パオパオだより

2011年07月10日(日)

ああ、第30回宵々山コンサート [私の好きな人]

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 「な、なんで帰ってきたん?」ときくが聞く。
 「前売りチケット、忘れてしもうてなあ・・・。タクシーに乗って取りに帰ってきたんや。」
 「そら、オバサン、怒っとるでー。」
 「そやな、どうしましょ。」

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 会場に戻ったのは4時55分。
 ヨメさんは会場入り口付近で、1時間ほど待っていてくれた。いつものようにボロカスに言われるかと思ったが、意外や意外、そんなに怒ってはいなかった(タクシー往復代が前売りチケット代より高かったんですけど・・・)。

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 1時間遅れで私らが入場した時は、道上洋三さんのおしゃべりの時間だった。

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 永六輔さん、心配していたわりには元気だった。
 パーキンソン病を患った78歳とは、とてもじゃないけど見えません。

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 浪曲の国本武春さん。

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 屋根がないので直射日光が心配だったが、時折太陽が雲に隠れ、心配するほどでもなかった。

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 私のミスで入場が遅れてしまったため、座席はなし。通路にじか座りさせてもらった。

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 なぎら健壱さんの言葉。
 「今、私たちはチャリティコンサート疲れしています。チャリティと言われると断りにくいんですよね。今日は、永さんの義援・・・、にやって来ました。」

 これは、この日私が一番心に残った言葉。

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 太陽が雲から顔を出すと、さすがに暑い。

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 永六輔さんからの紹介。 

 「私は詩を書いていたのですが、この人の詩に出合ってもう書くのをやめようと思いました。その人、笠木透さんです。」

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 「私に人生といえるものがあるなら」

  私に人生といえるものがあるなら
  あなたと過ごした あの夏の日々

1 きらめく草の葉に心がはずみ
  野に咲く花に心が通う

  私に人生といえるものがあるなら
  あなたと過ごした あの夏の日々


2 愛していたのに あなたは消えた
  信じていたのに なぜかわからない

  私に人生といえるものがあるなら
  あなたと過ごした あの夏の日々


3 許されるのなら やりなおしてみたい
  できることなら あの日に帰りたい

  私に人生といえるものがあるなら
  あなたと過ごした あの夏の日々






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 すいません。お名前は聞いたことがあったのですが、笠木透さんを見たのは初めて。
 最初、「アカペラで歌い出されたおじいさんはいったい誰?」と思っていた。でも、その持っておられるフンイキは深く重く・・・、「失礼しました!」

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 「憲法百四条」

 人間はたとえ
  自分にとってよいことでも
  家族にとってよいことでも 
  会社にとってよいことでも
  国家にとってよいことでも
 地球にとってよくないことは
  してはいけない

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 「私の子どもたちへ」

1 生きている鳥たちが 生きて飛び回る空を
  あなたに残しておいてやれるだろうか 父さんは

  目を閉じてご覧なさい 山が見えるでしょう
  近づいてご覧なさい 辛夷(こぶし)の花があるでしょう


2 生きている魚たちが 生きて泳ぎ回る川を
  あなたに残しておいてやれるだろうか 父さんは

  目を閉じてご覧なさい 野原が見えるでしょう
  近づいてご覧なさい 竜胆(りんどう)の花があるでしょう


3 生きている君たちが 生きて走り回る土を
  あなたに残しておいてやれるだろうか 父さんは

  目を閉じてご覧なさい 山が見えるでしょう
  近づいてご覧なさい 辛夷の花があるでしょう


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 永六輔さんの「たたき売り」。

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 高石ともやさんと永六輔さんの、「漫才」。

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 スペシャルゲスト、北山修さん登場。
 会場がどよめいた。

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 「今来たばっかりで・・・」を連発されていた。 

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 「あの素晴らしい愛をもう一度」

北山  修 作詞
加藤和彦 作曲

命かけてと 誓った日から
すてきな想い出 残してきたのに
あの時 同じ花を見て
美しいと言った二人の
心と心が 今はもう通わない
あの素晴らしい愛をもう一度
あの素晴らしい愛をもう一度

