2014年10月16日(木)
比叡おろし [私の好きな人]
45年前に「会ってみたいなあ」と思った人に、昨日会えた。「比叡おろし」の小林啓子さん。
45年前、彼女は21歳。私は13歳なので中2くらい。いなかの中学生だった私は、やっと自分ひとりで使える部屋ができ、ラジオの深夜放送を聴き始めたころだ。山奥なので、昼間はラジオもよく聞こえなかったが、深夜はすごくきれいに入った。そのころよく流れていたのが「比叡おろし」。すごく低音の大人の女の人の声で、「いったいどんな人が歌ってはんにゃろう」とよく想像していた。もちろん、そんなこともすっかり忘れかれていたのだけれど。
京都新聞に「大往生一座旗揚げ公演」の紹介の記事があった。その中に「『比叡おろし』などのヒット曲がある小林啓子、・・・」
「えー、『比叡おろし』の人、まだ歌ってはるんやー! これは絶対に行かんならん。」(2002年、約30年ぶりに音楽活動を再開とのこと。)
誘ったヨメさんは私の6歳下なので、「比叡おろし」はまったく知らない。そりゃ、小2ではねえ。それでも、普段からの高石ともやさんとのつながりもあって、いっしょについてきてくれた。
「ビックりやなあ。40代かと思った」と、ヨメさんの評。自分より年下に見えたってこと?
私は1曲歌い終わられ、ジャランジャランという弾き語りで「私は21のときにこの歌に出会いました。音楽活動を休んでいる間もこの歌だけは何度も歌っていました。」
鳥肌が立ち、背中がゾクゾク。
あー、これが「45年の重み」ってことでしょうか。
「比叡おろし」
風は山から降りてくる
レタスのかごをかかえて
唇はくびれていちご
遠い夜の街を越えて来たそうな
うちは比叡おろしですねん
あんさんの胸を雪にしてしまいますえ
風は琵琶湖に落ちてくる
北山杉を下に見て
夕焼けはよそ行きマント
光る銀の靴をはいていたそうな
うちは比叡おろしですねん
あんさんの胸を雪にしてしまいますえ
風は今夜も吹いている
死んでは駄目よと言いながら
さよならは小さなみぞれ
そっと京都の闇に捨ててきたそうな
うちは比叡おろしですねん
あんさんの胸を雪にしてしまいますえ
※「比叡おろし」のレコード発売は1970年らしく、それなら私は中3です。
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【今日のきく】
「あーあ、たいくつ。」
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【RUN】
今日はいつもの5km、29分38秒。
明日から沖縄行き。沖縄と言っても宮古島。
真樹と「宮古島マラソン」のハーフを走ってきます。
たぶん、明日は民宿泊なのでこのブログの更新はできそうにない。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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