年に自ら監督・脚本を担当した映画『ナビィの恋』で芸術選奨新人賞、新藤兼人賞・金賞を受賞。

 また、2005年5月には真喜屋力らと、那覇市の閉館した映画館を「桜坂劇場」として復活(劇場支配人は真喜屋)。劇場を運営する「株式会社クランク」の代表取締役社長をつとめ、体験ワークショップ「桜坂市民大学」等も開催している。 2010年には桜坂劇場内に、沖縄クラフトのセレクトショップ「ふくら舎」をオープン。沖縄の焼き物の工房から直接買い付けるバイヤーを担当。
     ◇     ◇     ◇

 私が沖縄に行くたびに立ち寄っている「桜坂劇場」を復活させた人でしたか・・・。
 いろいろな意味で、ありがとうございました。

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2017年03月13日(月)

「しゃぼん玉」 [映画]

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 最近、映画はけっこう見ているのに映画評を書いていない。記録に残しておかないと、どんな映画を見たか忘れてしまうやん。これから、できるだけ記録に残すようにしよう。

 3月11日、皇居の周りを走ったあとシネスイッチ銀座へ。
 地下に下りる階段の途中で、「監督のサイン会を行っています。ぜひお越しください」の呼び込みの声。思わず「へー」と言ったら、スタッフさんが笑っておられた。

 その時はスルーしてしまったが、映画を見たあと、「監督と直接話せる機会などめったにない。サイン会に行かねば」と思った。

 「皇居の周りを走ってきたんですけど、晩ごはんまで時間があったので映画見ようと思って、いくつかピックアップしてその中からこの映画を選びました。この映画を選んでよかったです。」
 「走ってから来ていただいたんですか。それはそれは、ありがとうございます。」
 「すごくよかったです。監督さんのことは存じてなくて申し訳なかったんですけど、これからもいい映画を撮ってくださいね。」
 「ありがとうございます。」

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◎シネマトゥデイより

■見どころ:第115回直木賞受賞の「凍える牙」や、「水曜日の凱歌」などの人気作家、乃南アサの小説を基にしたヒューマンドラマ。強盗や傷害を重ねて逃亡中の青年が、ある老人と彼女が暮らす村の人々と触れ合ううちに再起を決意するさまが描かれる。監督はテレビドラマ「相棒」シリーズなどの東伸児。キャストには、林遣都、藤井美菜、綿引勝彦、市原悦子らが顔をそろえる。人と人の絆の尊さを見つめた物語に加え、ロケを敢行した宮崎県の美しい風景も見どころ。

■あらすじ:親に見捨てられた果てに、通り魔となって老人や女性を襲い、強盗を重ねて逃避行中の伊豆見(林遣都)。宮崎県の山深い村に足を踏み入れた彼は、けがをしたスマ(市原悦子)を助けたのが縁で彼女の家に居候することになる。金を奪って逃げようと考えていた伊豆見だが、スマや伊豆見を彼女の孫だと思い込む村人たちと接するうちに、心の変化が生まれる。ある日、10年ぶりに村へ帰ってきた美知(藤井美菜)と出会ったのを機に自分の犯してきた罪の大きさを感じた彼は……。

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 主人公・林遣都と老婆・市原悦子がよすぎる。
 林遣都の最初の顔は衝撃だった。「あんなかわいい顔があんな顔にもなるんやー。はー・・・(とため息)」という感じ。
 市原悦子は「日本昔話」の声が全国民に刷り込まれているので、「ずるい」感じがした。でも名演。
     ◇     ◇     ◇

 (林遣都は)物語に引かれ出演を決めたが、もう一つの大きなモチベーションが市原との共演だった。「言葉にできないぐらい貴重な時間だった。市原さんの一つ一つのせりふの放ち方や存在のの仕方に感動していた。声を掛けてもらうだけで、こちらの感情を引き出してくれた」。翔人のすさんだ感じを出そうと箸の持ち方を提案したところ、市原がせりふを加えてくれるなど、良好な関係を築いた。(京都新聞より)
     ◇     ◇     ◇
 映画を見終わってから、この京都新聞の映画紹介記事を読んだ。
 たしかに、あの食事のシーンは強く印象に残っていた。

