パオパオだより

2014年12月20日(土)

二度と繰り返すまい [平和]

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◎毎日新聞12月19日夕刊

 大阪市天王寺動物園100年の歩み・(中)

   ヒョウは爪立てて死んだ
          戦局悪化 26頭殺処分

 大阪市天王寺動物園は1937(昭和12)年、100年の歴史の中で最多となる323種2984点の動物を飼育し、全国から年間約140万人もの来園者が集まり、園内はにぎわっていた。だが、太平洋戦争が4年後に始まり、子どもらの笑顔も見られなくなる。戦火の広がりとともに、動物園も悲劇に見舞われた。


 「お国のために」。南太平洋の拠点を米軍に次々に占領され、本土上陸が懸念され始めた43年9月、天王寺動物園でライオンなど猛獣の殺処分が始まった。爆撃で壊れたおりから逃げた猛獣が市民に危害を加える恐れがあったからだ。飼育員は動物たちの冥福を祈りながら、毒入りの肉を食べさせた。

 天王寺動物園によると、管理する大阪市が猛獣の殺処分の方針を決め、最終判断は就任間もない故・寺内信三園長に一任された。悩み続けた寺内さんは数日間で5キロやせたという。陸軍大尉でもあった寺内さんは、戦況確認のために軍司令部に何度も通うことで殺処分まで時間稼ぎをしたと伝えられているが、最後は殺処分に踏み切った。翌44年3月までにホッキョクグマやトラ、ブチハイエナなど計10種26頭が殺された。

 「大阪市天王寺動物園70年史」にその経緯が記されている。元園長の宮下実さん(64)は70年史作製のため殺処分に関わった寺内さんや当時の飼育員らを取材した。宮下さんによると、ライオンは毒入りの牛肉を食べた約5分後、ゆっくりと歩きながら前脚から崩れるように倒れた。肉は何度もかまれると毒入りだと気付かれるため、一口サイズにしてのみ込ませるように食べさせたという。

 ヒョウだけは肉を吐き出してしまうので、毒殺できず、絞殺することになった。当時の飼育員は宮下さんに、「心を鬼にしてロープを首に掛けた。おりの外でロープを引っ張る同僚に合図を出すと、私はおりから飛び出た。むごすぎて見られなかった」と明かした。おりに戻ると、ヒョウは全ての爪を立てて息絶えていたという。

 寺内さんは85年6月、大阪府松原市の自宅で宮下さんの取材を受けた際、殺処分について切り出されると、急に口を閉じた。同席していた妻が「主人にとってつらいことをこれ以上聞かないで」と言うほど落ち込んだ様子だったという。

 終戦間際には、ゾウやキリンなど多くの動物が栄養失調で次々に死んだ。

 動物園の一室に、殺処分された猛獣などの剥製が保存され、2006年以降、毎年夏にある企画展「戦時中の動物園展」で展示されている。企画担当の獣医師、芦田貴雄さん(38)は「飼育員の悲しみを無駄にせず、負の事実も後世に伝えないといけない」と話す。国内で少なくとも100頭以上の猛獣が殺処分されたとされる。70年史は猛獣たちについて「二度と戦争の悲劇を繰り返すまいと訴える影の証人だ」と結んでいる。【岡村崇】
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◎テレビ朝日「報道ステーション」(2014/12/19)

   国が「武器輸出」企業を支援
          低利融資などで軍需産業化か

 安倍政権が解禁した武器輸出、総選挙の勝利を経てその動きが加速している。国が武器を輸出する防衛企業に資金投入の可能が出てきた。安全保障の専門家が集まりその仕組の検討に入っている。佐藤丙午教授は目的外使用が行われた時のリスクは非常に大きなものなどと話している。江渡聡徳防衛大臣は武器輸出の経済効果による期待を示しパトリック・クローニン氏は日本の武器輸出はアメリカの負担軽減につながると期待している。