赤トンボの唄を 歌った空は
なんにも変わって いないけれど
あの時 ずっと夕焼けを
追いかけていった二人の
心と心が 今はもう通わない
あの素晴らしい愛をもう一度
あの素晴らしい愛をもう一度

広い荒野に ぽつんといるよで
涙が知らずに あふれてくるのさ
あの時 風が流れても
変わらないと言った二人の
心と心が 今はもう通わない
あの素晴らしい愛をもう一度
あの素晴らしい愛をもう一度

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 「加藤和彦が一番嫌がっていたたいそうな終わり方で、この歌を終わらせましょう。そうしたら、加藤和彦が戻ってきてくれるかもしれないし・・・。」

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 ナターシャセブンの元メンバー・城田じゅんじさんの登場。
 ここでも会場がどよめいた。

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 「十字架に帰ろう」

悲しみ積んだ舟は、どこまで行くのか
波にもまれこの世に浮かぶ、おいらは舟だよ
帰ろう十字架に、イエスさまのもと
舟が港に休むように、十字架に帰ろう

帰る家も親もない、生まれた町もない
ふるさとは空に消えたおいらの旅だよ
帰ろう十字架に、イエスさまのもと
舟が港に休むように、十字架に帰ろう

少女が笑っているね、つぼみがきれいだね
長い旅も行き止まり、もうすぐ休めるね
帰ろう十字架に、イエスさまのもと
舟が港に休むように、十字架に帰ろう

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 「どこにいればいいんだろう」
                 
1 花がしおれて行く日には  どこにいればいいんだろう
  川の水が枯れる日は  どこにいればいいんだろう
  山に炎がのぼる日は  どこにいればいいんだろう
  冬の浜辺に人はない  どこにいればいいんだろう

※ 君の笑顔が消える日は  どこにいればいいんだろう
   明日の夜明けに僕たちは  どこにいるのだろう

2 原子の炎が燃える日は  どこにいればいいんだろう 
  イカつり舟の火が消える日は  どこにいればいいんだろう
  機械が国中あふれたら  どこにいればいいんだろう
  人の仕事は色あせる  どこにいればいいんだろう

※ くりかえし

3 悩みが国中あふれたら  どこにいればいいんだろう
  疲れはてた人たちは  どこにいればいいんだろう
  涙がほほを伝う日は  どこにいればいいんだろう
  街の明かりが消えたとき どこにいればいいんだろう

※ くりかえし

  君に笑顔が戻るとき 僕に何ができるだろう
  明日の夜明けに僕たちは 何をするのだろう


※「どこにいればいいんだろう」は、1974年、敦賀原発が出来た時に高石ともやさんが作ったそうだ。カーターファミリーの「When Shall I be」という歌を元に歌詞を付けた歌らしい。私のブログのリンク集、ゼファー750さんの「田舎に暮らしたい!」の6月20日の記事でも紹介されている。

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Posted by パオパオ   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

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コメント

 ゼファー750さん、笠木透さんにはほんとにしびれてしまいました。コンサート会場から出て、すぐにCDを買いました。

 「私に人生といえるものがあるならー70歳のラブソングー」 笠木透作品集?
   なんという骨太で繊細だろう
   なんという粗雑で可憐だろう

 まだもったいなくて聞いていません。今週末、「やぶはら高原マラソン」への出張販売で長時間運転になるので、そのときに聞こうと思っています。
 こんなにしびれたのは、私にまったく予備知識がなかったからではないでしょうか。その感動は、前からよく知っておられた方の何倍もあったように思います。

 ほんとうに「宵々山コンサート」をこれで終わりにはしてほしくないですね。

パオパオ 2011年07月13日 21時13分 [削除]

「私の子どもたちへ」も今、改めて読み直すと
反原発ソングだなあ。

1972年くらいにフクシマを予想しておられた
のだろうか?笠木さんは・・・。
「科学」に対するスタンスがそのくらいってこと
なのでしょうね。
ステキだな。

ゼファー750 2011年07月13日 09時00分 [削除]

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