 この二人を使って、またちがう映画を撮ってもらいたいなあ。

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【RUN】

 今日のバイトはイレギュラー。
 寮1(二条)6時半から15時。
 バイトからの帰り、眠くて眠くて運転できなくなり、コンビニの駐車場で仮眠。30分も寝てしまった。

 夕方6、時すぎいつもの十王堂橋往復5kmへ。
 だいたいキロ5分半ペースで、27分35秒。
 ふつうに走れた。よかった。

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【今日のきく】

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 7時すぎ、「京都キャロット」にお迎えに行くと、私の車に飛び乗るきく。
 「そんなに早う帰りたかったんか。」

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 夜のお散歩は長めに。
 「これでちょっとは得心するんかなあ・・・。」

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2016年09月14日(水)

追悼 永遠の女優・原節子 [映画]

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原節子 略歴
◆1920年6月17日、二男五女の末子として、神奈川県橘樹郡保土ヶ谷町(現・横浜市保土ヶ谷)に生まれる。本名は會田昌江(あいだまさえ)。小学校時代から日本人離れした顔立ちは目立っていたという。35年、姉・光代と結婚した熊谷久虎の勧めで、女学校を中退し14歳で日活多摩川撮影所に入所。同年のデビュー作『ためらう勿れ若人よ』の役名の「節子」をそのまま使い芸名となる。36年、山中貞雄監督に乞われ『河内山宗俊』に出演。その撮影中にアーノルド・ファンク監督の目に留まり『新しき土』(37年)への出演が決まる。映画は大ヒットし、一躍スターダムにのし上がる。戦争中は『ハワイ・マレー沖海戦』(42年)をはじめ、『望楼の決死隊』(43年)などの戦意高揚映画に出演。戦後、『わが青春に悔なし』(46年)、大ヒットした『青い山脈』(49年)など戦前とは一転し戦後民主主義を体現するスターとなる。47年、フリーの女優として独立。49年、初めて小津安二郎監督と組んだ作品『晩春』に出演。以後、61年の『小早川家の秋』まで小津監督の6作品に出演。『東京物語』(53年)は小津監督の最高傑作となり、原節子もまたこの作品で女優として頂点を極める。62年、稲垣浩監督による東宝創立30周年記念作品『忠臣蔵 花の巻・雪の巻』が封切られ、原は大石内蔵助の妻りくを演じた。これが原にとって最後の出演作品となった。63年12月12日、小津が60歳の誕生日に死去。小津の通夜、そして68年の小津を支えた脚本家の野田高梧の通夜に出席したのを最後に、表舞台には一切姿を見せなくなった。引退宣言も何もないまま女優業を引退。何の声明もない引退は謎を呼び、「伝説の女優」と呼ばれた。2015年9月5日死去。享年95。亡くなったことは11月25日までふせられていた。
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 「娘・妻・母」

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1960年/東宝/カラー/124分/35mm
監督:成瀬巳喜男/脚本:井手俊郎、松山善三/撮影:安本淳/美術:中古智/照明:石井長四郎/音楽:斎藤一郎 出演:原節子(曾我早苗)、高峰秀子、三益愛子、森雅之、団令子、草笛光子、淡路恵子、仲代達矢

♦金銭面などから亀裂が生じていく東京山の手の中流家庭の母と嫁と娘たちに、東宝の第一級の女優たちが扮するオールスター映画。長女に原節子、長男の嫁に高峰秀子と、成瀬映画で初めてで最後の二人の共演作品となった。この年の東宝No.1ヒットを記録。原は夫に急死された出戻りの母親思いの娘を演じ、「永遠の処女」と言われた原と仲代との初めてのキスシーンが話題となった。
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  「北の三人」