 国が武器輸出を支援することについて古賀茂明は公共事業と同じことが起きる可能性がある。戦争ができる国ではなく戦争がないと生きていけない国になってしまう。今、ぎりぎりの岐路にあたっていると話した。
 「防衛大臣が頭から経済の為と言っているのに驚いた。日本は戦争がないと生きていけない国になる。今のアメリカがそうであるように」
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 なにかことが起こったとき、ヨメさんや廉は自力でなんとかするだろう。一番心配なのは、人と話すことができないきくちゃんだ。
 一時避難所には犬は連れて行けない。
 そんな日が来ないように、「戦争反対、原発再稼動反対」それだけは言い続けよう。

 しかし、私が心配しなくとも、案外きくはじょうずに生きていくのかもしれない。いっちゃん危ないのは、なにもかも中途半端なこの私かも・・・。

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2014年10月10日(金)

「ランナーズ9の会」がニュースに [平和]

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◎関西テレビ・スーパーニュースアンカー

 まもなく発表されるノーベル平和賞。
 今回は、私たち日本国民も候補となっています

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 2005年に結成された、その名も「ランナーズ9の会」。

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 走りながら憲法九条の大切さを訴える主婦は
 「もうすっごいうれしいですねー。もう何としても取ってほしいですねー。」

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 「もちろん、世界中の平和が守られるまで走り続けますー。」
 「なるほど。がんばってくださーい。」
 「ありがとうございまーす。」

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◎毎日新聞ニュースメール19時02分

   ノーベル平和賞は17歳マララさんと印のカイラシュ氏

【ロンドン小倉孝保】ノルウェー・ノーベル賞委員会のヤーグラン委員長は10日、パキスタンのイスラム武装勢力タリバンに襲撃され重傷を負いながら女性や子供に教育機会を与える必要性を訴え続ける少女、マララ・ユスフザイさん(17)=英国在住=と、インドの児童人権活動家、カイラシュ・サティヤルティ氏(60)に2014年ノーベル平和賞を授与すると発表した。

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 残念!
 でも受賞したら、徹夜で「平和・憲法九条」ののぼりを背負って走らなあかんと思っていたので、ちょっと「ほっ!」
 来年は喜んで徹夜で走れるよう、またがんばっていきましょう。

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2014年08月07日(木)

戦争を知らない子供たち [平和]

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◎京都新聞7月27日朝刊・暖流

   戦争を知らない子孫(こまご)たち
          ACT―K主宰・精神科医 高木俊介

 「戦争を知らない子供たち」という歌がある。「戦争が終わって僕等は生まれた/戦争を知らずに僕等は育った」と始まる戦後フォークの代表的な曲だ。

 発表は1971年、世界的に反戦運動が盛り上がり、日本は万国博が成功して高度成長の絶頂にあり、若者たちは「戦争を知らない」ことに胸を張っていた。

 同じ71年、ベトナム戦争激化のきっかけであるトンキン湾事件が、アメリカの捏造(ねつぞう)であったことが発覚した。かつての日本の満州事変と同じやり方である。後年、イラク戦争でもアメリカが大量破壊兵器の存在を喧伝したことに似ている。昔も今も、戦争のはじまりには嘘(うそ)がつきものだ。

 この歌の翌年、未だ毀誉(きよ)褒貶(ほうへん)の激しい政治家、田中角栄によって日中国交回復が行われた。これによってその後の日本は発展できたのだが、今、両国はお互い子どもっぽい陣地取りに興じている。当時の「棚上げ」という大人の交渉は、「平和ぼけ」した今の政治家たちには望めないのだろう。

 今、終戦後に生まれた「戦争を知らない子どもたち」の、その子どもである「戦争を知らない孫たち」がすでに成人し、ひ孫すらいても不思議はない時代になった。戦禍の時代であった二〇世紀の後半を、戦争を知らずに三世代が平和に暮らせた国は珍しいだろう。

 しかし、「売家と唐様で書く三代目」と諺(ことわざ)にあるように、物事を三代続けるのは何事につけ難しい。今や、「戦争を知りすぎた」祖父たちを尊敬する孫もいる。私たち「戦争を知らない子孫(こまご)たち」が、再び胸を張れる日はくるだろうか。

 この歌には作詞の北山修による続編がある。「私たちは被害者の子どもで/加害者の子どもなんだね/私たちも殺されたけど/私たちも殺したのですね」。作曲は「花嫁」で有名な京都の故・坂庭省悟。バブル経済に突入していく当時の日本で、この歌─戦争を知らない子供たち'83─はあまり知られなかった。

 リフレインの最後は、こう終わる。「私の歴史は/始まったばかりです」

■たかぎ・しゅんすけ氏
 2つの病院で約20年勤務後、2004年、京都市中京区にACT-Kを設立。広島県生まれ、54歳。
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◎京都新聞8月1日朝刊・読者の声

   「次は徴兵制」論は誤解
          大津市・○○ ○○(公務員・36)

 政府が閣議決定した集団的自衛権の行使容認に対して、さまざまな意見が報道されているが、「集団的自衛権の容認によって、私たちの子どもが徴兵制によって駆り出されるようになる」という意見には非常に疑問を感じる。

 現代の有事においては、高度なオペレーションシステムに基づいた専門的で複雑な作戦が展開される。これには「技術上においても知識上においても、日ごろからたゆまない軍事訓練を受け続けた者しか作戦を担えない」という大前提がある。海上戦力だけを例にしても、軍事衛星やイージス艦を中心とした高度情報機能が作戦運営の中心になるため、作戦を訊速かつ円滑に展開できるように、末端の構成員に至るまで高度な情報処理訓練がなされている。

 第2次世界大戦時のように、徴兵された一般人が即席の訓練によって戦力として機能しえた時代は、もはや過去の遺物である。

 こうした軍事的実務の諸事情があるために、「集団的自衛権を認めたら日本に徴兵制が敷かれる」ことは、万に一つもあり得ない。軍事知識に疎い日本人ならではの誤解である。
 

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 現在日本の70歳以下は、みな「戦争を知らない子供たち」と言っていい。いや、私も含めて「戦争を知らないじいさんばあさんたち」も増えてきた。ただし、この50代60代の戦争を知らない世代にはまだ多少とも危機感が残っている。
 恐ろしいのは、今の20代30代。「戦争を知らない孫たち」の世代。日本がどんどん「戦争ができる国」に舵取りをしようとしているのに、無関心のように見える人が多い。私は、これがずっと理解できなかった。

 8月1日の京都新聞に投書されていた滋賀の男性公務員さんの意見を聞いて、「うーん、こう思っている若者が多いんかなあ」と思った。

 「戦争がおこったとしても、それは高度な専門的知識を持ち訓練された専門家だけが携わるものであり、一般人が参加することはない。」

 これは私から見れば、テレビゲーム世代の妄想にしか思えない。コンピューター対コンピューターの戦いで済むのなら、だれも死なずにさぞよかろう。

 いまだに殺傷能力の低い地雷が数多く使われている理由をご存じだろうか。以前何かの番組ではこう解説されていた。

 「地雷の標的は子ども。遊びの延長で地雷に触れ、手や足が吹き飛んでしまう。そしてその不自由な体でそのあと一生暮らしていく。それを見せつけて、その国の戦う気力を喪失させる。」

 戦争って、こういうことなんです。 
 「高度な」なんたらかんたらが・・・という世界じゃないんです。どろどろの世界なんです。

 「日本に徴兵制が敷かれることは、万に一つもあり得ない」なんて言いきる根拠はないと思います。

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2014年05月16日(金)

5.15平和行進 [平和]