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1945年/東宝/白黒/41分(72分)/35mm
監督:佐伯清/脚本:山形雄策/撮影:中井朝一/美術:平川透徹/音楽:早坂文雄
出演:原節子(上野すみ子)、高峰秀子、山根寿子、佐分利信、藤田進、河野秋武、志村喬、田中春男、中北千枝子
○東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品


◆1945年8月5日に封切られた戦時下最後の作品。戦後占領軍にフィルムを没収されたが、2004年にアメリカ議会図書館よりフィルムセンターに返還された。現存するフィルムは全8巻中、5巻しか残っていないが、主役の北方警護に当たる三人の女子通信士(原節子、高峰秀子、山根寿子)のストーリーは理解出来る貴重な必見作。戦死した兄の恋人に原、妹の高峰にはわだかまりが…。
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 「山の音」

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1954年/東宝/白黒/95分/35mm
監督:成瀬巳喜男/原作:川端康成/脚色:水木洋子/撮影:玉井正夫/美術:中古智/音楽:斎藤一郎 出演:原節子(尾形菊子)、山村聡、上原謙、長岡輝子、杉葉子、丹阿弥谷津子、中北千枝子、金子信雄

♦川端康成が戦後発表した小説の映画化。息子の浮気に心を痛める舅と、その嫁の間に芽生えるほのかな感情に生起するエロチシズム。浮気する夫との忍従の辛さを噛みしめて寂しく生きる嫁を、原節子が好演。夫の上原謙、舅の山村聡も見事な演技をみせ、監督した成瀬の代表作となった。長年、アップ撮影のため強いライトを浴びた結果、撮影後、白内障と診断され、1年あまり休養することになる。
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 9月11日、武庫川で10km走ったあとシネ・ヌーヴォへ。
 せっかく京都から遠征するので、京都で見られない映画をと思い、シネ・ヌーヴォの原節子特集を見に行った。今回の特集では、11本の映画を日替わりで4本ずつ上映される。
 正直、あんまり期待していなかった。1本見たあと昼ごはんを食べ、よさそうだったらもう1本見ようかなあというくらい。私が生まれる前後の映画だし、過去の亡霊のような女優男優が次々出てきてもねえ・・・。

 しかし、映画に見入ってしまった。
 古いのに新鮮? 全然見飽きない。そのあとの野球の予定がなかったら、4本全部見るくらいの勢いだった。

 一番最後に見た「山の音」は中でも秀逸。
 加山雄三のおとっつぁんが山村聡の息子役で出ていたが、この映画が封切られたとき、二人はともに44歳。上原謙のほうが3か月年上。原節子はこの二人の10歳下で34歳。映画の設定では、父62歳、息子30歳くらい、息子の嫁20歳過ぎということらしい。実年齢とはかけ離れているが、それを何とも思わせない演技がすごい。
 「まいりましたー!」

 原節子さんはたぶん地球人ではない。宇宙人が地球に忘れていったものにちがいない。ほかの出演者から完全に浮いてしまっている。しかしそれが見ていて苦にならず、かえって引き込まれてしまう。不思議な女優さんだ。
 うちの父が1921年生まれなので、父の1歳上ですね。いったいどこの星で生まれたんやろうね。

 また上映されることがあったら、絶対に見に行こう。

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【今日のきく】

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 寮1(二条)の管理代行から帰ってきたのが12時前。
 「きくちゃん、今日一日全然おもんなかったんやてー」とヨメさんに言われると、「ちょっとだけおちゃんぽ行くか」と誘ってしまう。甘やかしすぎですかね。わたしゃ、明日また早起きして寮2(出町)に行かんなんのですけど。

 「口が黒くてかわいいから、行ったる行ったる」ということで町内をうろうろ。
 「明日は帰ってこれへんから、お散歩行けへんわー。ごめんなー。」
 あさってはいっぱい遊ぼうぜ。

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