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◎京都新聞5月16日夕刊

   復帰42年の行進
          沖縄・辺野古でスタート

 本土復帰から42年を迎えた沖縄の米軍基地周辺を歩き、平和の大切さを発信する「平和行進」が16日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先、名護市辺野古からスタートした。約1100人が「新基地建設を止めるぞ」と気勢を上げた=写真。

 エメラルドグリーンに輝く辺野古の海の近くで出発前に集会を開催。抗議活動を続ける安次富浩さん(67)は「政府は集団的自衛権行使を進めようとしている。沖縄の将来をつぶす基地建設は許せない」と訴えた。

 平和行進の本土代表を務める広島市の佐藤奈保子さん(67)は「6年前に来た際と辺野古の海は変わっていない。このままであり続けるために私たちは歩く」と力説した。平和行進は、18日には普天間周辺を取り囲むように歩いた後、宜野湾市で集会を開く予定だ。
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 のぼりを見ると、胸が躍る。
 この平和行進は毎年行われているようだ。できれば参加したいのだが、ゆっくり歩くのは苦手。どうせなら走っていきたい。

 東・西・南コース・・・、北コースがないじゃないですか!
 来年、勝手に辺戸岬から名護までの「北コース」を作って、一人でのぼり背負って走ろうか知らん。

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【RUN】

 今日も暑くなった。
 久しぶりの5km、25分57秒。
 ダウン1km+店往復1.3kmで、合計7.3km。

 あさっての「奥びわ湖」は5kmにエントリーしていたのだが、バイトさんがお休みのため私一人で出張販売に行くことになった。一人なので、レースには出られない。
 一人でもがんばって、しっかり販売してきましょう。

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2014年04月21日(月)

京都にも沖縄にも米軍基地をつくらないで! [平和]

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米軍レーダー配備への反対を訴える参加者(京丹後市丹後町袖志)

◎京都新聞4月20日朝刊

   米軍レーダー「いらない」
          京丹後 予定地前400人デモ

 米軍Xバンドレーダーの航空自衛隊経ケ岬分屯基地(京都府京丹後市丹後町)への配備に反対する住民集会が20日、分屯基地近くで行われた。

 米軍Xバンドレーダー基地反対・近畿連絡会が主催。地元住民や京阪神からの約400人が参加した。

 集会では、大湾宗則・代表世話人が「基地建設を絶対にやめさせよう」と訴えた。全国各地の米軍基地への反対運動を紹介。レーダー配備と基地建設に反対するアピールを採択した。

 宇川農業会館での集会終了後、参加者は横断幕や旗を持って近隣の集落など約4・7キロをデモ行進。米軍レーダー配備の予定地前で「京丹後に米軍基地はいらない」と訴えた。

 防衛省によると、工事が始まる5月から米軍人らが市内に入り、12月末にはレーダーの本格運用を予定している。
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 「えー、今年の12月から運用開始てかー!」

 悪事のすばやさにはあきれるばかり。米軍基地誘致賛成の知事が再選されたから、「どんどんいってまえ」てことですか。それなら、新基地反対の市長が再選された名護に基地を持ってくるのは絶対にやめてもらいたい。

 京丹後の基地反対集会、仕事じゃなかったら絶対に参加したかったなあ。400人は少なすぎる。沖縄の基地反対集会は何万人の規模やからね。
 次に都合がつけば、絶対に丹後まで行くぜー!

 今日、町内のWさんの通夜・告別式のお知らせがあった。Wさんは「静市・九条の会」の世話人さん。4月初めの京都府知事選前に、私の携帯電話の留守録に「尾崎候補を・・・」と入っていた。お返事はしていないのだが、今思うとほんとうに最後までがんばって活動されたのだと思う。あれからまだ2週間ですから。
 知事選は残念な結果に終わったが、米軍基地建設は何とか阻止したい。それが、Wさんの「最後の声」にこたえることですね。

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【今日のきく】

 店にお客さんがあると外に出されてしまうきく。

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 それでも文句も言わんとかしこいんですよ。

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 「京都キャロット」の斜め向かいのカラオケ屋さんでバイトしている廉。ちょうどいい時間になったので、「廉ちゃんに会えるわ、はよ行こ」ときくを連れてカラオケ屋さん前へ。
 ところが、廉はその前にすでに店に入っていた。
 「しゃーないな、そうゆうことやったら草でも食っとくか」ときく。

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 それにしても、食って食って・・・。
 これって、どういう理由なんでしょうね。

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【RUN】

 さあ、次の日曜は「香住ジオパークフルマラソン」。
 目標は「いちびらない」。自己ワースト記録を出すつもりで走る。ゆっくり走るのって、意外とむずかしいんですよねー。

 店往復1.3kmを2回。
 そのあと久しぶりの5kmコース。26分22秒。
 あかん、速すぎる。
 キロ6分ペースで長く楽に走り続けられる練習をしなければ。
 ダウンジョグ1kmをプラスで、今日は8.6km。

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2014年04月19日(土)

憲法遵守は変人扱い? [平和]

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戦争放棄や生存権の堅持を訴える「平和憲法号」。今年から運行が中止される=高知市桟橋通4の土佐電鉄本社前で2012年4月28日、最上和喜撮影

◎毎日新聞4月16日朝刊

   土佐電気鉄道:消える路面電車「平和憲法号」 抗議受けて

 ◇市民団体の負担で車体に「守ろう9条・25条を!!」など

 土佐電気鉄道(高知市)は、5月3日の憲法記念日に合わせて毎年走らせてきた路面電車「平和憲法号」「憲法9条号」の運行を今年から中止することを決めた。市民団体の負担で車体に「守ろう9条・25条を!!」などのメッセージが描かれ、護憲を訴えてきたが、乗客から抗議を受けて中止を決めたという。市民団体側は文言の見直しを検討するとともに運行を求めている。【最上和喜、吉田卓矢】

 平和憲法号は市民団体「平和憲法ネットワーク高知」などが2006年から、憲法9条号は高知憲法会議などが昨年から企画。9条に加えて国民の生存権を規定した25条の堅持も盛り込み、それぞれ約70万〜80万円の費用を全て街頭募金やカンパなどで賄った。同社が運行する約70両の車両に交じり、高知市など3市町で5月3日前後から約4カ月間運行してきた。

 土佐電鉄によると、昨年5月に乗客らから「『憲法を守ろう』という広告は意見広告ではないか」との抗議が電話やメールで数件ずつ寄せられた。この電車を批判するブログが見つかったこともあり、対応を協議。今年3月、平和憲法ネットなどに「意見広告は内規で禁じている。『平和憲法号』なども世論が変われば意見広告ととられることもあり、政治的な問題になってしまったので運行は中止する」と通告した。

 土佐電鉄の入交聡経営企画室次長は「公共交通機関である以上、内容が意見広告であると誤解を招くような広告は好ましくなく、運行は中止せざるを得ない」と説明する。

 運行に携わってきた市民団体「県平和運動センター」の山崎秀一議長(57)は「世の中の右傾化の動きに民間企業が屈したとも言え、この流れは危険だと感じる。何とか電車を運行できるよう、文言を変えるなど手立てを考えたい」と話している。
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 以前、私が所属させてもらっている「ランナーズ9の会」の掲示板でも紹介されていた高知の「憲法9条号」電車。「高知はすごいなあ」とうらやましく思っていた。小選挙区制になっても、共産党の山原健二郎さんが当選したような土地柄ですから。

 土佐電気鉄道は、右翼か暴力団か分からんような相手からの威嚇におびえたんでしょうね。情けないと思うけど、営利企業では仕方ないか。

 日本国憲法第九十九条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。

 公務員には憲法遵守義務があるのだが、全国民にもその義務を負わせるように改正したらいいのに。「憲法をまもろう」という人が変人扱いされる世の中っておかしくありません?

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